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イ・サンホ、「Xファイル3年の日誌を遠からず公開」[討論会:サムソンと政検言同盟]イ・サンホMBC記者
ユ・ヨンジュ記者
www.yyjoo.net / 2007年11月14日20時29分
イ・サンホMBC記者はあらかじめ準備された文を発表する形で討論に臨んだ。 「この3年間、時・分単位でXファイル取材全般に対する日誌を作成してきた。 詳しい内容はいつかその日誌で明らかにする。あまり時間が残されていないこ とを会社が認識するように願う」という部分を特にきちんと読んだ。 2年前のXファイルにかかわった人々がXファイルとイ・サンホ記者にどう対した のか、韓国の社会がXファイルをどう接待したのかに対する怒りと無念さがにじ む部分だ。 イ・サンホ記者は昨年この場で開かれた「サムソンと言論」の討論会でサムソ ンがいかに言論を管理するか、その具体的な実態をシン・ガンギュン部長の例 をあげて告発したことを喚起し、「サムソンが1人の有力ジャーナリストをいか に執拗に奨学生として管理し、その弊害がいかに甚大か」を話した。そして 「会社に帰り、またとてもひどい目にあった」と話した。 イ・サンホ記者は10年以上探査取材をしてきた。明白な背任行為に対する証拠 を持っているが、1年過ぎるまで会社側から何の後続措置も伝え聞くことができ なかったと付け加えた。 今日、言論を生業とする当事者に、言論界の実力者にイ・サンホ記者は「資本 の誘惑が最も軟らかいベルビルとワインからくるように誰も否定しにくい兄弟 の姿で言論界全体をとり巻いている」と間断なく指摘する。 イ・サンホ記者は中央日報が馬鹿力持ちかと尋ねた。中央日報は報道が不可能 だと信じたXファイル内容が放送に乗り、イ・サンホ記者が功名心に独善的に報 道し、他人を詐称して取材し、Xファイルを金で買い入れたというように貶めた という。イ・サンホ記者は「中央日報と言論という名前、記者という名前を分 けて使っている自身が限りなく恥ずかしい状況」と話した。 サムソン秘密資金問題に対してイ・サンホ記者は「今でもサムソンの長い間の 不法の慣行と今回の事件であらわれた意味を、多角的な観点から企画して発掘 しなければならない」と話した。「『サムソン=李健煕=国家経済』という誤っ た等式、長い間、金で構築された彼らの等式を破らなければ」、「『李健煕体 制克服=三星の回復=国家経済発展=私たちの幸福』という真実」を伝えなければ と強調した。 イ・サンホ記者は、キム・ヨンチョル弁護士の心境を理解するとし、内部告発 者がどんな精神状態を味わうかに言及した。「会社内広告不正を内部告発して 幹部が解職されたこともあったという。申し上げたがハンドバッグ事件も告発 し、また社長から局長まで皆が反対したXファイルを報道しようとがんばり、ま たいじめにあった」として自らをイジメ専門記者と呼んだ。 イ・サンホ記者は3年前に米国からXファイルのテープを持ち帰った時に残した 文の一部を読んで討論を終えた。キム・ヨンチョル弁護士が良心告白を自身の 遺書だと言った部分に共感する部分で、「内部告発者」当事者でなければわか らない同病相憐がにじむ。 1. サムソンと政-検-言同盟に対して 同盟は敵を必要とします。親睦団体と同盟が違う理由です。同盟は共通の敵、 共同の脅威に対抗するための自衛的集団の対応体です。サムソンと政-検-言、 彼らがそれぞれ感じている最大の威嚇は何でしょうか?サムソン李健煕一家に とって最も恐ろしいのは、自分たちの金権統治に反対する国民的な監視とまた それによる処罰でしょう。まさに国民の知る権利がサムソンの敵なのです。 政界で最大の威嚇要素は政治資金でしょうし、検察にとってはタダのゴルフと 酒宴、そしても金で、言論にとっても広告と協賛、そして記者にとっても金の 問題でしょう。サムソンと政-検-言が感じる威嚇は、このように互いに違いま す。国民の知る権利と金、このように言えるでしょう。すなわち、政-検-言は 彼らの本分である国民の知る権利を、サムソンから金を受け取って売り払った のです。したがって、彼らはサムソンに買収された下手人でしかなく、同じ目 的を追求する対等な同盟関係は絶対にありません。サムソン独裁と道具のよう な組織.. この程度と規定できるでしょう。サムソン共和国に買収された後、 誰もが国民の知る権利と権益に反する敵になったにすぎません。 2. サムソンと言論下手人たち 昨年ここで開かれた『サムソンと言論』討論会で、私はサムソンがいかに言論 を管理しているか、その具体的な実態をMBCの有名アンカー出身で、現在は時事 マガジン2580の番組のデスクをしているシン・ガンギュン部長の例をあげて告 発しました。サムソンが1人の有力ジャーナリストに、いかに執拗に奨学生とし て管理し、その弊害がいかに大きいかを申し上げました。会社に帰って、また とてもひどい目にあいました。経緯書を作成して再び懲戒委に回付されるとい う話を聞きました。ある人は善良に働くほとんどの組織員に迷惑をかける行為 をしたと批判しました。