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連続するフッ酸漏出、われわれはサムスンが恐い「利益より市民の命が優先」..京幾道議会が条例制定へ
ペク・イルジャ記者 2013.05.07 11:01
100日で二回のフッ酸漏出事故を起こしたサムスン電子糾弾記者会見が5月6日午前、サムスン電子華城工場正門前で開かれた。この日は1次フッ酸事故からちょうど100日目だった。
[出処:ニュースセル] 記者会見の参加者は「サムスンが2004件の産業安全管理法違反をどう是正した のか、どんな安全対策を作ったのか、地域住民は分からない」として雇用労働 部のずさんな管理監督とサムスンの安全不感症が作り出した5月2日の「2次フッ 酸漏出事故はすでに予想された事故」だったと憤慨した。 韓国労働安全保健研究所のソン・ジヌ研究員は「事故の軽重を別として、同じ 場所で同じような事故が発生した。サムスンは2004件の産業安全保健法違反を 是正措置したというが、配管交換作業の時の安全措置が不十分だったことがわ かった。フッ酸から保護する安全靴ではなく、耐酸服もベンド処理が正しくな されなかった。何より元請の安全保健管理者もなく下請企業労働者だけが作業 した」とし、今回の事件の責任を下請け労働者に転嫁するサムスン電子を糾弾 した。
[出処:ニュースセル] 金属労組サムスン支会のチョ・ジャンヒ副支会長は「華城工場で2回もフッ酸が 漏出したのは、サムスンが相変らず再発防止の努力をしていないことを見せる」 とし「サムスンを変えるには何よりもサムスンに労組を認めさせなければなら ない。2回のフッ酸漏出事故を契機にサムスンの変化と反省を要求する」と明ら かにした。 パク・ヘミョン華城市議員(統合進歩党)は「1次フッ酸漏出事故の後、管理監督 の権限が京畿道にあるという理由で、市には何もできないという話を聞くたび に無力感を感じた」とし「管理監督権が京畿道にあり、市は何もできないのな ら、関連法を変えても市が監視するべきだ。華城市の市会議員として、一人の 地域住民として、華城市民が安全に暮らせるように条例制定に最善を尽くす」 と明らかにした。 記者会見の参加者たちはサムスンに「2004件の産安法違反是正措置内容を公開」 と「使用している有害化学物質目録を公開」することを要求し、雇用労働部と 政府に「サムスンの監督強化」と「有害化学物質管理法の早急な改正」を要求 し、象徴儀式を進行した。
[出処:ニュースセル] 一方、5月6日午前、京畿道始興市始華工団内にある溶接添加剤製造工場で貯蔵 タンクに保管中のフッ酸混合溶液200リットルのうち100リットルが漏出すると いう事故もあった。幸いフッ酸混合溶液が気化せず人命被害はなかった。 京畿道内で続くフッ酸漏出事故で関連条例改正を要求する声が高い。これによ り、京幾道議会は、有害化学物質事故事業場を公開し、現況を公表する内容を 骨子とする京畿道有害化学物質管理条例案を6日に立法予告した。有害化学物質 が漏出する事故が発生した事業場などに対し、京畿道知事は事業場周辺の大気 と土壌、水などを対象として有害化学物質現況を調査、公表するようにした。 今回の条例案は来月4〜11日の道議会第279回臨時会で処理し、施行する計画だ。 京畿道次元で、今からでも有害化学物質管理計画を樹立して、事故の予防と対 応を準備するための条例制定に動くのは喜ばしい。しかし何よりも、有害化学 物質を扱う事業場に対する徹底した勤労監督と有害化学物質に露出している 労働者の事後治療などの根本的な対策も必要だ。 韓国労働安全保健研究所のソン・ジヌ研究員は「今まで産業安全保健法や有害 化学物質管理法があったが、きちんと守られなかった。担当機関がどれだけ 管理監督を力強くするのかが重要だ」とし「道議会で意志を持って条例を制定 することも重要だが、同時に京畿道民や市民社会団体などの地域社会が日常的 かつ体系的にサムスンを監視することが重要だ」と伝えた。(記事提携=ニュースセル) 翻訳/文責:安田(ゆ)
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