| 韓国:光州市、市庁非正規職扱った公演まで妨害 | |
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光州市、市庁非正規職扱った公演まで妨害光州市は助成金返還、518記念文化センターは貸し出しキャンセル、しかし公演を強行
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2007年11月23日13時22分
光州市公演二日前に突然助成金返還を要求、公演会場キャンセルまで 光州市庁清掃用役非正規職労働者たちの戦いが続いているなかで、光州市がこ れを素材にした公演まで防いだことで問題になっている。
マダン劇専門演技団体の劇団(パフォーマンス・グループ)『シンミョン』の公 演は今日(11月23日)、518記念文化センターで開かれる予定だった。ところが、 公演の二日前の21日、518記念文化センターから公演会場使用許可の取り消しを 通知してきた。518記念文化センターは、「申請時の公演内容と実際の公演内容 が違う」ことを理由にしている。公演会場使用許可取り消しは、光州市でシン ミョンに助成された『舞台公演作品製作支援補助金』1500万ウォンを返還しろ という連絡が来た直後のことだった。 これに対して『シンミョン』は、「使用許可取り消しの本当の理由は、作品の 内容だった」とし「市庁非正規職労働者の話を含んでいるという理由で不敬罪 が適用され、公演会場の使用許可が取り消された」と説明した。『シンミョン』 は「この笑えないことが大韓民国、それも文化首都という光州の518記念文化セ ンターで行われたこととはあきれる」と残念がった。 光州市庁非正規職問題を扱ったから...「第5共和国、第6共和国の時にもなかった」
シンミョンによれば、公演内容は最初に光州市と518記念文化センターに提示し た『トッケビグッ(妖怪祭祀)』のままだ。庶民の恨みをはらすという意味で、 トッケビグッのモチーフを使った今回の公演は、本来住宅問題を扱うものだっ たが、マダングッの特徴である現場性を維持するために、現在光州で最も苦し い戦いを続けている光州市庁清掃用役女性労働者の話を彼女たちの立場から扱 うということだけだった。 シンミョンのキム・ジュミ企画次長は「貸館不許可について話すために関係者 と会った時、彼らはいっそFTA反対のような一般的なものにしろ、非正規職も多 いがなぜ光州市庁清掃非正規職労働者にするのかいった」とし「これは明確に 公演内容に対する検閲だ」と伝えた。その上、518記念文化センター側では台本 まで要求したという。シンミョンは何とか公演を実現するために台本も持って 行った。それでも公演会場側は貸館を許さなかった。 結局、多くの非正規職のうち『光州市庁清掃用役非正規職労働者』が内容だか ら、光州市は助成金を返還させ、518記念文化センターは貸館を取り消したのだ。 シンミョンは声明書でも「冷酷だった第5共和国、第6共和国の時も無かったこ とが光州518記念文化センターで行われている」とし「これは明白な表現の自由 を侵害する行為で、公演芸術の弾圧行為」と指摘した。 今日午後7時、518記念文化財団でそのまま公演...労働者たちも集団で観覧 シンミョンは、光州市と518記念文化センターの妨害にもかかわらず公演を押し 切る計画だ。 キム・ジュミ企画次長は「公演会場側が貸館を許さないのなら、駐車場ででも 公演をするといったがこれも許可されなかった」とし「われわれはこの事態を 公演で知らせ、必ず謝罪を受け取って公演をする」と明らかにした。 公演は今日の午後7時に518記念文化センターで開く予定だ。 シンミョンは、「光州を愛し、自負心を感じて活動してきた役者たちの大切な 夢を踏みにじる野蛮な行動は即刻中止すべき」とし「使用許可の取り消しが撤 回されなければ、全国のすべての文化芸術家と共に連帯して芸術弾圧と戦う」 と光州市に警告した。 地域労働社会団体も集団で観覧する予定だ。 民主労総光州本部は声明で「われわれの地域の文化芸術家が、疎外されている 非正規職問題を劇に昇華させ、非正規職のない世の中を作ろうと訴えるのは、 芸術の自由以前に激しい抵抗の身悶えだ」とし「5月光州精神をより高めなけれ ばならない、518記念文化センターが公演内容が光州市庁と関連しているから貸 館と助成を取り消すとは、いったいどういうことか」と指摘し、「劇団シンミョ ンの努力を全幅的に支持し、予定通りに23日午後7時の公演に多くの労働者が、 集団で観覧する」と明らかにした。 平和交渉期間を設定したのに光州市の態度には変化なく 一方、全国体育祭を前に、光州市と民主労総光州本部は10月31日までを『平和 交渉期間』に設定して、光州市庁非正規職問題を解決することに合意した。だ が光州市は以前と違う提案を出さず、31日までの交渉は決裂した。その後の議論 は足踏み状態だ。 民主労総光州本部のキム・ヒョンソク事務局長は、「光州市は、市庁非正規職 労働者の原職復帰の要求全体を受け入れない状況で、市庁非正規職労働者が受 け入れ不可の立場を出した。そのため闘争計画をたてている」と明らかにした。 民主労総光州本部は「交渉決裂の責任は全的に何の提案も出さない光州市が負 うべき」と光州市の前向きな態度を要求した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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