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民主労総、「社会的交渉廃棄」を主張した教授らを批判

教授58人「御用労組転落憂慮」の呼訴文に 「進歩自任、分別ない言動」と論評

民主労総は、最近、進歩指向の教授58人が民主労総代議員に対して社会的交渉案廃棄を要求する呼訴文を発表したことについて 「民主労総の自主性を侵害し、事実を歪曲する声明」とし 「進歩を自任する一部の教授たちの分別ない言動に深い憂慮を示す」という題目で公式に論評し、該当教授を強い調子で批判した。

民主労総は特に「声明書の主張と代議員大会で壇上占拠を試みた人々の主張が、このように一致するのは単なる偶然だけではないと思う」という表現まで使い、 声明書を発表した教授に強い不満を示した。

カンスドル、金世均(キムセギュン)、オセチョル(呉世徹)、チョンヨンテ教授など58人の教授は呼訴文で 「民主労総を新しい御用労組に転落させかねない社会的交渉案が代議員大会に再度上程されたことに憂慮を表明する」とし 「労使政委参加と労使政合意に執着するほど、民主労総は権力と資本の前に限りなく惨めな存在に転落する」と民主労総執行部を強い調子で非難した。

教授はまた「今、労使政委に復帰して社会的交渉を始めることで、労働柔軟化攻勢を阻止できるという民主労総指導部の主張は事実、荒唐無稽だ」とし、 「社会的交渉参加を渇望するのは民主労組陣営の闘争能力を決定的に弱化させ、闘うすべての同志に冷水を浴びせる行為にほかならない」と批判した。 さらに「民主労総が社会的合意体制の構築にすがれば、権力と資本に対する自主性を生命とする民主労組運動の旗を下ろすことと同じだ」と主張した。

これに対して民主労総は 「社会的交渉戦術は、対政府戦略とわれわれの主体的力量を考慮した戦術方針だが、教授たちは社会的交渉をすると御用労組に転落するという実にとんでもない主張をして代議員大会跛行を導いた一部の団体の主張に力を与えている」とし、 「当面の課題である非正規改悪案阻止戦線を深刻に撹乱している」と批判した。

民主労総は合せて「呼訴文をそのまま看過するには度が過ぎていると判断する」と、論評の理由を明らかにして 「今後、意見があればできるだけ教授労組を通して組織的な立場を陳述するよう要請する。民主労組運動の発展に、誰よりも大きな悩みの中で実践している人々に対して、むやみに御用だの、改良主義だのと言って自己の観念で裁断し、傷つける行為は自重することを望む」と忠告した。

ソンウンジョン記者 ssong@labortoday.co.kr 2005-02-24 午後5:08:23入力 (C)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-02-24 21:41:23 / Last modified on 2005-09-05 05:15:53 Copyright: Default

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