| 韓国:17日、移住労働者人権と労働権争奪決議大会を開催 | |
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17日、移住労働者人権と労働権争奪決議大会を開催アンワル委員長釈放と労組弾圧中断を要求 チョンミンソン minsungch@hanmail.net 7月17日、ソウル、光化門東和免税店の前では約800人の移住労働者と学生、 市民が集まり、『移住労働者人権と労働権争奪のための市民社会団体決議大会』 が開かれた。 ソウル京畿仁川移住労働者労働組合、民主労総と民主労働党、 移住労働者人権連帯、外国人移住労働者対策協議会、参与連帯、 民主社会のための弁護士の会、移住労働者後援会、労働者の力、タハムケ などが参加する市民社会団体連帯会議が主催した今回の集会には、 「全国撤去民連合、全国学生連帯会議、学生行動連帯会議、労働解放学生連帯、 移住労働者連帯ネットワーク、明知大アクションペーパー、延世大北極グマ、 大邱ソンソ工団労働組合、烏山移住労働者センター、京畿西部地域建設労組、 安山労働人権センターなど、地域と年齢、国籍、職業、性を超越した多様な市民 が共に参加した。 この日の連帯発言で、民主労働党キムヘギョン代表は、「午前中に第57回憲法 記念日の記念行事に参加してずいぶん考えた」とし、「『法は万人に平等』だ が、これまで劣悪な状況の中で抑圧され、労働してきた多くの移住労働者に対 し、積極的に努力できなかったことを贖罪する気持ちで今年の9月の定期国会 では、民主労働党がきっと労働許可制を立法できるように努力したい。現在、 段炳浩議員室と政策委員会が民主労総と共に公聴会を準備している」と述べた。 キムヘギョン代表は「民衆がつらい苦しみにある時、われわれはその苦痛を共 に分かちあうべきだ」とし、「ヨルリンウリ党のチョンジョンベ議員とも移住 労働者の労働許可制問題について一緒にやろうという話をした」と伝えた。 また、民主労総のシンスンチョル副委員長は「この1年間、明洞聖堂で座り込 みをしたのに具体的な成果を勝ち取れずに解散した移住労働者同志を見ると、 胸が痛かった」とし、今は非正規職労働者と正規職労働者、女性労働者と男性 労働者、韓国労働者と移住労働者が共に闘う真の連帯が必要な時期だと話し、 「民主労総はソウル京畿仁川移住労働者労働組合が確固とした位置を占め、堂々 とした労働者の労組として自立するまで、最後まで連帯する」と約束した。 また外国人労働者対策協議会の朴ギョンソ共同代表は、環境団体で体験した話 を例にあげながら、「もし2000人の市民のうち1901人が、ゴミ箱があるのにも 道端にゴミを捨てていたとしよう。それでも99人の人々が誠実にゴミをゴミ箱 に入れれば、結局ある瞬間に100番目の人はゴミをゴミ箱に捨てるようになる」 とし、移住労働者運動も同じように、今は少数でもその心と意志を強く信じて、 誠実に闘えば、結局多くの人々の支持を得て、望みを達成できると話した。 移住労働者労働組合のシャキル委員長職務代行は、これまでに進められてきた 移住労働者運動の過程を説明し、特に「奴隷制度と変わらない産業研修生制度 と雇用許可制の早急な廃止」を主張した。シャキル職務代行は、 「2003年7月30日に国会を通過し、2004年の8月1日から施行されてきた 雇用許可制は新奴隷制度だ」とし、去る4月24日に創立した ソウル京畿仁川移住労働者労働組合を弾圧するために、政府は去る5月14日、 アンワル委員長を夜明けに連行していった」と話した。 彼は「政府は直ちに労組弾圧をやめ、アンワル労働組合初代委員長を釈放しろ」 と声を高め、集会に参加した多くの移住労働者と韓国人支持者の力強い拍手を受けた。 この日の文化公演には『歌工場』とヨンヨンソク文化労働者が参加した。 特に、この3年間、移住労働者闘争に連帯してきたヨンヨンソク文化労働者は 「初めて移住労働者闘争を見た時、その集会現場には熱気とエネルギーがあふ れていたが、時間が経つにつれて韓国の労働者が作った枠組みを追いかける姿 が見られるようになった」とし、「移住労働者が持つ抑圧感を集会でぜんぶ吐 き出して解きほぐすこと」が重要だと話した。