本文の先頭へ
韓国:民主労総「暴力事態」への民労・ウリ党の反応
Home 検索

「反復される‘暴力’国民に大きな失望抱かせる」

民主労総「暴力事態」への民労・ウリ党の反応… イムチェジョン「労働運動は正常な軌道に上がれ」

社会的交渉案上程をめぐる衝突で15日、民主労総代議員大会が再び霧散した中で、 民主労働党が壇上を占拠するなどの暴力行為を批判した。 社会的協約を強調してきたヨルリンウリ党も憂慮感を表し、 労働運動が「正常軌道」に上がらなければならないと強調した。

*▲15日民主労総臨時代議員大会の一場面.(C)毎日労働ニュースパクヨソン*

民主労働党最高委員会は16日午前に緊急会議を開き、見解を整理・発表した。 最高位はこの日の声明で「民主労総の反復される暴力事態と大会霧散が国民に 大きな失望を抱かせ、民主労組の精神を傷つけたことにはなはだ残念」とし、 「どんな組織でもさまざまな意見が存在するが、見解の差を調整する過程は、 民主的な討論による決定の過程でならなければならない」と強調した。

最高位はまた「民主労総代議員大会を無断占拠し、妨害した暴力行為は、 その主張の正当性と別に国民の指弾を受けざるをえず、容認できない」と強調し、 会場を占拠して会議を無にした全労闘などの行為を声高に非難した。

続いて最高位は「今回の事態を口実にして、当事者である労働界の意思に反する 非正規職量産法と労使関係ロードマップを強行処理しようとしている政府の態度も 強く糾弾する」とし、 「党は今回のでき事を民主労総内部問題として片付けることなく、 (民主労総と)共に解決方案を模索する」と明らかにした。

ヨルリンウリ党の林采正(イムチェジョン)議長もこの日の午前拡大幹部会議で 「暴力事態で再び民主労総代議員大会が霧散したことは残念」とし、 「健全な労働運動の発展のためには健全な対話が保障される会議が前提とされなければならない」と話した。 林議長は「労働運動が暴力に広がるのは不幸なことであり、望ましくない」とし、 「健全な労働運動と生産的労使関係、正しい社会協約のために労働運動を正常軌道に載せなければならない」と主張した。

これに先だち、ヨルリンウリ党のイモクィ第5政調委員長も15日に国会で会見を開き、 「民主労総は極左妄動主義者と訣別し、穏健合理的な労働運動を通して新しい道を行かなければならない」とし、 「民主労総がごく一握りの極左派により奈落に落ちる姿は残念で、民主労総指導部に憐憫を感じる」と話した。

チョサンギ記者westar@labortoday.co.kr

2005-03-16午後3:00:24入力(C)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-03-17 09:50:21 / Last modified on 2005-09-05 05:15:57 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について