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韓国:火炎瓶があるのに消火器の残りもなく2次進入
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火炎瓶があるのに消火器の残りもなく2次進入

特殊部隊どうし無電交信もできず

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キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2009年09月29日12時26分

9月24日と28日の竜山撤去民櫓鎮圧裁判(ソウル中央地法刑事合意27部、ハン・ ヤンソク部長判事)に証人に立った警察特殊部隊員の証言によると、櫓が燃えた 2次進入の時に特殊部隊は独自の消火対策なく作戦を敢行したことがわかった。

[出処:資料写真]

28日に証人に立った特殊部隊員もすべて櫓内部のシンナーの量をきちんと知ら ずに出動した。すでに24日に証人に立った特殊部隊員と同じ証言だった。特殊 部隊員の相当数は、1次進入の時に櫓のあちこちでシンナー瓶とLPGガスボンベ、 発電機などを見た。彼らは「特殊部隊は迅速鎮圧が任務」として引火物質を除 去して作戦をするつもりも、報告もしなかった。2次進入時は数人の特殊部隊員 はシンナーの臭いで精神がもうろうとする状況だった。

警察特殊部隊2梯隊のK梯隊長は「引火性物質がそれほどたくさんあるとは予想 できなかった」と述べた。彼は「知っていればどんな作戦計画をたてたか?」と いう弁護人の質問に「私は支援任務で、上が計画する事案」と答を避けた。K梯 隊長は櫓のそばでコンテナに乗って消防ホースで散水していた。

2次進入の時、消火器の消火液がなくなった事実もまた確認された。1次進入が 終わって再進入を準備している間に10数分の時間があったが、消防隊策は特別 にたてなかった。1梯隊のA隊員は「櫓隅のトタンをはがして2次進入をしたが、 消火器もなくなり消防ホースの支援もなく盾だけ持って上がった」と話した。

櫓の外は足首まで水につかるほど放水したが、櫓の内部は鉄の窓で閉じられて いたため、内部で火災が起きれば外からの水で火災を防ぐには力不足な状況だった。

A隊員は「1次進入の時に消防ホースを持って櫓の2階に上がったが、消防ホース の水圧は低く、引っ張っていくこともできなかった。無用の物だった」と話した。

特殊部隊員は2次進入の時に消火器がなかったのは、1次進入の時に抵抗する撤 去民が自分たちに投げた火炎瓶でついた火を消すために消火器を使い果たした ためと主張した。

1梯隊に所属するS隊員は、検察の「櫓進入当時、最も難しかったのは何か?」と いう質問に「櫓内部で投げた火炎瓶が一番難しかった」と答えたが、2次進入作 戦前に消火器の点検もきちんとしなかったことを表わしたわけだ。

コンテナで散水した特殊部隊員は2次進入の無電聞けなかった

特殊部隊の無電交信にも問題があった。火災当時、櫓と2メートル程離れたコン テナの上から散水をしていた2梯隊のK梯隊長は、20日の7時6分57秒に『櫓の中 から大きな火が出ている』という指揮本部の無電内容を知らなかった。特殊部 隊の作戦網と警察指揮部の指揮網が違ったていたのが理由だ。彼は7時11分25秒 の「櫓を解体する」という無電も聞かなかったと証言した。

これをめぐってK梯隊長は「それは私たちの作戦網ではない」と話した。しかし 警察の指揮網と特殊部隊の作戦網が違ったとしても、コンテナで散水をした梯 隊長が無電で当時の状況を直接聞けなかったということは、2次進入作戦準備の 欠陥を示す断面でもある。

K梯隊長はコンテナの上で散水をしながら1、2次進入の時期を知らなかった。彼 は「無電で交信しておらず、櫓の内から出てくる隊員と撤去民の接戦の声で、 作戦が行われていることを知った」と話した。

2梯隊長と共にコンテナで散水をしたP梯隊員も「2次進入時、無線機が水をか ぶり混線したし、無電連絡は来なかった」と話した。

この日も検察は特殊部隊員に櫓の火災の原因を尋問したが、全員火災発生の原 因としての火炎瓶は直接見なかったと証言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-10-04 12:05:27 / Last modified on 2009-10-04 12:05:30 Copyright: Default

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