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サムスン職業病被害者また死亡...今年四番目再生不良性貧血と13年間闘病したユン某氏...2日午後9時38分頃他界
ユン・ジヨン記者 2012.06.02 23:06
また1人のサムスン職業病被害者が命を失った。 サムスン電子LCD天安事業場で働き、再生不良性貧血になったユン某(31)氏が 6月2日午後9時58分頃に他界した。 5月7日のイ・ユンジョン氏の死亡から1か月も経たず、また一人の被害者が命を 失った。今年に入り、すでに四人目のサムスン職業病死亡者が発生したわけだ。 ユン氏は高校三年の1999年6月7日、サムスン電子LCD天安事業場に入社した。 入社後、ユン氏はスクラップ工程で黒いガラス材質のLCDパネルを切る業務を 担当してきた。 しかし勤務を始めてから5か月後の同年11月末、勤務の途中に倒れ、再生不良性 貧血と診断された。発病当時満18歳で、発病直後の1999年12月に退社した。ユン 氏は入社当時、会社側が実施した健康診断でも血液検査は正常で、家には関連 疾患者も存在しない。 ユン氏が働いていたスクラップ工程は、教室二つ程の大きさの部屋に、前工程 とつながる大きな機械2台と女性作業者3人が3組3交代で働く形態だった。切ら れたパネルのクラックを肉眼で検査し、完全に切れていないパネルを手で切る 仕事だった。また次の工程に持っていけるように横にパネルを積んだり、設備 がダウンすると機械の部品を交換したりもしたという。 『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(パノルリム)』は「ユン氏は直前 の工程で酸っぱくて不快なにおいがするきつい化学物質が塗られたLCDパネルを スクラップ工程でパネルを切る役割をしたという」とし「前工程とスクラップ 工程は仕切られていても出入り口は開いていて、いつも行き来していた。前の 工程とスクラップ工程は機械が繋がっていて、自動で資材が到着したと理解し ている」と説明した。 続いてパノルリムは「特にユン氏は綿手袋をしただけで働き、黒いガラスの パネルを切る過程では細かいガラス粉が飛んでいた」と明らかにした。 一方、発病から13年間輸血に依存して生きてきたユン氏は、5月から状態が悪化 し、ソウル聖母病院応急室に入院した。血小板数値が低く手術が難しい状況で、 骨髄移植もできず、経済的な状態も苦しくなっていたという。ユン氏と母親は どちらも基礎生活受給権者で、月40万ウォンの生計が全てだった。 最近2週間、ユン氏の体調が悪化し、2日午後に亡くなった。ユン氏の遺体安置所 は全北道群山のウォルミョン葬儀場に用意された。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-06-04 10:47:10 / Last modified on 2012-06-04 10:47:21 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |