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サムスン職業病被害者、李在鎔裁判傍聴行動…サムスン役員と摩擦

裁判所、「李在鎔を厳正に処罰しろ」プラカードを奪う

キム・ハンジュ記者 2017.05.19 11:46

5月19日、ファン・サンギ(故ファン・ユミお父さん)、ハン・ヘギョン氏など、 サムスン職業病被害者がサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の厳正な処罰を要求し、 裁判傍聴行動を行った。

▲崔志成前サムスングループ未来戦略室長がサムスン職業病被害者の間を通って法廷に入った。[出処:キム・ハンジュ記者]

この日の午前9時40分頃、不拘束起訴された崔志成(チェ・ジソン)サムスングループ未来戦略室長、チャン・チュンギ次長、パク・サンジン前サムスン電子社長が次々と裁判所に入った。 彼らは被害者の間を通って直ちに法廷に向かった。 被害者たちはサムスンの役員たちに「李在鎔を厳正に処罰しろ」というプラカードを持って抗議した。 ハン・ヘギョン氏のお母さんのキム・シニョ氏は 「サムスン白血病問題、いつ解決するのか」とし 「ここにいる被害者が見えないのか」と抗議し、 ファン・サンギ氏は「李在鎔を厳重に処罰しろ」と話した。

サムスン電子のパク・サンジン前社長が被害者について「これでも良いのか」と裁判所の関係者に抗議したことで摩擦が起きた。 裁判所の関係者は「李在鎔を厳正に処罰しろ」という被害者たちのプラカードを押収した。

▲サムスン職業病被害者ハン・ヘギョン氏[出処:キム・ハンジュ記者]

先立って、サムスン職業病被害者と朴槿恵(パク・クネ)政権退陣非常国民行動(退陣行動)は午前9時に記者会見を行い、 「サムスンが踏みにじった被害者の前で、李在鎔がどんな弁解をするのか、 しっかり見守って厳正な処罰を要求し、傍聴する」と明らかにした。

朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)財閥拘束特別委員会は 「李在鎔の裁判が大統領選挙局面に入り、関心が弱まった」とし 「サムスンはこれを機会として李在鎔の無罪に総力を傾ける一方、 一部のマスコミも特検に対して『根拠がない』とし、サムスンに従っている」と憂慮した。

退陣行動は「サムスンは変わっていない」とし 「総帥が拘束されて裁判中だが、反省どころか大規模な弁護団を設けて犯罪事実を隠そうと全力を尽くしている。 容疑が相当部分立証された状況にもかかわらず、 『強要による被害者』でしかないとし、頑強に罪を否認している」と批判した。

社会変革労働者党のチョ・フェジュ共同代表も 「文在寅大統領の当選以後、 李在鎔裁判から関心が遠ざかっている」とし 「財閥のうちサムスンの李在鎔だけが拘束されるなど、財閥改革は先が遠い。 司法府と政府は李在鎔副会長の罪を厳重に問わなければ財閥改革を進められない」と伝えた。

権英国弁護士は 「梁承泰(ヤン・スンテ)大法院長以下、『判事ブラックリスト』事態が示すように、 李在鎔裁判を公正に進められるのか心配だ」とし 「サムスンもまた朴槿恵前大統領に強要された被害者であるかのように化けている。 だがサムスンは政経癒着の頂点に立っており、裁判所はこの関係を断ち切る重要な鍵を握っている。 裁判所が世論を誤認して裁判で公正な判決をしなければ、サムスンに向かっていた非難の矢が司法府に戻ってくるだろう」と声を高めた。

ファン・サンギ氏は新政府の役割を強調した。 ファン・サンギ氏は「サムスンは自ら刷新を約束してから6か月経ったが、 相変らず違法、不法を行い、労働者を殺している」とし 「新政府が樹立されたのだから、政府と司法府が直接サムスンの刷新を引き出さなければならない」と話した。

▲故ファン・ユミのお父さんファン・サンギ氏[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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