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KBS事態が全社に拡大、技術本部チーム長も「役職返上」

KBS記者協会が総会を開き今後の対応を議論…KBS 9時のニュースが20分で終わり「イルカ」に

入力:2014-05-2013:43:13 露出:2014.05.2016:00:33
チョン・サングン記者| dal@mediatoday.co.kr

KBS幹部の役職返上が続いている。 5月19日夜には技術本部チーム長27人がKBSの吉桓永(キル・ファニョン)社長の辞任を要求し、役職を辞任した。 報道本部に続き、技術本部も吉社長退陣戦線に進んでいる。 特派員も近い将来、吉社長の退陣を要求する声明を出すと発表した。

技術本部チーム長たちは役職返上を発表し、 「入社から今まで技術だけを勉強し、技術だけを見て働き続けた。 放送の独立性・公正性は番組を製作する記者、PDの役割だと思っていた」とし 「だから公正報道の話が出た時は、わざわざ聞かないように、知らないようにしていたが、もうこれ以上我慢できない」と明らかにした。

彼らは「KBSの主人は社長でも、職員でもない視聴者」とし 「吉桓永社長はその視聴者の胸に消せない傷を残した」と話した。 続いて「これ以上、国民を欺瞞し、KBSに恥をかかせ、職員の顔に泥を塗らないでくれ」とし 「少しでも視聴者に申し訳なく、KBSに申し訳なく、後輩を考える気持ちがあるのなら、 もうそろそろ退いてほしい」と批判した。

また彼らは「これ以上、あなた(吉桓永社長)はKBSの社長ではない」とし 「技術本部チーム長は役職を辞任し、KBSが本当の視聴者の放送になる日まで、あらゆる努力をつくす」と明らかにした。

KBS記者協会(会長チョ・イルス)も製作拒否を続けている。 5月20日、記者協会は会員の参加で総会を開いた。 この場でKBS記者協会の会員は「吉桓永社長の退陣だけでなく、 公営放送の正常化のために努力しよう」と声を集めた。

▲20日午前、KBS新館IBC階段の前で総会を開いているKBS記者協会。写真=チョン・サングン記者

自由発言をしたKBS採用38期のある記者は 「2年前、入社1年目の時にストライキをしたが、またこうして出てこなければならない状況が悲しく、残念だ」とし 「前とは違って、変わったことを確認しなければ、この闘争の記憶を後輩に話せない」と話した。

24期の記者も「会社では色々な事があったが、 今回のことが最も大きいようだ」とし 「今回のことがKBSが公営放送に行く最初のステップになることを願う」と話した。 25期記者も出てきて「私はKBSを愛する人で、無限挑戦も見ずに1泊2日を見る」とし 「しかし最近、その所属感と忠誠心がこわれてしまったことが悲しい」と話した

チョン・インソク経済部チーム長も出てきて 「2〜3年間デスクをしながら(報道が)蹂躙されているという感じを受けた」とし 「青瓦台の圧力は前からだが、それを報道本部がどう防ぐかが問題」と話した。 ユ・ソクチョ ニュース製作2部長は「20年以上身を置いたKBSが崩れているという切実さから出てきた」とし 「部長も真情性を見せなければならない」と話した。

今後のKBS記者協会の対応方案も論議された。 ある記者は「製作拒否でニュースがきちんと出て行かないが、 これから二大労組がストライキをする直前まで、KBSニュースがむしろ解放区になるかもしれない」とし、ニュース製作の立場を伝えた。 別の記者は「一般的な集会よりも今後、KBS ニュースをどう製作するべきかの討論会を開こう」と提案した。 KBS記者協会はこの日の午後に非常対策委会議を開き、対応方案を議論する予定だ。

一方、KBS ニュースも製作拒否以後に放送が混乱している。 メインニュースのニュース9も、19日の放送はできたものの、イ・ヒョンジュ アンカーの単独進行で20分程度で終わった。 KBSはニュース9の後は、海外ドキュメンタリー「スパイ・イルカ」を放送した。 この日、KBSのニュース9はKBS記者協会の製作拒否の便りを伝え、 吉桓永社長の前日の立場発表を批判的に扱った。

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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