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韓国:ハイテク支会解雇者全員に高裁で復職判決
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ハイテク支会解雇者全員に高裁で復職判決

会社側による7億6千万ウォンの損賠訴訟もほとんどを棄却

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年09月27日14時33分

ハイテックRCDコリア(株)が九老工場を閉鎖する計画に反発して闘争を続けてい る金属労組ハイテックRCDコリア支会に最近、朗報が続いている。

高等法院は9月12日、2年間続いたハイテク側の控訴を棄却して、「ハイテック RCDコリア解雇者5人全員を復職させ、解雇期間中の賃金相当額を支払え」と判 決した。中央労働委員会と2005年の行政訴訟ではすでに同じ内容の決定が下さ れている。

会社側は、高等法院の判決から半月後の現在も復職命令を履行せず、大法院に 上告する準備をしているという。ハイテク支会は今回の判決について「法院も 認めざるをえない程、ハイテク資本の労組弾圧はかなり以前から天下に知られ ている」とし「この問題を解決する唯一の方法は、不当解雇したハイテク労働 者を復職させ、労働組合との間できちんと問題を解決すること」と発表した。

会社が組合員に対して行っている損害賠償請求訴訟でも、法院は労働組合の手 をあげた。ハイテックRCDコリア(株)が組合員8人に対して起こした約7億6千万 ウォンの損害賠償請求訴訟で、ソウル南部地方法院は14日、請求を棄却して組 合員3人(支会長、副支会長、事務長)だけに約119万ウォンを仮執行する判決を 出した。

ハイテク側は2005年4月に申請した損害賠償請求で直ちに訴訟を進行、組合員の 財産を差し押さえようとしたが、今回の法院の1審判決でブレーキがかかった。 ハイテク支会は「資本の法廷で資本が申請した損賠訴訟に無罪判決が下ったケー スを探すのが難しいという現実を考えると、ハイテク資本にとって恥ずかしい 判決」と評し、「損害賠償判決の内容は全般として労働組合の勝利を意味して いるが、完全な無罪認定には至っていないので、再び闘争の手綱を握る」と明 らかにした。

2002年から不当解雇とCCTVによる監視などの労働組合弾圧に苦しんできたハイ テク支会は、最近会社側が九老工場の赤字を理由として計画した構造調整に反 発、ハイテク・オチャン工場前で座り込みするなどの闘争を続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-09-30 23:14:39 / Last modified on 2007-09-30 23:14:40 Copyright: Default

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