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MBC経営陣、放送通信委、PD手帳の謝罪通知受け入れ

今夜11時謝罪放送予定、労組は反発

ユ・ヨンジュ記者 www.yyjoo.net / 2008年08月12日19時46分

MBC経営陣がPD手帳の狂牛病報道に対して「視聴者謝罪」を命令した放送通信委 員会の決定を受け入れた。

MBCのオム・ギヨン社長は今日(8月12日)午後5時から約20分間、部長級以上が参 加する拡大幹部会議を開き、放送通信委員会が11日に通知した「視聴者への謝 罪」の通知を受け入れて今夜謝罪放送をすることに決めた。

オム・ギヨン社長は「PD手帳の企画意図と事実関係の正確性、そしてMBCの未来 を総体的に判断し、放送通信委員会の制裁を大乗的に受け入れることにした」 とし「これまで視聴者の皆さんにご心配をおかけしたことについて丁重に謝罪 申し上げる」と明らかにした。

しかしオム・ギヨン社長は狂牛病報道をしたPD手帳の評価については「PD手帳 に対する多様な見解はありえるが、PD手帳の問題提起は結果として国民の健康 と公共の利益に寄与したと評価する」と話した。

オム・ギヨン社長は「今日、放送通信委員会の制裁を受け入れると共に、言論 本来の使命を再度強調したい」とし「言論は自由で責任ある情報伝達者になら なければならず、国民の代わりに批判と監視の機能を果たさなければならない」 と述べ「私は言論の自主性とMBCの独立性を守るために最善を尽くす」と強調した。

また、オム・ギヨン社長は「今回のPD手帳の問題を契機として、報道、時事番 組の正確性、公正性、信頼度を高めるために、強化した新しいガイドラインを 作る」とし「デスク機能を強化して法律専門家の事前検証システムを導入する など、公正さとバランスが取れた番組製作のための制度的システムを用意する」 と明らかにした。

MBCは経営陣がこの日、放送通信委の視聴者謝罪命令を受け入れることにした決 定により、夜11時謝罪文告知と放送をする予定だ。

放送通信委の通知内容によれば、謝罪放送は「該当放送番組の正常放送直前1回 告知」、「措置内容を4つの全面画面(#1、#2、#3、#4)に分け、音声と字幕(青 い背景に白文字)で放送しろ」となっている。放送通信委が通知した謝罪放送の 文句は次の通り。

「(株)文化放送はMBC-TVのPD手帳〈緊急取材、米国産牛肉は狂牛病から安全な のか〉 1、2放送中、米国市民団体のヒューメインソサエティーの動物虐待動画 と狂牛病と疑われる患者の死亡の知らせを扱うにあたり、六つの誤訳と、座り 込んだ牛に対して進行者が『狂牛病にかかった牛』と断定する表現で放送して、 韓国人は西洋人より人間狂牛病にぜい弱で『韓国人は…人間狂牛病発病の確率が 94%』という内容を放送し、社会的争点や利害関係が鋭く対立する事案を扱いな がら、米国の食肉処理システム・食肉処理場の実態・カナダ牛輸入・飼料統制 政策などについて一方の見解だけを放送した事実があります」。

続いてMBCは三番目の画面全面に「これは『放送審議に関する規定』第9条(公正 性)第2項および第3項、第14条(客観性)、第17条(誤報訂正)に反するもので放送 通信審議委員会の制裁措置決定により、放送通信委員会から『視聴者に対する 謝罪』命令を受けました」と明らかにするようになっている。

最後に「このような制裁措置の内容をおしらせし、視聴者の皆さんに心より謝 罪を申し上げます。私たち(株)文化放送はこれを契機に『放送審議に関する規 定』などの関連法規を遵守して、より良い番組を放送するよう最善の努力をつ くします。(株)文化放送です」と締めくくるようになっている。

一方、MBC経営陣は明日、正式の辞令でチョ・ヌンヒPD手帳CP(責任プロデュー サー)を職務解任し、進行者ソン・イルジュンPDをMCをやめさせる計画だ。

こうした事態を感知したMBC労組は午後からMBC放送センター1階のロビーで経営 陣の決定を糾弾するピケデモを開始、今夜放送される予定の謝罪放送自体を阻 止する姿勢だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-15 18:44:57 / Last modified on 2008-08-15 18:44:58 Copyright: Default

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