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韓国:無期契約、仕事場の類似正規職
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「無期契約、仕事場の類似正規職」

学校非正規職労働者、人権弾圧糾弾記者会見

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年06月25日14時43分

釜山のある小学校で17年働いた金氏、今年の1月頃に学校は図書館司書業務併行 を指示したが、金氏は司書業務を遂行する職員との関係のために、全的に担当 することは難しいという意思を伝えた。この時から金氏は日常的に弾圧を受け はじめた。

決裁を受けに行くと2〜30分立って待たされ、何の説明もなく決裁されないこと は頻繁にある。『組織に必要のない癌のような存在』といった人格的冒とく性 の発言を聞かされ、3月に予定された定期号俸昇級が何の説明もなく取り消された。

6月12日、金氏は白内障で年休を申請したが業務を理由に拒否され、結局ストレ スで倒れて救急車で運ばれ、神経性憂鬱症で入院するに至った。

6月25日、公共労組が国家人権委員会の前で記者会見を行い、発表した学校非正 規職労働者人権弾圧事例の一つだ。また他の事例発表では、上と似た校長の人 権弾圧を国家人権委に陳情すると、担当者が「それは校長の権限」として人権 侵害を物理的暴力に限定しようとする態度を見せたという。

全国不安定労働撤廃連帯のチョン・ジヒョン事務局長は、「原油高のために類 似石油の使用者が増えているというニュースを昨日見たが、非正規職を正規職 のように偽装する類似正規職が仕事場に蔓延している」とし「見掛けを変えて も学校非正規職の問題は解決しない」と政府の公共部門非正規職政策を批判した。

昨年8月、政府は公共機関非正規職労働者を『無期契約』に転換する公共部門非 正規職総合対策を発表した。政府は彼らの定年と雇用が保障されると広報して きた。

だが公共労組によれば、昨年の非正規職法通過以後、一線の学校では非正規職 労働者の再契約を拒否し、事実上解雇されているという。また給与体系職員の 号俸凍結、年俸制強制転換、配置転換処遇悪化事例も相次いでいるという。

記者会見に参加した人々は『学生と非正規職労働者を困らせる市場化論理をい ますぐ撤回しろ』とし、労働基本権保障と解雇手段に転落した就業規則と人事 管理規定廃棄を要求した。

原文(チャム セサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-07-03 22:09:34 / Last modified on 2008-07-03 22:09:35 Copyright: Default

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