| 韓国:大学でも曲げないサムスンの『無労組経営』方針 | |
| [MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
大学でも曲げないサムスンの『無労組経営』方針サムスンに反対する内容なら学内集会も禁止
ソン・ジフン記者 2012.05.30 18:50
サムスンの無労組経営の方針は、サムスンが『経営』する大学でも貫徹されている。 成均館大学校・東洋哲学科のリュ・スンワン教授は2011年の2学期に『東洋哲学 入門』の講義を配分されたが、開講直前に学校側から講義を剥奪された。学校 は、初めから講義をリュ教授に任せる計画もなく、リュ教授の講義剥奪に介入 していないと主張したが、大学はリュ教授に講義配分を知らせて講義計画書の 提出を要求するメールを送ったことがわかり、リュ教授の前学期の講義評価が 良くなかったという理由が言われている。
▲講演するリュ・スンワン教授 しかしリュ教授の主張は違う。リュ教授は自分が2000年に成均館大学生の本館 占拠と教籍剥奪事態の時に学生を支持し、普段、労働運動に友好的な立場を見 せて労組活動を支持・支援してきたため、財団側から講義を剥奪されたと主張 している。 リュ教授によれば、成均館大学校サムスン財団は、儒教大学の学長からすでに 配分された授業に圧力を加えて講義を剥奪し、リュ教授の勤務記録を削除して、 図書館出入と論文閲覧を禁止した。これによりリュ教授が行なっている研究の プロジェクトに支障が出ている。リュ教授は総長にこの問題の解決を要求した が、総長は「財団がすることなので関与できない」と答えたという。
▲講演を妨害する学校職員 リュ教授はまた、2011年末、学科長に講義を剥奪された理由を尋ねたところ、 「リュ教授が学校で講義をすると、講師労組活動をすることが憂慮されるので、 財団が雇用しないのだろう」と話したと主張している。リュ教授の言葉が事実 なら、成均館大サムスン財団は『労組活動をする可能性があるという憂慮』 だけで講師を解雇したことになる。 リュ教授は講義の開設と所属の回復を要求して200日以上、1人デモを行い、リュ 教授を支持する成均館大学生と共に街頭講演を続けている。30日の午後には 半導体労働者人権運動団体の『パノルリム』のイ・ジョンナン労務士の街頭講演 が開かれた。 当初、講演は午後1時30分に予定されていたが、学校側職員の制止で50分ほど 小競り合いを続け、2時20分に始まった。学校側職員らは街頭講演のために成均館 大学生が準備した横断幕を奪い、講演を妨害しようとする過程で学生と 小競り合いになった。
▲講演を妨害する学校職員 これについてリュ教授と共に街頭講演を準備した成均館大学生は「学校と財団 は、この前の講演も妨害したが、今日は激しい」と話した。30日の講演の主題 はサムスン半導体工場で希少病で死亡した半導体労働者に労災を認めろという 内容だった。学生は職員と口げんかをしながら「サムスンを批判する内容だから 横断幕も広げさせないようにして、講演も妨害するのか」と抗議した。学生は また「サムスン関連の壁新聞を貼るだけで、いつのまにか剥がされるのも学校 がしているのか」と話した。
▲学校職員の妨害により、学生の保護の中で講演するイ・ジョンナン労務士 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-05-31 14:30:03 / Last modified on 2012-05-31 14:30:14 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |