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「櫓に入った特殊部隊は何をするのかも知らず指示もなかった」龍山惨事警察指揮部証言
キム・ヨンウク記者batblue@jinbo.net / 2009年10月10日12時06分
「証人は特殊部隊長だが、特殊部隊作戦網の内容はほとんど聞けず、当日聞い
たのはコンテナ到着、連行者検挙報告、火が出たこと、この三つですか?」
10月9日、ソウル中央地法刑事合議27部(部長判事ハン・ヤンソク)の審理で進め られた龍山惨事裁判に、櫓の座り込み鎮圧を指揮した主な警察の指揮部が証人 に立ったが、すべて建物屋上に投入された特殊部隊から櫓内部の状況について 全く報告を受けられず、指示もしなかったと主張した。 この日の証人にはキム・スジョン当時ソウル警察庁次長、パク・サムボク特殊 部隊長、ペク・ドンサン竜山警察署長が立った。彼らと共に証人に召喚された キム・ソッキ前ソウル警察庁長官は米国にいるという理由で出席しなかった。 キム・ソッキ前ソウル庁長は10月16日午前10時に再召喚された。 現場で作戦を指揮したキム・スジョン次長とパク・サムボク特殊部隊長は、特 殊部隊が進入してからの作戦には全く関与していないと証言した。彼らは櫓内 部の状況や1次進入の時、内部の火災などを全く報告されず知らなかったと主張 した。核心現場指揮部だったが、二人とも1次投入、2次投入の時期も全く知ら ず、外でコンテナと櫓を眺めていただけで、火が櫓全体に上がってから火が出 た事実を知った。 核心指揮官が櫓内部の状況報告を全く聞いていないと述べると、弁護人は「こ んな裁判は初めて」と証人たちに検察で証言した事実と同じかと追及した。 証人尋問を終えた後、弁護人は「特殊部隊長とソウル庁次長が総括指揮者なの に報告も受けず、指示もしなかったと言っている」とし「未公開捜査記録3千ペー ジと首脳部告訴事件を無嫌疑にした抗告記録を提出しなかった脈絡と似ている。 文書提出命令履行をしないことに対する不利益を与えろ」と裁判所に要請した。
特殊部隊の早期投入をめぐり、全国撤去民連合(全撤連)介入による座り込みの 長期化と火炎瓶、石などの無差別投擲で早期鎮圧が必要だったと主張した。特 殊部隊投入の提案はペク・ドンサン龍山署長が1月19日午後12時30分に開いた 漢江路地区隊1次対策会議でしたと明らかにした。 これに先立ち、キム・スジョン・ソウル庁次長は特殊部隊竜山現場への出動指 示を出した。しかし第1特殊部隊長が8時10分から20分頃に会議の途中、電話で 受けた出動指示と、8時30分頃現場に到着したキム・スジョン次長が現場を見た 後で出した指示の陳述時間に微妙な誤差があった。その時間に第3の指示があっ たのかは疑問として残った。キム・スジョン次長は午前の出動指示に対して 『一般的な現場踏査』を指示したものと答えた。 弁護団は、警察指揮部に老人と女性を含む入居者たちに警察特殊部隊を投入し た法的正当性があるかと集中的に質問した。特に、特殊部隊出動指示の時点と 櫓内部に対する人的・物的情報、無線情報などによる特殊部隊早期投入決定の 過程の正当性と疑問などを追及したが、証人は『思い出せない』、『知らなかっ た』という返事を続けた。彼らは決定の過程で全撤連を以前の座り込み過程の 情報だけを根拠に暴力勢力と規定した。全撤連が介入した座り込みは長期化す るので、早期鎮圧のために特殊部隊を投入したという。 ペク・ドンサン署長は櫓座り込みが始まった1月19日、終日火炎瓶と石が乱舞し、 テロ現場のようだったと主張した。しかし前の裁判で検察が申請した証人の中 のスポーツセンター車両運転手は、一日10回余り現場を通ったが車両が渋滞し ていただけで大きな危険は感じなかったと証言した。カラーTVのイ・ミョンソ ン・リポーターも警察と用役の動きがある時だけ、座り込み者たちが火炎瓶と 石を投げ、市民には投げてはいないと証言した。 1月20日、惨事の後に開かれた記者会見で、キム・スジョン次長は「一日中都心 にテロと言えるほど火炎瓶が乱舞し、ゴルフボールなどを投擲して車両が破損 したため見過ごせなかった」と警察特殊部隊投入の正当性を主張した。裁判で もキム・スジョン次長は「火炎瓶とシンナー、塩酸、ゴルフボールが飛びかい、 火炎瓶は殺傷武器だが無作為で投げ、無実の市民が乗っているバスに当れば市 民が死ぬ。無実の市民に怪我をさせられない」と話した。 弁護人たちは、当時の警察情報報告状況を根拠に「午前に警察と用役のために 二回にわたる衝突があったが、午後12時10分頃に小康状態になったという報告 の後、どこにも火炎瓶が乱舞したという報告がない」と質問した。 