またある人々は証拠を出さず無責任にそんなことが出 来るのかと言いました。 今申し上げれば、サムソン奨学生.. 元気です。サムソンの下手人をえぐり取ら なければ善良なジャーナリストすべてが疎外され、また当時証拠を提示しなかっ たのは、同じようにシン・ガンギュン部長とMBCが反省する機会を差し上げるた めでした。10年以上探査取材をしてきた私が明白な背任行為に対する証拠もな く、そんなことを言うでしょうか。しかし1年が過ぎても私は会社から何の後続 措置も聞いていません。私はこの3年間、時・分単位でXファイル取材全般につ いての日誌を作ってきました。詳しい内容はいつかその日誌で明らかにするつ もりです。あまり時間が残っていないことを会社側が認識するように願います。 軍部独裁の時期、われわれは北朝鮮共産党は頭に角が生え、手は毛むくじゃら だと思って暮していました。そして今日サムソン独裁時期を経て、私たちはサ ムソンの言論界下手人はサングラスをかけてオオカミやキツネのように悪賢い 人物たちだと勘違いしてはいけません。とてももっともらしく、よく酒を飲み、 人が良く、言葉を聞き義理あって熱い、私たちの中で尊敬される言論界実力者 たちです。資本の誘惑が最も軟らかいベルビルとワインを通してくるように、 誰も否定しにくい兄弟の姿で言論界全体をとり巻いているのです。 参与政府序盤に報道機関の会と市民団体を中心に第5共和国賦役ジャーナリスト に対する反省的清算作業がなされました。ジャーナリストの責任を問うのが不 可避なのは、新軍部の独裁が軍靴や銃ではなく、マスコミの報道で行われ、ま さに言論を通じてその牙城を構築したからです。朝-中-東など、言論界の一部 に抵抗がありましたが、韓国の言論と市民社会はその作業を立派にやり遂げま した。 今、新軍部の銃刀独裁よりさらに悪賢いサムソン独裁のジャーナリスト買収で、 国民のための本当の言論を見つけるのは難しくなりました。市民社会と言論自 身が立ち上がり、サムソンの言論界の下手人に対する大々的な探索と反省作業 に突入することを強力に要求します。表面では尊敬されるジャーナリストの先 輩に続き、各々引き受けた報道機関の主要ポストで今日もサムソン独裁の臣民 養成の先頭に立っている彼らが、国民の力で、市民的な意志で、早く清算され ることを強く希望します。 3. 中央日報と言論の希薄化 私はテヨングループに買収された会社の先輩にだまされて、望まない席に相席 し、ハンドバッグをもらったことがあります。苦心の末に仲間はずれになるこ とを決意して、ハンドバッグを返しました。するとすでに私がXファイルのテー プを入手した事実を知っていた中央日報は、記者を送りました。その記者が私 の家に電話をかけました。子供がお父さんの友人だと言って電話を受け取りま した。友人を詐称して取材したのですね。電話を切ろうとすると、その記者は すぐハンドバッグに金が入っていなかったから返したのではなかったのか.. そんな奇怪な質問をしました。たくさん悪口を言って切られました。 中央日報はまた半年後、報道は不可能だと信じていたXファイルの内容が、結局 放送に乗ると、今度は私が功名心で独善的に報道をした、他人を詐称して取材 をした、正当な取材に謝礼費を渡した、Xファイルを金で買った... こうした報 道で汚い紙面を埋めました。中央日報と言論という名前、記者という名前を分 けて使っている自身が限りなく恥ずかしい状況です。サムソンの言論下手人に 対する調査と反省作業が始まれば、中央日報はそれこそ数人の記者を除き、当 然朝鮮日報のような反民族新聞と共に廃刊になるか、さもなくばサムソン社報 として元の位置に戻ると私は考えます。 中央日報はその時、自分でもちょっとやりすぎだと考えたのか、Xファイル事態 が進み、サムソンが8千億ウォンのゲーム費を出して詐欺的合意局面に入ると、 こっそり謝罪文を掲載しました。それと共に骨を削る心情でその間のでたらめ な報道に謝罪するといいました。私は尋ねます。中央日報は骨が太いのでしょ うか? 今回の報道を見れば、記者ではなく、サムソン法務室が記事を書いた準 備書面のようです。どれくらい骨が厚くて二回も骨を削るようなことをしてい るのか心配です。 問題の深刻性は、単に中央日報だけではないというところにあります。大同小 異です。xファイルの時もそうでした。ただ表面化した話だけを守勢的に報道し ます。競馬中継するように一足遅れで追いかけて、小さく記事を書きます。そ うして馬が止めれば中継も止まります。何もなかったように他の話をするので す。今回も一つも変わっていません。シン・ジョンア氏の事件の時は誰から資 料をもらって記事を書きましたか? 歩く労力を惜しまず、周辺を検索して出て きたことではありませんか。どうすればいいのか知らなければともかく、知り ながらやらないのなら、本当に腹が立ちます。キム・ヨンチョル弁護士や司祭 団の横腹をつつき続け、口をながめているだけではないですか。 今からでもサムソンの長い間の不法の慣行と、今回の事件であらわれたことの 意味を、多角的な観点から企画して発掘しなければなりません。