| 韓国:初の差別是正申請、非正規職労働者が解雇の危機 | |
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初の差別是正申請、非正規職労働者が解雇の危機19人の申請者のうち8人は用役転換、残りは順に解雇の危機
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2007年10月03日17時41分
差別是正申請中でも『契約期間満了』で解約すればそれまで 7月24日の非正規法施行以後、はじめて差別是正を地方労働委員会に提出した農 協中央会高齢畜産物共同売場の非正規職労働者が解雇危機に置かれている。
農協中央会高齢畜産物共同売場が10月2日に、10月16日に契約が満了するとして 差別是正申請をした19人の非正規職労働者のうち、イ・ユンホ氏に解約を予告 した。残り10余人の非正規職労働者たちもほとんど契約期間が残っておらず、 全員が解約の危険に置かれている。彼らは現在、10月1日から始まった申請審判 が進行中だ。 農協中央会高齢畜産物共同売場で働いていた非正規職労働者たちは、特別な事 情がない限り、慣例により契約を更新してきた。だが会社側は異例の解約を通 知した。差別是正申請が受け入れられるには、契約関係が維持されなければな らないが、会社側が契約期間満了を理由として解約や外注化すると、差別是正 は無力化する。労働界は会社側がこうした法の弱点を利用したものと批判して いる。 こうした状況は、非正規法が非正規職労働者を全く保護できないという労働界 の主張にさらに力を与える。会社側が差別是正から逃げるために非正規職の職 群を分離する分離職群制を活用したり、非正規職業務そのものを外注化したり、 差別是正申請をしても契約満了を理由として契約を解約するなどで非正規法を 悪用しているためだ。 民主労総、「使用者の非正規法悪用は統制がない」 民主労総は「差別是正制度がきちんと活用されないのは、法そのものの欠陥と 非正規職労働者の身分の不安定、非正規職法に対する不信などに起因する」と し「差別是正申請をしても業務の外注委託転換、解約脅迫などにより差別是正 を取り下げたり、是正申請中なのに解約満了によって、非正規職労働者が頑張っ て差別是正訴訟を続けるのが難しい条件だ」と指摘した。 民主労総によれば、これまで会社側が差別是正申請人のうち8人に請負業者への 転籍を強要し、これに耐えられず8人の非正規職労働者が申請を取り下げた。こ れに応じない非正規職労働者は、一方的に転換配置したという。また、慶北地 方労働委員会は9月に△長期勤続非正規職労働者無期契約転換、△短期勤続非正規 職労働者契約延長などの仲裁案を提示したが、会社側はこれを受け入れずに非 正規職労働者の雇用を請負に転換する意志を変えなかった。 これに対して民主労総は「差別是正制度の実効性を高める政府の意志、そして 外注化や解約で差別是正を回避する使用者への強力な措置が必要だ」とし、 「非正規法施行以後むしろ激化した非正規職労働者の雇用危機は、非正規法を 悪用する使用者が統制されず無分別に進められていることにその深刻性がある」 と指摘した。 これに慶北地域労働社会団体と民主労働党大邱市党は、農協中央会高齢畜産物 共同売場を強く糾弾する行動を続ける計画だ。11日には権永吉民主労働党大統 領候補が訪問する予定で、イ・ユンホ氏の契約が満了する翌日の17日には大邱 地方労働庁前で『非正規差別是正関連法火刑式』を開くなど対応程度を高める 予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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