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韓国:サムスン白血病被害者、控訴放棄を要求して面談
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勤労福祉公団、サムスン白血病の控訴を放棄しないのか

白血病被害者、座り込み3日後にシン・ヨンチョル理事長と面談...「14日までに回答」

ユン・ジヨン記者 2011.07.07 17:49

勤労福祉公団座り込みに突入したサムスン白血病被害者と遺族は、座り込み3日後 に理事長との面談を引き出した。

[出処:メディア忠清オム・ミョンファン現場記者]

サムスン半導体工場で働いて白血病などの希少疾病にかかった被害者は、連続 する勤労福祉公団の労災不承認に対して法院に行政訴訟を提起し、法院は6月 23日、被害者5人のうち2人を労働災害と認定した。

だが勤労福祉公団は法院判決を不服とし、控訴を提起する意向を明らかにして、 被害者から反発をかっている。そのため半導体労働者の健康と権利を守る会・ パノルリム(パノルリム)をはじめ被害者と遺族5人は7月5日午前10時、勤労福祉 公団の控訴放棄と理事長との面談を要求して座り込みに突入した。

結局、座り込み3日目の7日午前10時、勤労福祉公団理事長は被害者との面談を 行った。この席で被害者たちは「4年間なんとか戦って労働災害承認を受けたの に、4年間不承認を続けた勤労福祉公団が控訴をするのはひどい」とし、控訴の 放棄を要求した。

だが公団側は『現在、控訴放棄に対する回答はできない』という立場を繰り返 し明らかにした。シン・ヨンチョル理事長は「個別の件は、該当官署(勤労福祉 公団京仁本部)の訴訟業務部で管轄しているが、今回の件は社会的影響がある件 なので、勤労福祉公団本部次元で悩んでいる」とし「医学的、法律的な専門家 グループの意見を聞き、検察と協議して控訴を決める」と説明した。また理事 長は「開かれた心で検討する」と明らかにした。

[出処:メディア忠清オム・ミョンファン現場記者]

これについて遺族は専門家の意見聴取は内部規定にないので△被害者側が推薦 する専門家を入れること、△議論の結果を公開して透明に進めること、△議論 の後、控訴する時は事前に被害者と遺族に控訴の理由と目的などについて了解 を求めることを要求した。

こうした要求に対して理事長は、被害者側が推薦する専門家を議論の過程に入 れることと、控訴前に被害者と遺族に控訴理由と目的を伝える意向を明らかに した。これにより、勤労福祉公団が控訴する場合、遅くとも14日前までは被害 者側との面談をすることになる。勤労福祉公団の控訴期間は15日までだ。

また、サムスンが勤労福祉公団の補助参加人として参加することについて、 理事長は「勤労福祉公団もサムスンが補助参加人として参加するのは負担だが、 法的にサムスンが補助参加人を申請すると公団ではなく法院が判断する」と明ら かにした。

一方、6日に理事長との面談を要求して座り込みをした遺族が失神したり怪我を する事件が発生した。再生不良性貧血にかかったユ・ミョンファ氏の父親、ユ・ ヨンジョン氏は、座り込みの過程で公団職員と小競合になって失神し、応急室 に運ばれた。白血病被害者のキム・ウンギョン氏もこの過程で怪我をしたとい う。これについて公団側は『真偽を調べた後に謝罪する』と立場を明らかにした。

[出処:サムスン一般労組]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-08 17:21:04 / Last modified on 2011-07-08 17:21:07 Copyright: Default

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