| 韓国:移住労働者墜落死亡 | |
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「非人間的な追放政策が移住労働者の死を呼んだ」労働人権40団体、移住労働者墜落死亡事故の 真相調査と責任者の処罰を要求 キムサムグォン記者 quanny@jinbo.net
先月27日、水原出入国管理事務所で発生した移住労働者の墜落死亡事故に関し、 労働・人権団体は、△真相調査および関連責任者処罰、△移住労働者に対する 摘発追放政策中断、△未登録移住労働者即刻赦免と合法的滞留資格保障を要求 した。 26日午後、出入国管理事務所に強制連行されたトルコ出身移住労働者コスクン・ セリーム氏は事故当時、水原出入国管理事務所6階保護室で調査を受けるため に待機していた。水原出入国管理所事務所側の説明では、コスクン・セリーム 氏は27日明け方4時頃、保護室の洗面所の窓から18m下に墜落し、病院に移送さ れたが、死亡したと知らされた。 事故の発生をうけて、移住労組をはじめ、40の労働人権団体が即刻『強制摘発 阻止と移住労働者コスクン・セリーム氏死亡事件共同対策委』(共対委)を構成 し、今回の事件を「韓国政府の非人間的な移住労働者追放政策が呼び起こした 結果」と規定した。 彼らは2日、水原出入国事務所前で記者会見を開き「今回の事件は三、四坪ほ どの狭い空間で何人もの移住労働者と生活している間に発生した死亡事件で、 管理機能がきちんと作動していれば十分に防ぐことができた」とし、「何人か の管理担当者も勤務していたのに移住労働者の死が繰り返し発生しているのは、 摘発と追放の過程で極度の不安と恐怖を経験する移住労働者に対し担当の行政 機関が非常に安易に対処していることを示す」と指摘した。 事故が発生した保護室には、当時コスクン・セリーム氏の他に5人の移住労働 者がいた。出入国管理所職員と公益要員4人も勤務していた。昨年の10月にも コスクン・セリーム氏と同じように水原出入国管理事務所で調査を受けていた 中国人移住女性労働者が建物の4階から墜落して死亡した事件が発生している。 共対委は「すでに2003年11月から今まで続いている人間狩式摘発と追放の過程 で、数十人の移住労働者が自ら命を絶ったり摘発から逃げるときに大怪我をす るなど、悲劇的な事例が列をなしている」と、摘発と追放中心の政府政策を批 判した。また彼らは「今回の事件と同じように、移住労働者に対する保護業務 を担当する政府機関内で移住労働者が死亡したのは、政府機関が行う『保護』 機能も事実上有名無実であることを示す」と付け加えた。 共対委は続いて「セリーム氏を死に追いやったのは、韓国政府の非人間的な移 住労働者追放政策に始まるのは明らかで、今からでも韓国政府が移住労働者に 対する殺人的な摘発追放政策を即刻打ち切るべき」とし、「人間狩式追放政策 により未登録移住労働者全員を追い出すという政府の反人権的な政策はまた別 の悲劇的な死を予告するもので、即刻中断すべきだ」と強調した。 2006年03月02日20時06分 翻訳/文責:安田(ゆ)
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