彼は続いて『コンジョリ』 『コリアンドリーム、』などを歌い、移住労働者の歓呼を受けた。 この日の行事は、最後にソウル京畿仁川移住労働組合のマスム教育宣伝局長が 『闘争決議文』を朗読し、その後シンスンチョル民主労総副委員長、大邱ソン ソ工団移住労働組合代表の三人が「強制追放、労働権弾圧」という文句が付い た氷の彫刻に大きなハンマーを振り下ろす象徴儀式で終えた。 約二時間半間の集会が終わり、集会の参加者は一時間で光化門を出発し、鍾路 を経て、明洞聖堂まで街頭行進を行った。明洞聖堂に集まり、整理集会を開き、 7時頃に解散した。 この日の集会場近くの光化門地下鉄駅には30余人程度の大学生が集会が始まる 一時間前から地下鉄出口で『人権侵害監視団』という名札を胸に付け、集会場 の案内を手伝った。この日の案内に参加した延世大『北極グマ』のコイウンジュ 氏は、「この前の火曜日にも東大門地域の市民宣伝戦に参加したが、現場に配 布する宣伝物が読む人々に適していなかったようだった」とし、宣伝戦参加の 感想を述べ、「これから移住労働者と韓国の市民に配る印刷物を作る時は、誰 が読むのかを考えて、それに合わせた言葉の選択や内容を決めなければならな い」という意見を表明した。 コイウンジュ氏は「移住労働者の人たちは、この日の集会に地下鉄より、バス やタクシーをたくさん利用したらしい」とし、「遅れて集会場に到着する移住 労働者のために、連帯単位で集会開始から40分後まで、地下鉄の駅で移住労働 者の人たちを案内することにした」と計画を明らかにした。 この日の整理集会で京畿南部のN事務局長はネパールの参加者に母国語で 「移住労働組合を死守して未登録移住労働者全面合法化を成し遂げよう」 という内容のメッセージを伝えた。 約700人の集会参加者は、警察の好意を受けながら、平和に街頭行進を行い、 明洞に到着した。参加者は先頭車両のシュプレヒコールを叫びながらも、行列 のあちこちで『アンワル委員長釈放』と『移住労組弾圧中断』を要求する即興的 なシュプレヒコールが上げられた。 デモ行列が乙支路から明洞の街に入る入口に到着した時、通りの後方には警察 がぎっしり通りを埋めていたが、明洞聖堂への行進を妨害しなかった。行列は 平和に明洞聖堂に到着できた。 この日の集会に初めて参加したネパール移住労働者のO氏は「集会の中ではヨ ンヨンソク文化労働者の歌公演が印象に残った。何よりも街頭行進が最も良かっ たと所感を明らかにした。またO氏と一緒に集会に参加したV氏は「取り締まり が怖かったが、集会はとても良かった。夜間作業があるので、明洞聖堂集会が 終わったらすぐ工場に帰らなければならず、打ち上げに参加できないのが残念」 と話した。V氏は「何よりも集会でネパールやバングラデシュのほか、フィリ ピン、インドネシアなど、他の国の移住労働者と会えて良かった」と所感を述 べ、今後の集会にもきっと参加して、そこでもっと多くの国の移住労働者とに 会いたい」と期待を表明した。 昨年の12月、明洞聖堂座り込みを終えて、今年の4月24日、『ソウル京畿仁川 移住労働者労働組合』という旗の下にまた集まった移住労働者たちは、たとえ 創立1か月もたたないうちに委員長が連行されるという困難と、強力な取り締 まり追放という2つの難関に直面していても、17日の『移住労働者人権と労働 権争奪のための集会』は、『移住労働者労働組合』という移住労働者の勇気あ る選択を、多くの韓国市民と学生が積極的に支持しているということを端的に 見せる集会だった。 2005年07月18日23:52:28 原文 翻訳/文責:安田(ゆ)
金を持っていれば移民、金がなければ不法滞留者? 移住労働者人権確保連帯会議、集中集会開催 チェミラ記者 「移住労働者人権と労働権確保のための市民社会団体連帯会議(以下連帯会議)」 が17日に集中集会を開き、「アノアル委員長釈放、労組弾圧中断、労働許可制 導入」を政府に要求した。
