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LNJ Logo 韓国:社会的交渉を巡る民主労総臨時大会
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News Item 20050201sb1
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[4信22:00]定員割れでまた臨時大会が流会

イスボン教宣室長、「2月中にまた臨時大会を開く」

取材チーム

「必ず決定する!」:「社会的交渉案を廃棄しろ!」

社会的交渉案処理、結局また流会

結局、社会的交渉の可否はまた猶予された。 紆余曲折の末、9時33分、会議が再開した。 イスホ委員長は「中執構成員の意見を聞いたが、結局合意に失敗し、留保意見が出た」とし、「中執で合意が得られず、常執が集まって最終的な議論をした」と話した。 続いて、「大会がこのように進められざるを得ないという状況に対して残念に思う。責任は私にある」とし、「何らかの形で責任を取る」と明らかにした。

続いて、残りの部分についても会議を円滑に進めるべきではないかという委員長の発言と共に、一部の代議員の要求通りに成員の確認が実施された。 確認の結果、在席人員は376人と集計され、結局、議事定足数399人に至らずに臨時代議員大会は自動的に流会になった。

流会宣言に続いてイスホ委員長は「可能な限り早く中央委を招集し、対策を議論して2月の全面ストライキと闘争についても扱う」とし、「この中央委で私が責任を負うべき部分についても議論されるだろう」と述べた。

イスボン教宣室長、「方法を講じて臨時大会を2月中にまた開催する」

一方、イスホ委員長の発言の直後にイスボン教宣室長は記者に「この大会が暴力的に霧散したのは、代議員の意向と考えることはできない」とし、「一部の集団の暴力的な方法で霧散したのであり、今後、代議員の意向がきちんと反映される方法を必ず講じて臨時大隊会をまた開催」すると強調した。 また、イスボン室長は「中央委は一週間の内にすぐに招集される予定で、この時に臨時大会の日程が決定されるだろうが、臨時代大は2月中に招集されるだろう」という立場を伝えた。

しかし、来週は正月連休で、2月の第三週末、第四週の臨時国会で非正規法案が扱われるものと展望される状況で、果して2月中にまた社会的交渉案をめぐって臨時代大会を開けるのかという指摘もある。

一方、今日の深刻な混乱にもかかわらず、幸い大きな負傷を負った組合員はいないという。 しかし、からだの傷より、誰もが受けた心の傷をどのように克服できるのかが、さらに大きな問題に残された。

[3信21:00]社会的交渉の賛否表決を強行したものの成員確認と表決集計できず

深刻な混乱状態を繰り返し、イスホ委員長は辞任辞さずと発言

チェハウン記者

イスホ委員長、「会議が霧散すれば辞任せざるを得ない」

午後九時現在、臨時代大会の状況はますます激化している。 社会的交渉案に反対する組合員が壇上を占拠し続けている状況だが、ある程度落ち着き、イスホ委員長は「賛否双方それぞれ五人ずつ討論を行った後に表決を行う」という件を表決しようと語り、それによって表決を行ったが在籍人員399人中、僅か71人しか賛成せず、提案は否決された。

表決進行の前に「賛否十人ずつ時間制限無く討論を行う」「双方とも1時間に制限して討論する」などの修正案があったが、この修正案は表決にも付されなかった。 「賛否五人ずつ討論後に表決」案が否決されたという理由でイスホ委員長は「社会的交渉案に対する討論の終結と即刻投票を実施」案を表決処理することを宣言し、壇上では「表決処理中断」のシュプレヒコールが起こるなど、また深刻な混乱状態に陥った。

これに対してイスホ委員長は身上発言をすると言って登壇し、「社会的交渉の公約を掲げて当選し、この一年説得してきた」と語り、「執行部の会議で交渉案が否決されれば、その結果にしたがうが、会議が霧散したり延期される事態がまた発生すれば、誰もが私の責任だと話した」と述べた。 続いてイスホ委員長は「このような状況が続けば、私は委員長職と議長職を引き受ける意志がなくなる」と述べ、協力を要請した。

イスホ委員長の身上発言に対して壇上を占拠した組合員と交渉案に反対する代議員は「交渉のために辞任まで宣言するのか」とし、「それなら辞任しろ」と激しい反応を見せた。

討論終結に対する表決強行、消火器・シンナー・消防ホース登場

「(討論に対する)多様な修正案が出たにもかかわらず、(討論終結と表決実施に対する)表決に進むのかという反発」にもかかわらず表決を強行し、また壇上は深刻な衝突に陥った。 壇上を占拠している組合員が議事棒を奪おうとする試みとともに激しい体当たりが行われた。

結局、表決は実施され、集計の結果275人が「社会的交渉に対する討論終結と表決実施」案に賛成し、原案が通過した。 社会的交渉の表決を実施するという結果が出ると、着席していた代議員は拍手と歓呼を叫び、反対側の組合員からひんしゅくを買った。

この時、ある組合員がシンナーと思われる物質を壇上に散布し、「シンナーだ」という叫びが上がり壇上は混乱に陥った。 その直後、どこからか消火器がまかれた。 横断幕が引き裂かれ、あちこちで乱闘が広がり、消防ホースで水がまかれるなど、混乱状態が広がった。

この渦中でオドンジン事務次長は「議長が困難に陥っているのに代議員はなにをしているのか」とし、代議員に壇上に上がるように語り、賛成側の代議員と反対の組合員が対立する中で表決が強行された。

紆余曲折の末、表決は完了したが「案件ごとに成員を確認しなければならないのに、成員確認が行われていない」と成員の確認を要求する声が出てきた。 結局、現在は演壇がひっくり返るなど、深刻な混乱によって表決結果は集計できずにいる状況だ。 8時55分頃、議長は会議の中断を宣言して「事態を収拾する努力に最善を尽くす」とし、「代議員は絶対席をはずさないてくれ」と要請して現在中執懇談会が進められている。

[2信19:00]代議員大会は開始したものの難航が続く

民主労総臨時代議員大会、「社会的交渉」めぐり深刻な葛藤

臨時代大開始、難航が続く

*会議の中断後にカンスンギュ首席副委員長が共に会議進行をした。*

*傍聴席にいる組合員たちが「社会的交渉廃棄」のスローガンを叫んでいる。*

午後7時現在、会議が開始し、議事進行発言が続いているが、民主労総臨時代議員大会は一寸前を見通すのも難しい状況だ。 また、壇上占拠も続いている状態だ。 壇上占拠を直接的に触発したイスホ委員長の「討論終結、表決実施」の宣言に対して中執会議を経た指導部は「充分な討論」を保障することを宣言したが、現在壇上を占拠している代議員と参観人は「社会的交渉案廃棄」を要求している。

この渦中で、社会的交渉案に賛成する組合員と反対する組合員の間に散発的な体当たりが行われた。 また退場を要求されて会議場を出た空中波放送のENGカメラが会議場の中に進入し、ひんしゅくを買った。

*退場させられた放送社記者が頑として会議場に進入しようとしている。*

[1信17:45]民労総代議員大会、壇上で連坐籠城中

イスホ委員長、職権で討論終結を宣言、反対派の代議員が壇上で連坐デモに突入

*「社会的交渉案廃棄」を要求して壇上を占拠している組合員*

民主労総臨時代議員大会は、極度の緊張感に包まれている。 現在、永登浦区民会館で進められている代議員大会は、社会的交渉に反対する100人あまりの代議員と組合員が壇上で連坐デモに突入し、イスホ民主労総委員長は会議の中断を宣言した。

*社会的交渉に反対する組合員が事前集会を行っている。*

この日(2/1)1時30分頃、代議員大会が予定された永登浦区民会館前では、社会的交渉に反対する代議員と組合員が事前集会を行い、「今日は社会的交渉に関する案件を廃棄させよう」と決意大会を開いた。

代議員が続々と到着し、2時50分頃にイスホ委員長の大会の辞で第34次臨時代議員大会が始まった。 イスホ委員長は、大会辞ので「社会的交渉に関する案件をこの時間によく考えて討論し、決定する代議員大会になることを期待する」と話した。 また、イスホ委員長は「案件の可否が一日も早く決定される必要があり、既に十分に事前告知されており、意見を集約する時間的な余裕があった」と説明を付け加えた。

続いて成員の報告と785人の代議員のうち451人の参席で、過半数の396人を超え、開会が公式に宣言された。 3時20分頃、民主労総のキムテヒョン政策企画室長による社会的交渉に関する案件説明で大会は本格的に始まった。

*初めて派遣代議員になったチョガヨン現代自非正規職労組事務局長職務代行。チョガヨン職務代行は激しい声で反対の意志を明らかにした。*

*最初の討論者に出て「社会的交渉」反対発言をしている公共連盟のイヒョンギョン代議員。熱情的発言で大きな呼応を得た。*

*社会的交渉案に対する賛成討論をした事務金融連盟の損害保険代議員。所属事業場の例を上げて説明している。*

この後、案件に対する質問と応答が続き、賛否それぞれ6人ずつの代議員の討論が進められた。 追加議論と討論が必要だと提起する代議員の意見にもかかわらず、イスホ委員長は議長職権で終結を宣言し、その後、参観席のあちこちから「非正規悪法、社会的交渉案件廃止しろ」などの抗議のシュプレヒコールが続いた。

5時30分頃、参観席にいた組合員が壇上側から出て、約100人あまりの代議員と組合員が壇上を占拠し、連坐デモに突入した。 5時42分頃、イスホ委員長は「今日は必ず代議員大会を死守し、いかなる決定であれ、一つの決定をしよう」と発言した。 5時44分頃、イスホ委員長は会議の中断を宣言した。

*参観人席で行われた体当たり*

*社会的交渉案に対して激怒した非正規職組合員が壇上に上がっている。*

壇上占拠の後、参観人席と代議員席では、大声と罵声が行き来し、代議員間の体当たりもあった。 民主労総のカンスンギュ首席副委員長は「緊急中執会議」を招集した。

イスホ委員長は「どんな事があっても、社会的交渉に関して今日の代議員大会で決定する」という強い意志を表明しており、現在代議員大会で、いつどんな事態が発生するのか、緊張感が高まっている状況だ。

2005年02月01日18:08:30

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-02-01 22:40:46 / Last modified on 2005-09-05 05:15:50 Copyright: Default

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