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段炳浩議員「内部的な葛藤の解決に物理的な衝突はだめだ」

民主労総代議員大会霧散に対する立場を明らかに... 「難しいが葛藤は克服できる」

キム・ギョンファン記者

民主労働党の段炳浩議員は16日、最近の民主労総代議員大会での「物理敵衝突」について 「内部的な葛藤の解決に物理的衝突はだめだ」と立場を明らかにした。

段議員はこの日の夕方、記者との懇談会でこのように話し、 「今の状況は残念だから、うまく克服できるだろう」と話した。

段議員は「代議員大会が2回流れた時、民主労総が時間をおいて解決すればいいと意見を言った」とし、 社会的交渉問題に対する運動的な認識の差が過熱して衝突になったと分析した。

彼は「(賛否双方が)互いに退路を断った状態」とし、 「簡単に解決できないが、解決はできるだろう」と話した。

段議員は起亜車波紋など、最近相次いでいる労働界での芳しくない事態に憂慮を表明しながらも 「この時期に偶然に出てきたものではない」と疑惑を強く提起した。

段議員は、民主労総委員長だった2003年の末に 「大統領府から労働組合不正に対する調査指針が降りてきた。 その時にすぐ爆発しないかといった」と述べ、 今年、政府が重要な労働政策を推進するにあたり労働組合の抵抗が少なくないため、 意図的に事件を放ったのではないかと推定した。

政府が推進する非正規職法案に対しても反対の立場を明確にした。 政府法案が通過すれば、使用者の必要によって自由自在に雇用できるため、 正規職を使う理由がなくなるということだ。 そのため、「韓国社会の雇用関係が根本的に引っくり返る」と指摘した。 つまり労働組合の無力化に連結せざるを得ないと彼は付け加えた。

以下は段議員との主要問答内容だ。

*-代議員大会霧散に対してどのように見るか?*

全労協の時は、今よりもっと激しかった。 机を運んで行って、胸ぐらをつかんで...それでもみんな克服した。 今の状況は残念だが、きちんと克服できると思う。

内部的葛藤を解決するために物理的な衝突は好ましくない。 個人的に、以前は合目的性がある暴力は暴力ではないと考えていた。 しかし内部問題について物理的な衝突はだめだ。 党でも「暴力」という言葉を使うが、用語の使用でも「物理的衝突」などと書く等、考慮が必要ではないかと思う。

代議員大会が二回流れた時、民主労総は時間をおいて解決すれば良いという意見を出した。 本人は違うと言うが、信念があり、剛性を標ぼうし、感情的になっているようなので、時間をおいて解決しようといった。 社会的交渉の問題に対する運動的な認識が違う。 これが過熱したのだろう。 難しい。 互いに退路を断った状態だ。 簡単に解決はできないが、解決できるだろう。

*-民主労総から、相次いで芳しくないことが行われて、党の支持率も落ちているようだが?*

民主労働党の院内進出に多くの期待があった。 現場でもそうだし、国民もそうだし、特に、現場から多くの期待があった。 院内に10人を送っても、問題を解決するには限界があり、過度な期待から来る失望感があった。 党と議員も、初めての議会政治活動から来る限界があった。 最近労働界で起亜車問題などが大きく作用した側面もある。 党と大衆組織を別に見るわけではないがそれによる失望感が大きく作用する。 具体的な数値は知らないが、2〜3%程度は落ちたようだ。

*-労働界の波紋は、時期的に見ると妙に非正規職法案などの処理を控えて出てきているが、偶然だと思うか?*

このようにして、この時期に偶然に出てきたのではないと思う。 2003年末、大統領府から労働組合不正に対する調査指針が降りてきた。 その当時に、すぐ爆発しないかといった。 今年、政府にとって労働政策の重要な年だ。 ところが労働組合の抵抗が強い。 非正規職問題もそうで、ロードマップ処理、労使政委員会復元が政府としては非常に重要な政策だ。 どれをとっても抵抗は甘くない。 政府の都合がいい時に、労働組合が正当な立場を持ちにくい問題を爆発させたのではないかと思う。

*-非正規職法案の処理はどうなるか?*

政府法案に対して、民主労総が新しい法案に対する議論を提案するようだが、提案を受けなければ政府の法案を廃棄させるしかない。 民主労総の立場は、現在の法案を修正して解決できる問題ではないと判断している。 白紙状態から検討しようということだ。 私も法案を出したが、政府案とは完全に違う。 政府案の修正では問題意識を解消する余地がない。 政府が非正規職問題に対する新しい処理方式が必要だ。

*-議会政治活動をはじめて10か月ほどになったが、直接国会に入ってみて、外側から見たのとどう違っているか?*

外にいた時は、毎日議員たちは遊んでいると言っていたが、来て見ると熱心に働いていたよ(笑)。 熱心に働くという基準は、議員会館の事務室に遅くまで火が灯っているということだ。 議員がいるのか補佐官がいるのか知らないが。 外から見たより甘くない。 各種の議事日程を入れると、国会の塀の中に閉じ込められてしまっているようだ。

*-4月法案処理の展望はどう見るか?*

政府は強行するようだ。 民主労総の提案を政府がどのように受け入れるかわからないが、政府の態度から見て、少なくはないだろう。 キムデファン長官もイモクィ議員の発言を見ると、現状としては全く余地がないように見える。 ヨルリンウリ党、政府、ハンナラ党、財界の利害関係に差ないので、そのまま行きそうだ。

*-法案処理を強行すれば前のようにまた防ぐのか?*

天気だ(笑)。 われわれの立場としては、そのままでの通過は受け入れられない。 政府は派遣業種をポジティブに転換することを検討できるという立場で、 当初の意図と比べて相当部分調整されているのは事実だが、大きな意味があるだろうか。 名分を蓄積するために段階的に実施して行く可能性があるのではないか。(法案通過のための)戦術的次元の接近のようだ。

*-ハンナラ党が法司委を占拠した時、暴力はだめだと言った。ところが民主労働党が議長席を占拠するなどの物理力を使って防ぐことに問題はないか?*

現状だけみると、二律背反的と思われるかも知れない。 しかし、非正規職法案のような場合、労働者に途方もない影響を及ぼす問題だ。 政府は非正規職を保護すると言うが、労働者たちは深刻に受け止めている。 生存に対する直接的で深刻な問題について、手をこまねいて見ていることはできないのではないか。 議会の規則は忠実に守られるべきだが..

*-政府案の意図をどう見るか?*

政府が非正規職法案を作った趣旨を見ると、盧武鉉大統領も暇さえあれば言っていたことががある。 正規職労働者が譲歩しなければならない、労働運動の硬直性を捨てるべきだ、大企業労働者利己主義、といったことだ。 (政府法案が通過すれば)雇用は使用者の必要によって自由自在にできるので、正規職を使う理由がなくなる。 韓国社会の雇用関係が根本的にひっくり返る。 そうなると労働組合も無力化せざるをえない。 政府の注文の裏には、こういうことが含まれている。

*-民主労働党議員が国会に入城したが、院外でやった調子でやるなという話をした。ところが見てみると、むしろ他党の議員が籠城をたくさんしているようだが。*

他党の議員が考えていたよりおとなしくやっているという。 そんな話を聞くとそうかもしれないと思うが、一方ではいったい私たちをどのように見ているのかとも思う。

*-長期的には非正規職撤廃が課題かもしれないが、実際に急なことは、広範囲な差別問題を解消することではないか? どのようにして非正規職に対する差別を解消できると思うか?*

差別問題は、政府が強い意志を持って行けば、難しいかもしれないが解決できる。 しかし、企業だけに任せていると答はない。 韓国の30大企業の産業支配率は70%を超えている。 例えば三星の場合、三星電子の純利益は10兆ウォンを残したが、下請け労働者たちは月480〜520時間働いてやっと170〜180万ウォンだ。 中小企業は実際に支給能力がない。 韓国社会の三十大財閥の産業支配率を見ると、現場で作られる価値と富は、下に分配されていないのだ。

こういう部分に対して政府が強い意志を持って中小企業の支払能力を上げられるように施行すれば、相当部分、差別問題を解消できる。 もっと研究して実際の富が集中する過程を分析して、代案を提示したい。 例えば、下請け単価を10%値上げして、下請け労働者賃金を上げる方案も考えることができる。 しかし、現在の差別解消委員会では是正できない。 段階的にでも施行しなければ、企業の二極化を防止できない。

2005年03月17日(C)民衆の声

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


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