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韓国:法院、「コスコム非正規職を直接雇用すべき」
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法院、「コスコム非正規職を直接雇用すべき」

コスコム非正規支部、「勤労者地位確認訴訟」で勝訴

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年07月18日18時29分

ソウル南部地方法院が今日(7月18日)、コスコム非正規職労働者74人が提起した 勤労者地位確認訴訟の判決で、66人の労働者に対して勤労者の地位を確認する 判決を下した。法院はあとの8人には「請負業者を変更する過程で契約を締結し た事実が認められる」として棄却したが、偽装請負だと判決した。

▲コスコム非正規職労働者74人が提起した勤労者地位確認訴訟の判決があった7月18日、証券取引所前で集会が開かれた。[出処:コスコム非正規職支部]

全国事務金融労働組合連盟は法院の判決直後、これを歓迎する記者会見を行い、 「使用者が間接雇用労働者の元請使用者性を否定し、非正規職労働者を搾取す る慣行を変える契機になる」とし「(株)コスコムは今すぐ非正規職労働者を直 接雇用しろ」と要求した。

300日以上、直接雇用を要求して闘争を続けてきたコスコム非正規職労働者への 今回の判決は、14日の現代尾浦造船下請け業者ヨンイン企業労働者に対する大 法院の勤労者地位確認に続き、同様の間接雇用労働者にも適用されるのかに大 きな関心がよせられている。

相次ぐ元請使用者性認定の判決、間接雇用非正規職への影響に注目

事務金融連盟は「政府は最近の法院判断により、間接雇用問題に対して根本的 な対策を用意することを要求する」とし「千日を越えたキリュン電子、800日の KTX乗務員など、間接雇用の弊害が単なる差別を越え、労働者個人と家族の生存 権を威嚇する水準になっている」と指摘した。

民主労総も今日、声明書で今回の判決を大いに歓迎して「コスコム使用者は目 を覚まして非正規労働者を即刻正規職化しろ」と要求した。民主労総は「今回 の判決は、以前に尾浦造船下請け労働者への元請使用者性を認めた大法院判決 に続き、労働法のいかなる保護も受けられず無権利状態に置かれている間接雇 用労働者の権益を保証させる意味ある判決」と評した。

また政府にも「法院の元請使用者性認定判決を尊重し、キリュン電子とKTX非正 規労働者の問題も早く解決し、非正規職法全面再改正をしろ」と主張した。

長引いているコスコムの偽装請負の攻防で、法院が労働者側の手をあげてたこ とで、(株)コスコムが非正規職労働者を直接雇用するかどうかに注目される。 コスコム非正規支部は7月21日「コスコム非正規支部闘争勝利報告大会」を開い て会社側に正規職化および誠実交渉をまた要求する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-07-23 05:23:20 / Last modified on 2008-07-23 05:23:20 Copyright: Default

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