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韓国:労使政討論会での非正規職強制連行に非難の声
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「非正規職の涙に強制連行で応答」

労使政討論会での非正規職強制連行に非難の声高まる

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年10月12日13時39分

非正規法を評価しようと言いながら、解雇された非正規職は強制連行

昨日(10月11日)開かれた非正規法施行100日の労使政大討論会で非正規職労働者 41人が強制連行されたことに非難の声明が続いている。

▲非正規職労働者は労使政討論会で非正規法の問題点を知らせようとしたが、全員強制連行された。/チャムセサン資料写真

討論会に参加して連行された当事者であるニューコア労組とイーランド一般労 組の怒りは強い。昨日、討論会場でニューコア-イーランド非正規職労働者たち は、「非正規法で解雇されたのに、3か月以上解決していない」、「政府が解決 しろ」と李相洙長官に強く抗議した。

ニューコア-イーランド労組、「とんでもない警察の態度」

ニューコア労組は「執権前に非正規職の涙を拭ってやると言った盧武鉉政権は、 任期最後の年に非正規職悪法を作り、この法の副作用は全く考慮せず強行採決 した」とし「非正規職悪法で被害を受けた非正規職労働者の闘争を盧武鉉政権 は警察兵力を利用して無惨に踏みにじり、彼らの叫びと涙を無視して強制連行 し、拘束で応えた」と政府の態度を批判した。

イーランド一般労組も「われわれ組合員は100日の間、非正規法が非正規職労働 者を保護するどころか逆に大量解雇を量産する現実の中で闘争してきた」とし、 「非正規職当事者が非正規法を議論する討論会に参加したことを業務妨害だと 言って、労働者から逃げた李相洙長官を労働者が監禁したと主張する警察の態 度は、おぞましさを越えてあきれるばかり」と非難した。

「公安弾圧に駆け上がる公権力乱用」

▲チャムセサン資料写真

一方、強制連行については、過度な公権力投入という批判も強い。

公共労組は「白昼真昼にブラックコメディを演出した当事者は労働部と警察」 とし「加害者が被害者を連行して拘禁するという、ひっくり返った世の中」と 指摘して、「労働部と労使政委員会が非正規職問題を解決する意志が少しでも あるのなら、『非正法廃止』のための労使政大討論会を開かなければならない」 とし「労働部と警察は連行者を即刻釈放しろ」と声を高めた。

人権団体連席会議と全国不安定労働撤廃連帯、労働戦線などの労働人権社会団体 も今日(10月12日)、光化門政府総合庁舎前で記者会見を開き、「公安弾圧に駆 け上がる公権力乱用を糾弾する」と声をあげた。彼らは「非正規職労働者 の正当な闘争に対する警察の暴力は昨日今日のことでない。日がたつにつれて 程度が高まっている」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-10-13 16:45:05 / Last modified on 2007-10-13 16:45:06 Copyright: Default

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