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韓国:障害者コールタクシー労働者が街に出た理由
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障害者コールタクシー労働者が街に出た理由

公共労組障害者コールタクシー支会、「ただ労組を弾圧するための解約」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年02月15日17時07分

95万ウォンで燃料費、車両修理まで...休日もなく働いてきた『運転奉仕員』

障害者コールタクシーを運転した労働者たちが、ソウル施設公団側の解約は 「不当解雇」だとしてソウル施設公団と戦っている。

障害者コールタクシーは、多くの障害者が地下鉄リフト墜落事故で死亡して、 障害者自らの苦しい戦いの末に、2003年ソウル市に初めて導入された。ソウル 市は、ソウル施設公団に委託受託契約を結んでコールタクシーを運営してきた。 受託したソウル施設公団は『運転奉仕員』という名で個人運転手にコールタク シー運行を再委託した。彼らは毎年契約を更新する不安定な身分だった。

運転労働者たちは一日に10〜12時間働いた。彼らは休日もなく働き、運行補助 金の名目で95万ウォンを受け取る。燃料費はもちろん、車両管理も自前だった という。彼らは2003年、労災処理も受けられない劣悪な労働環境を改善するた めに労働組合を作り、ようやく申告証を受けた。しかしこれも長く続かなかっ た。労組側は「公団側は労組の設立証交付を妨害し、教育等で個人に労組脱退 を懐柔した。結局、組合員の解約などで組合を瓦解した」とこれまでの過程を 説明した。

地労委不当解雇の復職判決履行直後にまた解約

その後、運転労働者たちの絶え間ない戦いの末、2005年7月に行政法院、2006年 12月に高等法院から勤労者性を認められた。その後、運転労働者たちは2007年 1月、公共労組を上級団体として障害者コールタクシー支会で組織を整備した。 それに対してソウル施設公団は労組核心幹部のイ・ヨンチョル副支会長とキム・ ムドク副支会長を昨年7月に解約したことを始め、7人の組合員が契約を解約し た。このうち5人の組合員はソウル地方労働委員会で不当解雇復職の判定を受け た。しかしソウル施設公団は契約期間満了を理由にまた彼らに解約を通知した。

これに対してソウル施設公団関係者は『チャムセサン』との電話通話で「外部 の人で構成された審査委員会が6つの評価項目を決め、毎年審査をする」として 「審査の結果、再契約の基準点に達しなかったので契約期間満了で契約が解約 された」と述べた。

▲障害者コールタクシー支会組合員が理事長との面談を要求して理事長室に入ろうとし、公団側職員が防いで立っている。/アン・ポヨン記者

しかし労組は「不公正な契約審査」とし「公団は15分の遅刻と服装不良、委託 受託契約書内容を3回以上違反したという理由で解約させた」と主張している。 信号違反1回、運行時間不遵守3回など、委託受託契約書内容違反で解雇された クォン・ギョンスク組合員は、「信号違反はどんな業者でも解雇理由にしてい ない。罰金もまた本人が負担したし、運行時間不遵守も間違って配られた時刻 表によるもので、追加勤務もした」とし「15分の遅刻が解雇理由になるのなら、 運転手のほとんどが解雇されるが、何人かだけに適用された」と反論した。

運転労働者たちが理事長室に抗議訪問の末、26日に面談約束

これについて労組は「ただ労組を弾圧して組合員を解雇する意図による解約だ としか考えられない」とし、昨日(2月14日)、理事長との面談を要求して理事長 室を抗議訪問した。しかしソウル施設公団側の反応は冷たかった。労組側によ れば、理事長と面談するために何度か文書を送ったが、公団側は「時間がない」 と言い続けてきたという。結局、面談するために理事長室を訪ねた組合員たち は、20数分間で職員に追い払われた。ソウル施設公団側は「無断で入ってきた。 不法行為に対する措置だ」と述べた。

▲組合員たちは理事長と面談するまで理事長室から出ようとしなかったが公団側職員が彼らを引きずり出した。/アン・ポヨン記者

この過程で公団職員は意図的にカメラを遮り、カメラを奪い取ろうとするなど、 取材をしていた『チャムセサン』映像記者の取材を妨害して物議になった。ま たソウル施設公団の関係者は現場を取材していた記者に数回にわたり、報道を 止めさせようとし、現場で仲裁した城東警察署情報課の刑事は「報道をしなけ れば理事長との面談を考慮してみる」という公団側の立場を伝えた。その後の 電話取材でも、ソウル施設公団関係者は「報道されると面談が難しいのだが...」 と話した。取材妨害行為に対しソウル施設公団側は該当記者に謝罪した。

ひとまずソウル施設公団と労組は2月26日に面談を約束した。労組側は面談の結 果により、今後の闘争計画を作る計画だ。

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&id=42467原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-02-17 11:21:49 / Last modified on 2008-02-17 11:21:50 Copyright: Default

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