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韓国:サムスン特検法国務会議通過..12月10日頃に発効
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サムスン特検法国務会議通過..12月10日頃に発効

弁護士協会特別検査推薦議論..「今回もサムスン肩入れ?」

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2007年12月04日16時20分

サムスン秘密資金疑惑特検法が12月4日に国務会議を通過した。これによって早 ければ今月末、遅くとも来年1月初めには特検捜査が実施されるものと見られる。

政府はこの日、盧武鉉大統領主催で国務会議を開き、『サムスン秘密資金疑惑 関連の特別検事の任命などに関する法律案』を審議、議決した。特検法は盧武 鉉大統領の裁可を経て、12月10日頃官報に掲載されると同時に即効力が発生する。

特検法が発効すると、特別検事推薦権を持つ大韓弁護士協会(弁護士協会)が3人 (このうち1人は判検事の経歴がない者)の候補者を推薦、大統領が最終的に1人 を指名する過程を経て、15日以内に特別検事の任命が完了する。

任命状を受けた特別検事は、20日間の準備期間を経て、最長105日間(基本60日、 1次30日以内、2次15日以内で延長可能)捜査をすることができる。このうち1次 に限り、中間捜査の結果を発表することができる。総選挙が行われる来年4月の 前に三星特検の捜査内容が公開され、政界を揺さぶる変数に作用するものと見 られる。

特検捜査の対象は、三星グループの支配権不法継承に関し、△サムソンエバーラ ンド転換社債発行、△三星SDS新株引受権付き社債(BW)発行など4件の捜査・裁判 の過程での不法行為・捜査放置の疑惑と、サムスンが不法秘密資金を造成した 経緯および2002年の大統領選挙戦資金および最高権力層に対するロビー資金な ど、一切のわいろ提供についての疑惑だ。2002年の大統領選挙以後、盧武鉉大 統領の当選祝賀金授受の疑惑も捜査対象に含まれる。

一方、特別検事推薦権を握る弁護士協会がイ・ミョンジェ・キム・ジュンビン 前検察総長と、シム・ジェリュン前中央捜査部長を候補者として議論している と伝えられ、これを憂慮する声が高い。

ノ・フェチャン民主労働党議員は「弁護士協会は、キム・ヨンチョル弁護士を 懲戒して問題になったことに続き、餅代検事を断罪すべき特別検事に検察総長 出身者を推薦しようとしており、非常に憂慮される」とし「弁護士協会が特別 検事の推薦までサムスンへの肩入れを続ければ、弁護士協会の不当な独占的な 地位を剥奪する法案を推進する」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-05 05:31:56 / Last modified on 2007-12-05 05:32:03 Copyright: Default

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