そして『サム ソン=李健煕=国家経済』という誤った等式、長い間、金で構築されてきた彼ら の等式を破るべきです。『李健煕体制克服=三星の回復=国家経済発展=私たちの 幸福』という真実を国民に伝えるべきです。そうでなければ、疑われます。国 民は少なくともそう考えるでしょう。 4. キム・ヨンチョルは内部告発者だ 最後に国民の皆様に一言申し上げようと思います。多くの方が尋ねます。キム・ ヨンチョル弁護士の言葉は信頼できるが、なぜ今彼がそんな告白をしたのか理 解ができない。だから一部の国民はサムソン側の主張のとおり、彼に何か釈然 としない部分があるのではないか? こう尋ねます。 私は全を知っているわけではありません。ただ一つ、確かに分かることがあり ます。まさに内部告発した後にくることと、内部告発者がどんな精神状態を体 験するかです。事実、私はイジメ専門記者です。ディレクターの金品授受慣行 を告発し、MBCの幹部が大量に拘束されたことがあります。タイムズ紙の記者が 君のような奴は初めて見たと言って、私を会いに来ました。芸能界奴隷契約を 告発すると、芸能人が45日間MBCへの出演を拒否したために会社から逆賊と言わ れたこともありました。ネズミの穴にでも隠れていたかったです。会社内の広 告不正を内部告発し、幹部が解職されたこともあったんです。申し上げました が、ハンドバッグ事件も告発し、また社長から局長まで皆が反対したXファイル を報道しようとがんばり、またいじめられました。 少なくとも、少しでも私心があれば内部告発はできません。私心がある人の中 にイジメを招く内部告発の道を選ぶような間が抜けた人は明らかにいないでしょ う。内部告発者十人のうち7人が自殺の衝動にかられるといいます。私も十分理 解します。このように、丈夫に見える私もやはり一時は精神科専門医のカウン セリングを受けました。世の中のすべての人が私を指差します。そうすれば、 ある瞬間、私が本当に間違っているのではないかと思い、そのたびにいつもひ や汗が出て頭の中がまっ白になります。内部告発はロープがあるかどうかもわ からずにバンジージャンプをするようなものです。公益のための個人の自殺で す。またこのロープが私を元の場所に連れ戻してくれるのか、誰も確信できません。 昨日、道路拡張工事の過程で50億ウォンの秘密資金を造成した事実を内部告発 して解職された方と会いました。手を握ると冷たい手は汗が一杯でした。精神 から始まって、からだまで崩れていたのです。死ぬことになるかも知れない。 私的な利害などで行えることでは絶対ありません。内部告発はそれほど恐ろし いのです。キム・ヨンチョル弁護士様にお願いしたい。あなたは誰にもできな い勇気あることをして、あなたのバンジージャンプは成功しました。あなたへ の信頼のロープが、あなたをまた絶壁の上に安全に立たせるでしょう。そして あなたがあれほど望んだ、子供からの尊敬も取り戻せるでしょう。 キム・ヨンチョル弁護士は、良心告白を自身の遺書だと話しました。私もやは り3年前、米国からXファイルのテープを持ち帰った時、同じ意味の文を残した ことがあります。金弁護士様の良心宣言を支持して彼の真正性を担保する意味 で、当時私が書いた文の最後の部分を読みながら、長い言葉の代わりにしたい と思います。参考として出発以前、私の出張計画はMBC社内のサムソン下手人に より、細かい動きまですべて情報報告されていました。 「今回の出張は資本に対する深い省察を伴うものだ。整理すればこうだ。今後、 記者の宿命は資本を警戒することだ。記者の本分は市場を監視することだ。こ れらすべては記者が資本からの純粋性を守れなければできないことだ。私たち すべてが資本と市場から自由になれない。だが記者ならば染まってはいけない。 資本の攻勢に一度染まれば、モルジブが津波に浸るように、その瞬間に終わる。 資本に染まった記者はこれからの時代が要求する記者を自任できないのだ。市 場の中で最小限の機能を維持することはできるだろうが、市場を越えた洞察と 監視を遂行することできない。 今日、出かければ私は来年の始めに戻る計画だ。私の出張計画が誰かに知らさ れれば、私はここに帰ってこれないかも知れない。そして覚悟する。今私がし ようとするのは、資本の心臓に道徳性の槍を突きさすこと。このために記者は あるいは命より大切なものをかけなければならないこともある。不名誉と汚名.. 資本は自分を保護するために、それよりもっとひどい汚名を記者にかぶせよう とするだろう。恐ろしい中でも、形容できない悲壮美を感じらる。 明らかなことは、私の人生は今回の出張以前と以後に分れるだろうという点だ。 そして今回の分岐点は私だけのものではないと確信する。サイコロは投げられ、 矢は弓を離れた。ただ大胆に運命の道を歩いていくだろう」。 ありがとうございます。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-11-17 12:28:54 / Last modified on 2007-11-17 12:28:55 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |