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韓国:インタビュー「サムソン権力解体」
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「サムソン権力解体」

[インタビュー]シム・サンジョン民主労働党議員

ユ・ヨンジュ記者 www.yyjoo.net / 2007年11月02日5時31分

シム・サンジョン議員はキム・ヨンチョル弁護士によるサムソン秘密資金暴露 を「勇気ある決断が経済権力を民主的に改編することに意味のある役割を果た せるように、最善を尽くす」と約束した。

サムソンに批判の声を出し続けてきたシム・サンジョン議員と今日(11月1日)、 議員室で会った。財政経済部の国政監査質問を終えた後だった。

シム・サンジョン議員はキム・ヨンチョル弁護士が2004年に取り引きした借名 口座について「2004年にはファン・ヨンギ氏がウリ銀行長をしていた時だった。 ご存じの通り、サムソン証券社長の出身だ。今年3月からはサムソン火災海上保 険専務理事出身のパク・ヘチュン氏がウリ銀行長をしている」とし、サムソン とウリ銀行の癒着を問題視した。キム・ヨンチョル弁護士はサムソンが自分で も知らない借名口座4つをウリ銀行などに開設し、少なくとも50億ほどの秘密資 金を管理していたと話した。

シム・サンジョン議員は、韓国金融の最大の問題として、外国による資本所有 と金融機関のモラルハザードをあげた。金融機関の所有支配構造の改善と実質 的な金融監督方案によりモラルハザードを克服することが核心という主張だ。

金産分離が重要であるにもかかわらず、金産分離緩和基調を持つ李明博候補の 支持が高い理由についての質問にシム・サンジョン議員は「庶民が経済と政治 の普遍的主体から疎外されているため」と話した。「庶民が経済主体の立場と して見れば、金産分離問題がいかに重要か実感できるだろう」という。

何よりも、キム・ヨンチョル弁護士によるサムソン秘密資金暴露を契機として 「二極化の罠にはまった民衆の上に君臨する経済権力を解体することが、大韓 民国の民主主義を発展させるにあたり非常に重要な時代的な課題」と話し、 「マスコミは社会の公器としての任務を全うしなければならない」と強調した。

民言連の論評によれば、10月30日と31日の二日間、ハンギョレを除く8つの新聞 はわずか1-2本の記事しか報道しなかった。マスコミへのサムソンの影響力のた めなのか、言論が自ら調節しているのかは正確に確認できない。シム・サンジョ ン議員はこうしたことを憂慮する。

▲シム・サンジョン民主労働党議員/イ・ジョンウォン記者

10月31日、シム・サンジョン議員は共同選対委員長の名で「サムソン共和国を解体しよう」という声明を発表し、キム・ヨンチョル弁護士の発言に拍手を送った。キム・ヨンチョル弁護士の発言をどう考えるか

キム・ヨンチョル弁護士が良心告白をするにあたり、拘束を覚悟していると言っ た。サムソン権力の懐柔と脅迫にもかかわらず、サムソンの暗い陰を取り払わ なければならないという決断をしたことに対して、厳かな気持ちで感謝する。 キム・ヨンチョル弁護士はすでに一人ではない。真実の側には国民がいて民主 労働党は腐敗財閥権力に対して全ての力を尽くす。今回の事件は餅代検事を焦 点にすることで終わってはならない。巨大なサムソン権力の実体をきちんと国 民の前に明らかにし、サムソン権力を解体するような国民抗争を始める出発に ならなければと考える。

今、キム・ヨンチョル弁護士と司祭団が立ち上がって良心告白の形でこれを発 表したことが象徴しているように、国民が始めることで真実が明らかになり、 国民の力によってのみ聖域を押し倒せる。サムソンは巨大だ。良心告白の形を 取ったのは、それだけサムソンの力が脅迫的だというものではないだろうか。

不法金融取り引き裏に金融機関の公募価格あると言うがどんな部分か。ウリ銀行とサムソンとの関係はどうか

まずキム・ヨンチョル弁護士の同意が前提にならない借名取り引きなので、偽 名だ。当然不法金融取り引きだ。本人が本人自身でも確認できない秘密口座が あるということは、今日(11月1日)の財政経済部国政監査でも確認された。ウリ 銀行と預金者がどんな共謀の下で行ったかを立証する。ウリ銀行は政府が73%を 所有する公的管理銀行だ。公的管理銀行がサムソンの不法秘密資金造成の管理 パートナーになったことに注目せざるをえない。

特にキム・ヨンチョル弁護士が公開した口座は、2004年からの取り引きの通帳 だが、2004年にはファン・ヨンギ氏がウリ銀行長に就任した時だった。ごぞん じのようにサムソン証券社長の出身だ。今年3月からはサムソン火災海上保険専 務理事出身のパク・ヘチュン氏がウリ銀行長に就任している。この期間にサム ソン秘密資金造成が行われたのだから、ウリ銀行とサムソンの関係は疑わざる をえない。ウリ銀行が公的管理銀行だという点で、財政経済部とウリ銀行、サ ムソンと参与政府の関係も問題にならざるをえないのが実情だと見る。

主に人的関係で説明したが、構造的な側面で考えるべき問題はないか

サムソンと癒着している銀行では、結局人的構成で形成されるほかはない。キ ム・ヨンチョル弁護士が公開したウリ銀行口座のサムソン秘密資金取り引きは、 すべてサムソン出身のファン・ヨンギ前頭取とパク・ヘチュン現頭取の在任期間 に発生したことだ。

今日(11月1日)は確認できなかったが、2千万ウォン以上の取り引き内訳では、 金融情報分析院に報告されれば調査し、疑わしければ検察に捜査を依頼するこ とができる。だがこれをどう処理したか。利点は司祭団が暴露するのではなく、 金融情報分析院が検察に告発すべきだ。今日のことで確認できないという発言 を聞いたが、明日の朝、財政経済部文書の閲覧を要求するつもりだ。

金融監視委員会や金融情報分析院は、ウリ銀行の不法行為の調査がいいかげんだと指摘される。金融資本に対する民主的統制方案として何が検討できるか

韓国の金融で最大の問題は、外国の資本所有または外国系銀行にある。そして 金融機関への監督機能がモラルハザード状態にある。したがって、金融機関の 所有支配構造をどう改善するか、そして金融監督をどうするべきかが核心だ。

所有支配の問題について、外国のほとんどの金融機関は所有が分散している。 主人を尋ね歩く論理は通じない。今後は所有分散構造を確保することと、2つか ら3つ程度のリーディングバンクを作り、外資支配下の金融秩序を国内経済構造 の中で作動できるようにし、長期的には公共所有にしていくようにしなければ ならない。

支配構造問題の核心は金産分離問題だ。金産分離廃止を主張する人の論理は、 財閥の支配構造が透明になったから銀行を所有してもモラルハザードは発生し ないということだ。だが今回の秘密資金事件で財閥の所有の実態がありのまま に表われた。財閥が銀行を所有すれば銀行を私金庫化し、経済に途方もない危 機を招く可能性があることが立証された。

そして金監委が金融監督をするべきだが、金監委は金融の海外支配力を高めて 金融機関のモラルハザードをほう助したり主導してきたという面がある。その ような点で監督機関の再編が必須だ。金融監視委員会や韓国銀行の金融監督機 能を強化し、以遠構造にする必要がある。

金融監視委員会の人的再編の問題か、役割の問題か

両方だ。金融監督院の事務局がほとんどコントロールしてきたが、ごぞんじの 通り、財政経済部パイプラインだ。金監委事務局を解体しなければならない。 外換銀行ローンスター問題もそこで形成された。財政経済部の官僚出身者がみ んなそこに行っている。

シム・サンジョン議員が提出した「金融実名取り引きおよび秘密保障に関する法律改正案」と「相続および贈与税法改正法律案」を国会に発議したが今まで処理されていない

あらゆる分野でサムソンが巨大な城を築いているのでサムソン共和国という。 その意味で政界では財閥の支配力を一定に制御して、国民のための国民企業と して再出発し、各種の違法、不法、脱税、経営権継承を正常化する制度改善法 案が提出されなければならない。そうした法案が上がってきても否決されたり 扱われないだろう。今回の機会を財閥の所有支配構造改善の契機にして、韓国 社会を苦境に追い込んだ秘密資金を根絶する制度的改善方案を用意しなければ ならない。

金融実名制は、本人の直接取り引きを趣旨としているが、借名取引法に転落し た。借名を使えば法的制裁を受けないので、借名取り引きを法で禁止しなけれ ばならない。また、借名取り引きでは明らかな処罰ができる条項を作らなけれ ばならなず、贈与税を課税しなければならない。法的に不可能にして、借名を 使ったとしても税率が高い付加税を適用すれば制度で防げると思う。これを 2002年10月に出し、小委員会で議論されたが、妥当性があるのでなくそうとは いえず、議員がサボタージュしてきた。否決させれば社会的に冷たい視線を受 けるから。

Xファイルは秘密資金の内容が含まれていたのに総帥と責任者の処罰につながらなかった。エバーランド転換社債の件もそうだった。xファイル問題は、共対委が構成されるなど、市民社会運動も積極的に対応したが、あまり成果を残せなかった。この原因をどう見るか

市民社会よりサムソンの力が大きいことを傍証している。政界関係、法曹界、 マスコミ社会など、全分野でサムソン出身奨学生が活躍している。すでに公然 の秘密だ。権力構造がサムソンから抱き込まれている状況で、唯一の力は市民 社会から出るはずだが、市民社会の力がそれを越えられずにいる。キム・ヨン チョル弁護士の良心告白はこれまで検察が避けてきた証拠の威力があるのだか ら、これを媒介として労働、市民、社会を含むすべての国民がサムソン共和国 を解体する運動に発展させることが重要だ。

似た質問だが、今日の韓国社会でサムソンが占める地位と、サムソン権力と表現される権力間のコネクションをどう見るか

盧武鉉大統領が言った有名な話のように、権力はすでに市場に渡った。これは 財閥に行ったということで、言わば最大財閥であるサムソンの世の中になった ということだ。癒着関係を越え、サムソンが政府を管理する段階に移ったと思 う。政府の官僚がサムソン経済研究所の研修を受け、参与政府最大の改革課題 である財閥改革市場改革ロードマップをサムソンの好みに合わせて料理した。 サムソン報告書や餅代検事などがこれを証明する。

10月17日にサムソン・グループ内部で作成された『サムソン金融系列会社の持 株会社会社転換ロードマップ(2005年金融社長団会議)』という題名の文書全文 を公開した。文書には金産分離政策に対する理論的対応などサムソン金融系列 会社が推進すべき5つの課題と2005〜07年の『段階別行動計画』(Action Plan) までが提示されている。

文書公開後サムソンの反応はなかったか

直接の反応はなかった。ある記者が尋ねたことを伝え聞いたが、サムソン関係 者はシム・サンジョン議員はあまり任期が残っていないのだから何を心配する かといったという。

最近文書で金産分離緩和の動きにサムソンが関連していると確認された。大統 領選挙での大きな争点に登場したのは、意味がある。経済の核心が金融産業で、 金融がきちんとしているかどうかが立つのかが韓国経済の未来を決める尺度だ。 その意味で金産分離は経済において哲学の問題だと思うので、大統領選挙議題 に浮上したのは相当な成果だ

金産分離がそれほど重要であるのに、なぜ国民は金産分離緩和の基調を持つ李明博候補を支持すると思うか

国民にとって、経済主体の話は主に財閥大企業が議論される。労働者零細自営 業者も重要な経済主体なのだが、財閥大企業だけが主体になり、あとは対象と して認識される。数十年間、財閥と既得権勢力を育てた構造に対する接近性が 一般国民には不足しており、経済はまだ国民に難しいものと考えるが...

庶民が暮らす問題が経済であり、それを解決する観点で庶民が経済と政治の普 遍にこなければならない。庶民は経済と政治の普遍の主体から疎外されている。 庶民が経済主体の立場から見れば、金産分離問題がいかに重要か実感できるだ ろう。

▲イ・ジョンウォン記者

民主労働党は今日(11月1日)にサムソン秘密資金事態特別対策本部を構成して、ノ・フェチャン共同選対委員長が本部長に就任した。キム・ヨンチョル弁護士のサムソン秘密資金暴露を契機にサムソン秘密資金問題と金融問題の真実を暴くためには、政界、市民社会、メディアなどのあらゆる努力が必要だろう

民主労働党は今日の発表のように、サムソンによる権力壟断、サムソンによる 市民民主主義蹂躙、秘密資金造成のための粉飾会計などが今回の事態の核心だ と見る。xファイルの時のように、問題への取り組みという水準ではなく、サム ソン権力の実体を全面的に解剖し、この過程で労働市民社会勢力、さらに国民 が賛同できる抵抗運動に拡大するという方向で提案した。

特に、メディアが全面戦争をしなければならない。韓国社会の変化の核心は、 政治の民主化ではなく経済の民主化だ。経済権力の牽制という点で、今回明ら かな物証が提示されているので、二極化の罠にはまった民衆に君臨する経済権 力を解体させることは、大韓民国の民主主義の発展にとって非常に重要な時代 的課題だ。マスコミは、社会の公器としての任務を全うしなければならない。 サムソン関連疑惑を国民に逐一報道し、それにより経済権力を国民が統制する 方案を用意できるようにしなければならない。

サムソンはすでに韓国社会の巨大な支配権力になっているので、国民の力でし か統制できなくなっている。問題への取り組みでも、数人の責任者を処罰する ような問題は別として、サムソンの功過を正しく評価し、恐竜化した権力を国 民が分け合い、それで還元される財閥改革の大きな力に発展させなければなら ない。

特に今回の大統領選挙の最大の争点が二極化の解消で、庶民経済を生かそうと いうことで、これは財閥改革とからむ問題だ。サムソン財閥解体は庶民の暮し に直接に関連する。サムソン秘密資金の暴露を契機としてサムソン問題解決に 総力を傾けたい。キム・ヨンチョル弁護士の勇気ある決断が民主的な経済権力 の改編に意味を持てるように私と民主労働党も最善を尽くす。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-08 03:18:33 / Last modified on 2007-11-08 03:18:34 Copyright: Default

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