本文の先頭へ
韓国:放送通信審議委、ダウム不買運動掲示物削除を決定
Home 検索

放送通信審議委、ダウム不買運動掲示物削除を決定

キム・ギジュン弁護士、「表現の自由を制限する恐れがある決定」

ユ・ヨンジュ記者 www.yyjoo.net / 2008年07月02日11時11分

韓国「BSE」関連トピック

放送通信審議委員会(放送通信審議委)は7月1日の全体会議でダウム内広告不買 運動掲示文を審議、削除などの命令を下したことで、ネチズンとメディア運動 陣営の大きい反発が予想される。

放送通信審議委はダウム内の『広告不買運動掲示文』について関連法令および 規定を基礎に審議したとし、80件の掲示文に対して、△表現の自由に含まれる掲 示文(19件)に対しては『該当せず』、△『情報通信倫理審議規定』第7条第4号、 第8条第4号マで規定する『その他の犯罪および法令に違反する違法行為を助長 して健全な法秩序を顕著に害する恐れがある情報』、『その他正当な権限なく 他人の権利を侵害する内容』に値する掲示文(58件)には『該当情報の削除』の 是正要求、△現在流通している情報がなく、審議の対象にならない掲示文(3件) に対しては『却下』を各々決めた。

放送通信審議委は、この決定事項をダウムに通知し、措置の結果を確認、点検 する方針で、報道資料で「今後、韓国社会の健全な法秩序を顕著に害する恐れ がある情報に対しては厳正に審議し、インターネットでの品格があって合理的 な討論の文化が定着するように最善を尽くす」と発表した。

放送通信審議委全体会議で削除を決めた58件の掲示物に対してオム・ジュウン (国会議長推薦)、イ・ユンドク(放送通信特別委推薦.民主党)、ペク・ミスク (放送通信特別委推薦.民主党)の3人の審議委員は、表現の自由のために厳格に 処理すべきだという少数見解に固執したという。その他にパク・ミョンジン委 員長をはじめ、パク・ジョンホ、パク・チョニル、ソン・テギュ、チョン・ジョ ンソプ、キム・ギュチルの審議委員は削除意見から退かず、結局上のように決 定した。

放送通信審議委のク・ジンウク公報担当者は、上の決定について「問題の掲示 物削除について多数意見に大きな偏差はなかった」と話した。ク・ジンウク公 報担当者は、放送通信審議委の審議権限の議論については「情報通信網法、情 報通信倫理審議規定など、法に定められた規定により審議した。違憲の問題は 別の話」と答えた。

ク・ジンウク公報担当は「今日、審議結果をダウムに通知する予定で、ダウム が措置をしなければ行政処分と是正命令をする」と付け加えた。

放送通信審議委の決定についてキム・ギジュン弁護士は「はがゆいことだ。憲 法請願などの表現の自由を守る対応が不可避だ」と話した。キム・ギジュン弁 護士は、「放送通信審議委が該当掲示物に対して犯罪を助長する情報だという 根拠で判断したと思われるが、これは明確性の原則に反し、表現の自由を制限 する恐れがある決定」と話した。

進歩ネットワークセンターのオ・ビョンイル活動家は、「不買運動をしている ネチズンがこの決定について納得するのは難しい」と話し「ネチズンの不服従 運動、違憲訴訟など、多様な対応を繰り広げる」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-07-06 22:20:14 / Last modified on 2008-07-06 22:20:16 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について