質問の過程でキム・スジョン次長とパク・サムボク特殊部隊長は、実際に火炎 瓶が乱舞する現場は直接見ておらず、ほとんど全体の状況を聞いただけだった ことが明らかになった。しかしペク・ドンサン署長は「情報報告に脱落がある かもしれない」とし、終日火炎瓶が乱舞したという主張を曲げなかった。 龍山署長、座込み場周辺の基本情報も知らずに特殊部隊投入を建議 ペク・ドンサン竜山署長は入居者が櫓を作った19日午前からナミルダン・ビル の2階に用役業者職員がいた事実を全く知らなかったと主張した。ペク所長は 「報告を受け、7時半頃に現場に到着すると、ポリスラインが貼られており黒い 服を着たやつらが30人ほど私を囲み、自分たちがあがるのであなた方(警察)は 抜けろと悪口をした」とし「いつまでに解決するのかと聞いたが、私は一切ポ リスラインの中に入れないよう指示した」と話した。ペク所長は当時にすでに 何人かが上がっていたが、自分は全く知らなかったと主張した。彼は「用役職 員が2階にいることを知っていれば、そのままにしておかなかった」と声を高めた。 用役職員が警察官の間で散水をしたことには「私も警察官だと思った」とし、 「消防ホースを引いてきたので職員が手伝っていると思い用役とは考えなかっ たという。私が無線でも消防ホースは警察官にしか持たせないよう指示した」 と用役との合同作戦疑惑を否認した。 しかし質問の過程でペク所長は、管轄警察署長として現場の状況についていち 早く報告を受け統制すべきだったが基本的な情報把握もできなかったことがわ かった。 ペク・ドンサン署長はこの日の昼、用役職員が建物2階から屋上に有毒ガスを送 るために火災を起こした事実も後で知ったと主張した。彼は『明るい真昼に用 役が火をおこしたのに見えなかったのか?』という質問に「私が知っていれば、 絶対に許さなかった。当時なぜ火が出たのかは知らなかった。デモ者が出した と思っていた」と話した。『原因を把握する義務があるのではないか?』という 追及には「撤去民が建物3階まで掌握し、警察を近付けないようにしていると思っ た」と証言した。ペク・ドンサン署長は自分が直接この日の午後に現場を訪問 したキム・ソッキ前ソウル庁長に特殊部隊投入を建議したと証言した。 櫓状況、指揮部は何も知らず尋ねもしなかった 龍山惨事が起きた1月20日、現場全体の指揮はキム・スジョン当時ソウル警察庁 次長が、特殊部隊作戦指揮はパク・サムボク特殊部隊長がしたが、二人とも櫓 内部の進入状況は全く知らないまま、火事が起こっても作戦を強行し続けた。 キム・スジョン次長は現場で特殊部隊長から口頭で状況がうまくいっていると いう報告しか受けなかった。 この日の作戦には、指揮本部が使用した無線網(全指揮官網)と特殊部隊作戦に 使われた無線網(作戦網)、ソウル警察庁デジタル網などいくつかの無線網があっ た。このうち特殊部隊作戦網は、鎮圧作戦に投入された特殊部隊員と特殊部隊 長が使う無線だった。 パク・サムボク特殊部隊長は「連行者がいる」という無線報告の他には何も聞 かなかったと主張した。彼は「連行者がいるという声だけを聞いて状況が終わっ たと考えた」と話した。彼は他の無線を聞けないことについて「クレーンとコ ンテナに気を取られ飛び回っていたので無線の内容を聞けなかった。イヤホン もしていなかった」と述べた。 彼は櫓1次進入後、特殊部隊員が櫓から10余分間出てきたのも知らなかったと主 張した。いらだった弁護人が『隊長なのに進入状況も知らないとは』と追及す ると、パク・サムボク特殊部隊長は「それは認めます。しかし特殊部隊は梯隊 長が特異状況を報告し私が判断するが、特異事項報告はなかった」と主張した。 パク・サムボク隊長によれば特殊部隊員が証言で明らかにした櫓の底辺がすっ ぽり消えているという事実も全く聞かず、セノックス容器と発電機などの報告 も全く受けていなかった。 鎮圧に投入されたある特殊部隊員が「特殊部隊長が『上はどうなったか? いつ 終わるか。私が上がるか』と言うと、第1梯隊長が『いえ。すぐ終わります』と いう無線を聞いた」という証言も覚えていなかった。彼は「クレーンだけを見 ていて心の余裕がなく、思い出せないがそんな話をしたとすれば多分連行者が いるというので終わったと考え話したのだろう」と話した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-10-13 04:00:47 / Last modified on 2009-10-13 04:00:48 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |