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韓国:鉄道公社の意識調査発表に鉄道労組が「本質糊塗」
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鉄道公社の意識調査発表に鉄道労組が「本質糊塗」

公社「外注委託肯定」、KTX乗務支部「正規職と仲違い」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年01月25日13時58分

鉄道公社、「KTX乗務員直接雇用不可、内部職員肯定的」

韓国鉄道公社は1月22日、内部職員の意識調査の結果を発表して「職員は調査 で公社の経営合理化の努力を非常に肯定的に評価していることが明らかになっ た」と発表したことで問題になっている。

これとともに鉄道公社はKTX乗務業務の外注委託についても「職員は経営合理 化に有益な政策だという回答が半分を越えた」とし「こうした応答は、公社が 表明してきたKTX乗務員直接雇用不可の原則に対する内部職員の肯定的評価だ という点で、特に労組員が80%が越える公社職員を対象とする意識調査の結果 であるという点で注目される」と明らかにした。

チャムセサン資料写真

鉄道労組、「現事態の責任を労組と当事者に転嫁、本質を糊塗」

これに対して鉄道労組は「まるで現在、KTX乗務支部の闘争や要求が現場職員 の意見と違っているかのように主張するのは、現事態の責任を労組や当事者に 転嫁することであり、問題の本質を糊塗するもの」と強く批判した。

特に鉄道労組は1月5日、李相洙(イ・サンス)労働部長官が「公社は、KTX女性 乗務員を直接雇用すべき」と話したのと正反対の意見で、「李哲公社社長をは じめ、公社経営陣の態度が『KTX問題は公社の次元を超え、政府の政策により 決定される問題』という以前の立場に反するもので、非常に遺憾で無責任だ」 と指摘した。

チャムセサン資料写真

鉄道労組は、鉄道公社が行った調査の信頼性にも問題を提起した。鉄道労組は 「長期ストライキを続けているKTX乗務員を支援する鉄道労組組合員のCMS参加 数は、7000人を越えている」とし「安全業務との関連性は、共に働く列車の乗 務員が最もよく知っている。共に働く列車乗務員を対象に、正規職と非正規職 に分離して業務の関連性を調べた結果、強制的な業務分離によって乗務業務そ のものの効率が下がるという結論もある」と反論した。

これについて鉄道労組は「意識調査を根拠にKTX乗務員への直接雇用の拒否の 名分にするのなら、公社が計画している定員削減とそれによる公社の分社化、 業務の外注化拡大などについても労使共同で全職員の意識調査を実施しよう」 と提案した。

実際、鉄道公社が提示した意識調査報告書によれば、KTX乗務業務のうちサー ビス業務の系列会社への外注委託について尋ねた質問で「経営合理化に助けに なる」という回答が53.7%、「列車の安全を無視」という回答の42.7%と比べて 若干高く現れたが、直接列車の運行に責任を持つ運輸職では「列車の安全を無 視する不適切な政策」という回答のほうが多かった。単に回答の数だけで外注 委託を肯定するには無理がありそうだ。

鉄道労組は「今回の鉄道公社の発表が社会的非難を巧妙に避ける論理を作ろう とするものでしかない」とし「鉄道公社が社会的非難の世論を避けるには、く だらない根拠で職員に責任を転嫁するのではなく、謙虚に社会的世論に耳を傾 けるしかない」と明らかにした。

KTX乗務支部、「真実が知りたければ公開討論に出てこい」

一方、鉄道労組KTX乗務支部は李哲鉄道公社社長に公開提案書を送り「真実を 解明するために公開の場での公開討論に応じること」を要請した。李哲鉄道公 社社長は最近マスコミのインタビューで「KTX女性乗務員の直接雇用はない」 という態度を固守している。

チャムセサン資料写真

KTX乗務支部は鉄道公社の意識調査の発表について「正規職と仲違いを最後の 手段に使おうというのか」として「放送局のアンケート調査で全国民の2/3が KTX女性乗務員を直接雇用すべきだという意見なのに、これは無視して実体も 明らかでない意識調査の結果で正規職と仲違いさせるつもりなのか」と強く 非難した。

続いてKTX乗務支部は「李哲社長がそんなにくやしく、世論の支持を得られず につらいのであれば、公開で堂々と討論会を開催することを要求する」と明ら かにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-01-29 05:26:02 / Last modified on 2007-01-29 05:26:04 Copyright: Default

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