| 韓国:サムスンは労働者の資料を公開しろ | |
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サムスン、投身自殺労働者の資料をなぜ公開しないのか就業規則が秘密文書?...『事件隠しに汲汲』
チョン・ジェウン記者 2011.02.23 17:54
サムスンLCD天安工場で投身自殺した故キム・ジュヒョン氏が44日間、葬式もで きずにいる中で、サムスン側が『営業秘密』を理由に遺族が要請した情報公開 を拒否した。 特に、事件を捜査、調査している警察側と労働部は、1か月以上、何の結論も出 せいな状況で情報公開を拒否したことで、事態はさらに長期化する展望だ。 遺族とパノルリム、サムスン白血病忠南対策委は2月8日、雇用労働部天安支庁 にキム・ジュヒョン氏の自殺に関する情報公開を請求した。就業規則、寄宿舎 規則、化学物質の使用実態だけでなく、作業環境測定資料、特殊健康診断資料、 自殺者現況、疾病者現況などの安全保健に関する資料を要請した。 遺族側の立場からは、投身自殺の原因とされる長時間労働、労働強度、化学物 質の使用による皮膚病発病などを検討し、立証する資料だ。 だがサムスン側はすべての情報の公開を拒否し、情報公開処理期限を28日まで と延期した。これに関連して、労働部は24日、情報公開審議委員会を開き意見 を聞き、情報公開を決める予定で、サムスンだけでなく労働部が資料を公開す るのかどうかも未知数だ。 遺族とパノルリムなどは、サムスン側が当然公開すべき資料も拒否しているこ とは『非常識な行動』と指摘した。 就業規則の場合、勤労基準法により常時10人以上の勤労者を雇用する事業者は、 就業規則を掲示、設置して勤労者に周知する義務がある。また、就業規則が勤 労基準法に基づいて作成されたかどうかを確認し、法改正の時に反映させるよ う監視するために、管轄労働部に申告しなければならない。『営業機密』の 秘密文書ではなく常識的に公開されるべき資料である。 また、労働部がサムスンの就業規則を持っているのに、情報公開審議委員会ま で開いたことは、パノルリム所属の労務士は慣例と異なり『厳しい対応だ』と 指摘した。 このような状況で、サムスン側がジュヒョン氏の投身自殺の責任を回避して、 事件隠しに汲々としていると批判する声が高い。 サムスン、労働部、情報非公開多くサムスンと労働部が情報の公開を拒否するのは昨日今日のことではない。特に サムスン電子で働いていた労働者が白血病や貴重病疾患が大挙して発病したこ とで、パノルリム、労働安全保健団体は『職業病』と主張し、各種の資料を 要請している。 労働部は2008年3月に実施した半導体業者勤労者健康実態調査の公開を拒否した。 公共機関の情報公開に関する法律により、半導体業者疫学調査のために収集さ れた労働部の資料を外部に公開できないと判断したのだ。 韓国産業安全保健公団も同じだ。2009年、2010年に実施した『半導体製造事業場 に従事する勤労者の作業環境および有害要因露出特性研究1、2次年度報告書』 も非公開にした。 パノルリムのイ・ジョンナン労務士は「労働者の安全保健のための資料を営業 秘密にするのは、労働部が使用者のために存在するということを示す。労働者 の健康のために、国民の税金で疫学調査をして、労働者保護を使命とする労働部 がむしろ労働者に情報を非公開するのは、職務遺棄だ」と話した。(記事提携= メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-02-24 08:47:14 / Last modified on 2011-02-24 08:48:35 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |