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サムスン電子の警備が白血病遺族に暴行...遺族嗚咽「腹立たしい」負傷者発生、『バンダル』夏共同行動中に衝突
チョン・ジェウン記者 2010.07.20 17:31
半導体労働者の人権と労働権を知らせる『バンダル』夏共同行動でパノルリム 所属会員、遺族がサムスン電子の警備員に出勤宣伝戦を制止され、故ファン・ ユミ氏の父親ファン・サンギ氏が怪我をする事態が発生した。
▲肩骨を負傷して、全治2週診断を受けたファン・サンギ氏
バンダル行動団は7月20日午前7時30分からサムスン電子LCD湯井工場正門で出勤 する労働者を対象に半導体労働者の現実を伝える宣伝戦を行った。湯井工場は、 サムスン電子のLCDで勤務していて縦隔ガンで死亡した故ヨン・チェウク氏が働 いていた所で、23日が命日だ。 バンダルによれば、7人が宣伝戦を始めるとすぐ警備30人ほどが駆け寄り宣伝戦 を制止、ピケ内容を隠すなどの妨害を続けた。この過程でファン・サンギ氏が 肩の骨に怪我をして、全治2週の診断を受けた。使用者側の妨害が続き、バンダ ル所属のある会員は大型バスの下に横たわり抗議した。
パノルリムの関係者は、「サムスン半導体側は昨日、バンダル発隊式記者会見 場の器興工場裏門を観光バスで源泉封鎖して、サムスン職員とパノルリムとの 接触を遮断した。15日に水原地方法院が『憲法が保障する集会の自由を侵害さ れ、回復が難しい損害が発生しかねない』とパノルリムの集会申告を認めたの に物理力で妨害した」とサムスン電子を糾弾した。
[出処:写真総括/オム・ミョンファン メディア忠清現場記者]
「サムスン電子を信じる国民はいない」
サムスン電子側の出勤宣伝戦の妨害で、予定されていた午前11時の記者会見は 参加者の怒りでいっぱいだった。故ヨン・チェウク氏の母親は涙を見せた。
記者会見団は「サムスン電子半導体工場での白血病などの被害事実を知らせ、 作業環境の危険を暴露するのは被害者労働者と遺族でなくとも、国民なら当然 の活動だ。それなのに、器興サムスン半導体で働いて23歳で白血病で死んだファ ン・ユミ氏のお父さんの宣伝活動を防ぐために警備員が暴行したという事実は 腹立たしいことだ」と怒った。 続いて「対外的にサムスン電子は白血病の真相を糾明するために活動している と言っているが、前職労働者の苦痛を無視して白血病などで死んだ労働者と遺 族は無視し、裏で被害労働者と遺族を金で買収し、しかも遺族に暴行するサム スン財閥の真心を信じる国民はいないだろう」と暴露した。 バンダル行動団は記者会見で、サムスン電子側が故ヨン・チェウク氏の死と LCD工場の労働者の相次ぐ死の真相を明らかにしろと要求した。 記者会見団は、「集団白血病の真相究明の過程でわかったように、半導体生産 工程には数千、数百種類の化学物質と有毒ガス、放射線など、人体に有害なあ まりにも多くの有害要因があり、LCDも違わない」と主張した。 半導体とLCDは、生産原理と製造工程が非常に似ているだけでなく、故ヨン・チェ ウク氏が働いていたフォトおよびエッチング工程は毒性が強い化学物質と有毒 ガスが大量に使われる工程だという。 彼らは「家族の誰にもない珍しいガンを発病したのなら、その事実だけでも十 分に業務との関連を認め、労働災害を承認するのが当然だろう」と要求した。 故ヨン・チェウク氏は、20代前半の2004年、サムスン電子湯井工場で最初の工 場が建てられてから、セットアップ業務を始め、フォト工程とエッチング工程 の設備エンジニアとして働いた労働者だ。ヨン氏は勤務中に以前にはなかった 皮膚炎、蓄膿症、首・腰・肩疾患を誘発し、3日に一回の割合で病院に通い、結 局4年で縦隔ガンを発病した。苦しい闘病生活の末、2009年7月23日に花のよう に美しい二十八の年齢で世を去った。(記事提携=メディア忠清)
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-07-21 17:40:06 / Last modified on 2010-07-21 17:40:09 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |