韓国:サムスン電子サービス、協力社「勤務条件実態調査」に | |
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サムスン電子サービス、協力社「勤務条件実態調査」に「猫に魚を任せるようなもの...サムスンが調査対象だ」
チョン・ジェウン記者 2013.11.27 00:45
「偽装請負」の議論があるサムスン電子サービスが、11月25日から全国の各センター協力社のサービスマンに対し「勤務条件実態調査」を始めたが、批判が小さくない。 サムスン電子サービスは実態調査に先立ち「今回の実態調査は、民主党乙支路 委員会との面談の時に提起された懸案で、サムスン電子サービス(株)協力社の 勤務条件を把握するために実施」とすると明らかにした。 サムスン電子サービスは11月13日、民主党乙支路委員会との面談で協力業者の 労組破壊活動に対する全面実態調査を始め、労働条件改善案を今月末までに用意 することになった。 実態調査は合計10の質問項目で、勤務期間、1日平均総処理件数、1件修理時の 平均所用時間、個人の事情によるスケジュール調節可否、2012年の年間総所得、 毎月の給与明細書確認可否、基本給金額(100万ウォン未満と100万ウォン以上)、 異常データ発生での検証調査の有無、物量移管の有無、業務上の月平均交通費、 その他の建議事項陳述だ。 ![]() [出処:サムスン電子サービスセンターサービスマン提供] ![]() [出処:サムスン電子サービスセンターサービスマン提供] しかしサービスマンたちは、サムスン電子サービス本社の実態調査に対して 「猫に魚を預けるようなもの」とし、実態調査紙を破るなどして強く反発した。 労働者たちは、これまで本社の「指示」の下で協力社が労働条件を悪化させ、 労組を弾圧し、サムスン電子サービスが「偽装請負」をしたと主張した。 サービスマンのアン某氏は「今朝、実態調査紙を受け取ったが破った。多くの 技師が破ったと理解している」とし「サムスン電子サービスがありとあらゆる 不正不良をしておきながら、今になって調査をする。あきれるばかりか気分が 悪い」と話した。 サービスマンのキム某氏は「サムスンが勤労基準法、最低賃金法などすべての 労働法を守っていないことが天下にあらわれた。質問項目は本社がすでにすべて 知っている内容だ」とし「こうした状況でサムスン電子サービスが実態調査を するとはどういうことだ。もしするとしても労働部がすべきではないのか」と 反問した。 それと共に彼は「本社が不合理な問題を起こし、労働者の処遇改善もしなかっ た」とし「協力社を背後調整しているのはサムスン電子サービスだ」と主張した。 10項目の質問項目が、果たして労働条件改善のための適切な質問なのかも疑問 だ。さらに匿名性が保障されない実態調査なので、本気で労働条件を改善しよ うとしているとは見られないという提起が出てくる。 サービスマンのイ某氏は「10項目ではサムスンの劣悪な労働条件はとても説明 できない。月給基本金を100万ウォン未満と以上に分けているが、下請労働者は 最低賃金で働き、偽装請負による利益はサムスンが一人占めするという認識が 基礎にある」とし「匿名性も保障されず、別の労働者弾圧が憂慮される」と批判した。 全国金属労組サムスン電子サービス支会は11月26日に声明を出して「世論で、 内部で、コーナーに追い込まれているサムスンの小細工はもう通じない」とし 「当然、サムスンは調査の行為者ではなく調査の対象だ。エンジニアを死に追 いやり、私たちを苦痛の現実に追いやった当事者だ。暴力団の親玉が子分の 営業所を調査するのがいかにこっけいなことか」と強く批判した。 それと共に支会は「サムスン電子サービスは欺瞞的で匿名性も保障されない 見かけだけの調査を今すぐ中断しろ。こんな形ではどんな免罪符も与えられない」 とし「サムスン電子サービスのパク・サンボム社長の責任ある謝罪と要求案認定、 労組との直接交渉だけが唯一の方法だ」と主張した。 付記 翻訳/文責:安田(ゆ)
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