韓国:「労組破壊」のサムスンを労使共生で表彰した雇用労働部 | |
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「労組破壊」のサムスンを労使共生で表彰した雇用労働部「不法派遣」サムスン電子サービス、イーマートは「労使文化優秀企業」を受賞
チョン・ジェウン記者 2013.10.16 18:18
「労組破壊」で問題になっているサムスングループとイーマートが、労使共生協力有功雇用労働部長官表彰を受賞したことがわかり、雇用労働部を批判する声がさらに強まりそうだ。 サムスンは最近「2012年Sグループ労使戦略」の公開で、無労組経営の実体があ らわれるなどの労組破壊の議論に包まれた。イーマートも今年の初めに「職員 査察文書」、「不法派遣」等、各種の不当労働行為を犯した事実がわかり、 現在検察が捜査している。 特に「偽装請負」で社会的問題になっているサムスン電子サービス(株)も昨年、 労使文化優秀企業を受賞したことが明らかになった。 張(チャン)ハナ民主党議員は雇用労働部の「最近5年間労使共生協力有功褒賞者 リスト」を確認した結果、サムスングループとイーマートが雇用労働部長官表彰 を受けたと10月16日に明らかにした。 2009年、サムスングループ系列会社のサムスンテスコ(現在のホームプラス)が 長官表彰を受賞したのに続き、2012年にはイーマートが長官表彰を受賞した。 政府は毎年、労使共生に功績のある企業と労使代表に勲章、大統領表彰、国務 総理表彰、雇用労働部長官表彰などを褒賞している。 また、雇用労働部が民主党の張ハナ議員室に提出した「最近5年間労使文化優秀 企業選定リスト」を確認した結果、サムスングループの系列会社11社とイー マート10店舗が「労使文化優秀企業」にも含まれていたことが明らかになった。 2009年から2013年まで、サムスン電子サービス(株)を含む、サムスンテスコ、 サムスン電子ロジテック(株)、サムスン石油化学(株)、サムスンBP化学、サム スンテクワン第1事業場、サムスン重工業(株)巨済造船所、サムスントータル (株)、サムスン精密化学(株)、サムスン生命サービス損害査定(株)など、 サムスングループの系列会社が一人占めした。 2009年から2012年までイーマートの全国16店舗も労使文化優秀企業に選ばれた。 労使文化優秀企業表彰は、一度選ばれると3年間、定期勤労監督が免除されて、 銀行融資の時に金利優待、信用評価の時の加算点付与、1年間税務調査延期など 15の恩恵を受ける。雇用労働部がサムスンとイーマートにわざわざ特典を与えた という疑惑も提起されている。 張ハナ議員は「反憲法的で反労働的な行動をしたサムスン、イーマートを労使 文化優秀企業に選定したことは、どの国民にも納得できない」とし「しかも、 サムスン電子サービス(株)も労使文化優秀企業を受賞したことが明らかになり、 雇用労働部の労使文化優秀企業選定が労働者の評価は反映されていない、企業 のイメージ用でないかという批判を避けられないだろう」と批判した。 張ハナ議員はまた「サムスンとイーマートの長官表彰を剥奪し、労使文化優秀 企業選定を取り消せ」とし「サムスン、イーマートなどの労組破壊企業がこれ までに受けた金利優待、税務調査延期などの不当な恩恵を返還し、3年間免除 されている勤労監督を直ちに実施しろ」と主張した。(記事提携=メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
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