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民主労総臨時代大招集、社会的交渉案三回目の上程

非正規改悪案、 4月処理を防ぐ動力は何か?

ユンテゴン記者peyo@jinbo.net

3月15日午後2時、第33回臨時代大を招集

民主労総第33回臨時代議員大会の招集が告示された。 2日、民主労総はこれまでに公にしていた内容と共に、 3月15日午後2時に臨時代議員大会を招集すると明らかにした。 民主労総は3月15日の代議員大会で、 △委員長信任に関する件 △社会的交渉(案)承認の件 △雇用保険と国家予算確保及び南北交流協力基金使用の件 △その他 の四案件を扱うことを告示し、代議員大会場所は追って告示することにした。 一方、民主労総は、3日の午後に中執会議を開き、 「不法派遣正規職化闘争及び4月国会対応全面ストライキ(案)」を議論する予定だ。

先月23、24日、非正規改悪案国会強行処理の緊張感が強まっていた当時、 民主労総は「非正規法案国会強行処理時社会的交渉廃棄、即刻ストライキ突入」の方針を出していたが、 法案処理が4月に留保された後、また社会的交渉を処理する強い意志を表わたことになる。

しかし去年の末、最初の非正規改悪案留保の時も、 民主労総は2月の臨時国会を控えて立法争奪闘争に強く立ち上がると公言したが、 その後の社会的交渉をめぐる論議で立法争奪闘争どころか立法案の共有もうまく進んでいない。 また、2月臨時国会の間はずっと政府、与党が口を揃えて法案強行に乗り出していたが、 「経済回生に影響をおよぼしかねないので法案処理を延期する」 というハンナラ党の金徳竜(キムドクリョン)院内代表の言葉だけを信じて手をこまねいていたが、 状況が反転し、あわてて闘争を組織しはじめたと評価される。

特に多くの組合員は23、24日に国会前で開かれた集会で叫ばれた 「ハンナラ党は約束を守れ」というシュプレヒコールに失笑を禁じられなかった。

キムデファン、「派遣全面拡大が正しい方向」

このような状況で、社会的交渉案が臨時代議員大会案件として三度目の上程になるだけに、 消耗的な論議と混乱が再燃せざるを得ないと指摘される。 非正規改悪案の2月処理は留保されたものの、 ヨルリンウリ党とハンナラ党が4月処理に合意し、民主労働党もやはり4月の審議には反対しないと約束しただけに、 国会状況だけを見れば非正規改悪案の4月通過が確実視される。 そしてヨルリンウリ党が派遣業種ポジティブリストに再転換するなどの一部後退した案を出したが、 民主労総臨時代議員大会が告示された2日、キムデファン労働部長官はポジティブリスト制度を維持すると意見を集約したのは 早期のネガティブリストへの転換が前提になるという立場を明らかにした。

キムデファン長官は 「派遣の全面拡大が正しい方向だが労働界の情操的反発が大きく、国会で政治的考慮が必要だった」とし、 「職種は多様なのに26業種に限定するために不法派遣が発生し、 不法派遣をきちんと管理するためにはネガティブにしなければならない」と強い意志をあらわした。

これまでの2度の留保の過程で国会内で行われた遅延戦術は、 4月の臨時国会で通用する可能性はきわめて低い状況で、 4月の臨時国会を控えて民主労総の力量を強化することが至急だと指摘されているが、 三度目の「社会的交渉」の上程がどんな結果を産むのかに注目されている。

2005年03月03日11:16:43

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-03-04 17:13:15 / Last modified on 2005-09-05 05:15:54 Copyright: Default

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