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サムスン白血病遺族、勤労福祉公団での座り込みに突入「控訴を放棄するまで座り込みを続ける」
ユン・ジヨン記者 2011.07.05 14:06
サムスン半導体工場で働いて白血病など希少疾病にかかった被害者と遺族が 勤労福祉公団の控訴放棄を要求して、座り込みに突入した。 ![]() 半導体労働者の健康と権利を守る会パノルリム(パノルリム)をはじめとして、 被害者と遺族5人は7月5日午前10時、勤労福祉公団理事長との面談を要求して、 公団を訪問した。6月23日、白血病労働災害認定の判決があった故ファン・ユミ、 故イ・スギョン氏への、勤労福祉公団の控訴放棄を要求するためであった。 だが理事長との面談は行われず、理事長室に入ろうとした遺族と公団職員間の 体当たりが続いた。結局、遺族など被害当事者は、理事長との面談を要求して 勤労福祉公団の1階で無期限座り込みに突入した。 6月23日、ソウル行政法院行政14部は、サムスン電子半導体工場で働いて白血病 により死亡した故ファン・ユミ、故イ・スギョン氏に対して、勤労福祉公団の 労災不承認を棄却、労働災害と認定した。法院は判決文で「各種の危険物質に 持続的に露出すると発病の可能性を排除できない」とし「作業環境で有害物質 と電離放射線に持続的に露出して発病したと見られる」と説明した。 だが勤労福祉公団は、法院の判決を不服として控訴を提起するという意向を明 らかにした。そのため遺族やパノルリムは、勤労福祉公団の控訴放棄を要求し ている。パノルリムのイ・ジョンナン労務士は「勤労福祉公団はまだ控訴を提 起していないが、控訴の立場を明らかにしたし、15日まで控訴の期間が残って いる」とし「理事長との面談後、控訴を放棄するという明らかな意思が表現さ れるまで座り込みを続ける予定」と明らかにした。 ![]() 特に、長ければ4年という時間を労働災害認定のために戦ってきた遺族たちは、 勤労福祉公団の控訴が遺族と被害者を二回殺すものだと反発している。6月23日 の法院判決で労災を認められなかった故ファン・ミヌン氏をはじめ3人の労働者 遺族も勤労福祉公団に鬱憤を爆発させた。 故ファン・ミヌン氏の夫人チョン・エジョン氏は、「いったい勤労福祉公団が 疫学調査で何を明らかにしたのか」とし「特に勤労福祉公団は行政訴訟裁判の 進行中にサムスンが雇った有名ローファームの弁護士を背負い、公団としての 最低限の中立も守らなかった」と吐露した。 故ファン・ユミ氏の父親ファン・サンギ氏も「今も多くの労働者が病気にかかっ て泣いているのに、勤労福祉公団は企業と協調して彼らを無視している」と声 を高めた。 一方、パノルリムは今回の座り込みについて「被害者と被害者家族は勤労福祉 公団の控訴が、被害者と家族の苦痛を延長させるだけだということに共感し、 抗議座り込みに突入した」とし「勤労福祉公団は控訴を放棄して、職業病認定 基準の緩和と現在審査中の電子産業職業病労働者の労災を承認しろ」と要求した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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