この日の集中集会は、光化門東和免税店の前で約500人の移住労働者をはじめ とする市民社会団体構成員の参加で開かれた。連帯会議は「韓国の数十万移住 労働者は、単に登録をしなかったという理由だけで政府の暴力的な取り締まり と脅迫、さらに偽装活動家行為を強要されるなどの人権蹂躙を受けている」と し、「政府は人権侵害にならざるをえない強制取り締まりをやめ、すべての移 住労働者の人権と労働権を保障しなければならない」と主張した。 大会発言をした民主労総のシン・スンチョル副委員長は「民主労総は事業場移 転の自由を制約するやりかたで、事実上、不法滞留者を量産する悪法である雇 用許可制の代わりに、すべての移住労働者の労働権を保障する労働許可制争奪 闘争を準備している」とし、「下半期は民主労働党と共に移住労働者の人権と 労働権を保障する闘争に全力を尽くす」と述べた。 シン副委員長は続いて、「この闘争に勝つためには移住労働者当事者が自らを 組織することが何より優先されなければならない」とし、「ソウル京畿地域だ けでなく、全国の移住労働者が移住労働組合に加入できるように、もっと多く の努力を傾けてくれ」と要請した。 続いて壇上に上がった民主労働党のキムヘギョン代表は「この前就任したチョ ンジョンベ法務部長官が民主労働党に来た時、移住労働者の人権を保障する対 策が必要だと特に強調した」とし、「長官もこの問題に共感して民主労働党と 頻繁に会い、議論すると話した」と伝え「長官がこの約束を守ることを強制す るためにも移住労働者の強い闘争が必要だ。共に闘う」 と話した。 「金持ちの外国人は移民者、金のない移住労働者は不法滞留者?」
大会では、政府の外国人に対する二重的な政策が批判の俎上に上がった。外国 人移住労働者対策協議会(外労協)の朴ギョンソ代表は糾弾発言で「10年前から 人権と労働権のために働いてきたが、10年が過ぎた今日も、当時と同じスロー ガンが叫ばれているのがこの国の移住労働者政策の現実だ」とし、「あとどれ くらい、どのように闘争すれば、政府の誤った視点を正せるのか心配だ」と嘆 いた。 彼は続いて「この前、政府は海外高級人材の国内誘致のために、積極的な移民 政策を展開するという立場を明らかにした」として「十数年間、韓国で働いて きた移住労働者たちは不法滞留者の烙印を押し、労働権どころか最小限の人権 も保障しないのに、金持ちの外国人は移民者として受け入れるというのは結局、 持っている金の額で人を差別するのと同じだ」と政府の二重的政策に非難を加 えた。 移住労組のシャキル職務代行は「移住労働者は15年以上、韓国で汗を流して働 いてきた。しかし、相変らず労働者とは認められずにいる」とし、「韓国政府 は移住労働者を労働者と認めないだけでなく、犯罪者扱いして人間狩りに近い 取り締まり追放政策で一貫し、移住労働者たちの人権を徹底的に踏みにじって いる」と批判した。 彼は続いて「われわれは単に韓国で安心して働くことを望むだけ」としながら 「韓国政府は労働者としての権利を認めろというわれわれの正当な要求を受け 入れなければならない」と要求した。 約2時間にかけて進められたこの日の大会は、大会の最後に「強制追放、 労働権弾圧」と書かれた氷を割るパフォーマンスを最後に終った。 参加者は続いて明洞城東まで行進をし、市民を対象に宣伝活動をした後、 整理集会を最後に自主的に解散した。参加者は△取り締まり追放粉砕、 △産業研修生制度撤廃、△未登録移住労働者合法化、 △移住労働者労働三権争奪、△アノアル委員長釈放移住労組弾圧粉砕 などのために闘争すると決議して、政府に「これ以上、移住労働者の人権と 労働権が侵害されないよう、政府の根本的な制度改善策用意が必要だ」と促した。 Copyright 2004 (c) prometheus All right reserved. 翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2005-07-19 02:35:26 / Last modified on 2005-09-05 05:18:38 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |