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「社会的交渉」、前進の選択と悩み

「現時点では社会的交渉に反対、暴力にも反対」

社会的交渉に対して民主労総内には大きく3つ流れがある。 交渉が必要、絶対に反対、必要だが現在条件では反対の三種類だ。

15日の民主労総臨時代議員大会が霧散した最も大きな理由は「絶対反対」側の「物理的力」は「交渉が必要だ」という側よりより強いためだ。 しかし「必要だが現在条件では反対」の意見を持っている「前進」は、今回の代議員大会で特別な「行動」をしなかった。

大会を防止する行動をしたり、代議員大会を死守する行動もしなかった。 前進の関係者は「社会的交渉案件を今回処理することに反対するが、壇上占拠などの暴力にも反対する」とだけ語った。 これに対して反対側は「言葉だけで社会的交渉に反対する前進は信じられない」とし、 前進側と明らかな線を引いている。 ある関係者によれば、全労闘は今回の臨時代大に先立ち、前進側に「共同行動」を打診したが拒否されたと伝えられた。

しかし、賛成側は「前進は社会的交渉そのものに反対しないのなら、 現時点で代議員大会で決定せず、 大会が開かれることに反対するのは現民主労総執行部を揺るがす行為でしかない」と前進を批判している。

これに対して前進のイムソンギュ議長は「前進への批判は意に介さない」とし、 「われわれは具体的な闘争計画と具体的な要求案を持って交渉する方案を提出してきた」と話した。 イム議長はまた「全労闘などは、大衆的に影響を及ぼす勢力でない」とし、 「反対する勢力を説得することは難しかったと見る」と話した。

しかし双方から批判されている前進が今後どんな態度を取るのかが注目される。 前進は、民主労総の前執行部グループが多数含まれ、主な連盟役員を受け持っているという点で、彼らの行動は今後の民主労総の動向にも影響を及ぼすと予想される。

イム議長は民主労総がまず非正規法案だけで労使政交渉を進める計画に対して 「組織内で議論する問題だが、現在の時点では可能な案だと思う」としながら 「前進は現場で闘争を組織していく」と話した。

ソンウンジョン記者ssong@labortoday.co.kr

2005-03-17午前8:51:02入力(C)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-03-18 23:16:04 / Last modified on 2005-09-05 05:15:57 Copyright: Default

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