| 韓国:故ヌル プアドゥ摘発死亡事件糾弾決意大会 | |
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仁川出入国管理所の前、故ヌル プアドゥ摘発死亡事件糾弾決意大会移住労働者全面合法化と 殺人的な強制追放中断を要求 ペク・ソンヨンjframe02@jinbo.net
移住労働者故ヌル プアドゥ摘発死亡事件糾弾および殺人的な強制追放中断要求決意大会、仁川出入国管理所の前 4月21日午前から警察らは三三五五ペアを組んで、仁川出入国管理所の前をと り囲んだ。故ヌル プアドゥが摘発を避けて寄宿舎から墜落した後、ちょうど5 日後の4月21日午前11時、故人を死に追いやった出入国管理所で、移住労組と インドネシア共同体、外国人労働者対策協議会を主軸とする移住労働者ヌルプ アドゥ死亡事件共同対策委が決意大会を開いた。 20年以上‘研修生’、‘不法滞留者’という名で生きてきた多くの移住労働者 たちは、苦痛にさまよう歳月の中でも熱心に働いてきた。決意大会に参加した 多くの団体は、ノル プアドゥの死を残念がり、殺人的な追放政策と未登録移 住労働者の合法化を要求した。 インドネシア共同体のヘリは「こうして死に追いやる韓国政府の態度は心が痛 い。われわれは故郷の家族に金を送る平凡な労働者でしかない」とし、「これ 以上このような事件がおきないように」という発言を終え、故人を哀悼した。 ソウル京仁移住労働者労働組合委員長職務代行のシャキルは「ここにきている 多くの連帯組織に会えてうれしいが、出入国管理所職員に会ってもうれしくな い」と話し始めた。続いて彼は「私たちが韓国に来た理由は、誰もが知ってい る。健康な体できたのに死体になって帰るとはどういうことか? 2月27日水原 出入国管理所から飛び降りて死亡した故コスクン・セリームをはじめ、2003年 11月15日の雇用許可制実施以後、合同摘発を施行して死体で家族のもとにに帰 る移住労働者が多い」と伝えた。 摘発班への恐怖から、ワゴン車を見ただけでも震え、恐ろしいという移住労働 者、それだけの心理的ストレスは彼らの日常生活にもうひとつの苦しみを加重 するだけだ。病気になっても治療を受けられず、腹が減ってもきちんと食べら れない移住労働者は、人間的な生活さえ享受できずにいる。 シャキルは最後に「ノル・プアドゥの死は、移住労働者だけの問題ではなく、 全労働市場の問題であり、労働者なら誰もが体験する弾圧だ」と力説し「代案 は全面合法化だけ」と強調した。 この日の決意大会で移住労働者が叫ぶ要求は簡単だ。病気になったら治療でき るようにしてくれということ、産業研修生制度と雇用許可制という奴隷制度に 頼る移住労働者弾圧を打ち切れということ、研修生でも不法滞留者ではない堂々 とした労働者として認めろということだ。事実上、一日の病院費が2500万余ウォ ン以上かかっていた故ノル・プアドゥのケースを考えただけでも、病気になっ ても簡単に治療を受けられない移住労働者の境遇がいかに苦しいかを直感でき る。
力強く強制追放中断を叫ぶ移住労働者 決意大会を終え、各団体は出入国管理所が故人を死に追いやった摘発政策と 不法連行に対する糾弾と、事態に対する責任の要求のために出入国管理所長 と面談した。 出入国管理所側は、団体代表だけを面談の席に押し込み、共対委代表は今回の ような摘発時の死亡事件が起きないための再発防止対策を樹立すること、強制 追放政策を未登録移住労働者全面合法化の政策に転換すること、病院費および 死体送還費を早期に解決することと、摘発当時連行された7人を早急に釈放す ることを要求した。 これに対して出入国管理所は、再発防止対策と全面合法化の要求は全体的な政 策の変化が必要で、病院費や一緒に連行された移住労働者の全員釈放について は早期に解決することを約束した。 だが病院費と死体送還費は明確に出入国管理所側の負担とし、早く連行者を釈 放するつもりだということについても「何の条件もなくいつまでに釈放する」 という確答がなかった。摘発政策の問題提起も、法規や手続き的な部分に集中 していて、未登録移住労働者への弾圧の本質と、合法化の要求がなぜ切実かに ついては明確にできなかった。
ヌルプアドゥ死亡事件共対委と仁川出入国管理所との面談 決意大会に参加した多くの移住労働者は、まだ「人間らしく暮したい」という シュプレヒコールをあげていた。この絶叫は、移住労働者が働く現場のあちこ ちで必要な要求でもある。「出入国職員は、一週間だけでも摘発をやめ、移住 労働者の人生を近くで見てみろ」というある移住労働者の発言のように、故ヌ ル・プアドゥの死が無駄な補償を受けないためには、すぐ現場で移住労働者の 問題に対して戦うことができる力が必要だろう。出入国前での怒りが、現場で の怒りへ、日常生活での怒りへとつながり、これに抵抗できてこそ、われわれ は多くの移住労働者の死の前で堂々としていられるのだ。 2006年04月22日 0:13:06 翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2006-04-26 05:16:07 / Last modified on 2006-04-26 05:16:08 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |