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6060ウォン上がった最低賃金撤回、最低賃金委員会は解体

13日開かれた市民公園、『最低賃金無効、最低賃金委員会解体要求決議大会』

チョスビン記者

13日『最低賃金かっぱらい無効・最低賃金委員会解体および再構成要求民主労 総決議大会』が光化門の開かれた市民公園で、全国民主労働組合総連盟(民主労総) 主催で開かれた。

最低賃金委員会会期が終わってほぼ一か月。先月29日、最低賃金委員会は、 労働者委員が全員退席した状況の中で、使用者委員案の採決を強行し、 出席者16人中たった1人が棄権、残る15人の賛成で最低賃金を決めた。 結局、9月から来年12月までの間に適用される最低賃金は、引上率9.2%、 時給3100ウォンとして計算すると、40時間基準で月647,900ウォン、44時間基準 で月700,600ウォンと決まった。この後、民主労総は決定された最低賃金を 直ちに撤回、再審議を要求しているが、政府側からはまだ何も回答がない。 これに対してこの日の大会参加者は、最低賃金委員会解体と最低賃金を 全労働者の平均賃金の50%に法制化することを要求した。

「死ぬほど戦って、6000ウォン上がった」

決議大会に参加したイチャンベ民主労総女性連盟委員長は「引上率9.2%に決定 した今回の最低賃金闘争は嘆かわしく悲しいことで、この場に立つのも申し訳 ない」と闘争発言を始めた。

イチャンベ委員長は「女性の同志たちが初めての占拠座り込みをして、また、 公権力に正面から対抗し、いつもより高い水準で闘った」と周囲を促しながら も「昨年は44時間基準で641,840ウォン、今年は40時間基準647,900ウォンだ。 死ぬほど戦って、ようやく6000ウォン上げた」とし、今回の最低賃金委員会の 最低賃金の決定に強い不満を表わした。

イチャンベ委員長は「最低賃金法で労働時間44時間が40時間に変わり、月次休 暇もなくし、有給年次休暇と生理休暇の強制もせず、結局68,000ウォンが削減 される形だ」とし、「今回、最低賃金委員会が決めた最低賃金は、引上げ案で はなく削減案だ」と主張した。

イチャンベ委員長はまた「100人以上の事業場の労働者は706,000ウォン、300 人以上事業場の労働者は647,900の最低賃金を受けることになる」として「同 じ時代の労働者が事業場規模によって違う最低賃金を受けるのは非合理的な法 案に始まった」とし、44時間から40時間に変わって削減される賃金を絶対に保 全しなければならないと強調した。これは、今年の7月から300人以上の事業場 では、週40時間制が適用されることになり、最低賃金が事実上削減されること になる。また、来年の7月から週40時間制が適用される100人以上の事業場では、 9.2%の引上げで706,000ウォンになる。

「『大きい』の『デ』、『憂い』の『ファン』、キムデファンは労働界大きな心配事だ」

一方、この日、民主労総は代表団を構成し、決議大会場の近くにある政府総合 庁舎国務総理室傘下国務調整室に抗議書簡を伝達した。代表団は、イチャンベ 民主労総女性連盟委員長、コジョンファン民主労総ソウル地域本部長、チュジ ンウ民主労総未組織非正規室長で構成された。

抗議書簡を伝達するために場所を移動する直前に、コジョンファン・ソウル地 域本部長は「公益委員は、当初から最低賃金を上げるつもりがなかった」とし、 「法を変えなければ来年も同じことがある。行政的な手段と法的な手段を動員 しても、最低賃金の現実化を絶対に勝ち取らなければならない」と今後の闘争 計画を明らかにした。

またコジョンファン・ソウル地域本部長は「キムデファン労働部長官は、大き いという意味の『デ』と、憂えるという意味の『ファン』、すなわち労働界の 大きな心配事だ」とし、「誰よりも労働者を弾圧するキムデファン労働部長官 の退陣闘争を広げていかなければならない」と付け加えた。

*この日決議大会に参加したイスホ民主労総委員長*

2005年07月13日19時00分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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