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正規職転換を前に非正規職が相次いで解雇ソウル大病院非正規職、解雇と外注化撤回を要求
アン・ボヨン記者
coon@jinbo.net / 2009年05月21日14時37分
公共労組医療連帯ソウル大病院分会は、5月21日10時、ソウル大病院本館で記者 会見をして『ポラメ病院は非正規職の解雇を撤回し、患者診療業務の外注を撤 回』しろと主張した。 ソウル大病院は、ポラメ病院の医務記録室チャートスキャン業務を5月18日から 用役業者『ビット』にアウトソーシングし、正規職転換15日前に非正規職労働 者二人を相次いで解雇した。
ソウル大病院分会は「ソウル大病院が数年間続けてきた業務を突然一時的な業 務だと規定し、その業務をアウトソースして非正規職労働者を解雇している」 とソウル大病院を批判した。 キム・エラン公共労組医療連帯ソウル地域支部長は、「業務がなくなったと言 うが、他の非正規職医務記録会社に同じ仕事をさせている。ソウル大病院が非 正規保護法を悪用し、2年以上の非正規職労働者を正規職に転換しないように解 雇している」と指摘した。 ポラメ病院医務記録室は、4人の正規職労働者と7人の非正規労働者が働いてき た。ソウル大病院分会は今年の11月に電算医務記録作業が完了する時点で、非 正規職労働者に対する解雇が続くことと展望している。 ソウル大病院分会はこの日の会見で「団体協約に、用役を導入する時は事前に 労働組合と合意することになっている。常時・持続的業務を遂行する非正規職 に限り、合理的な理由なく契約を終了しないと合意したが、これを一方的に破っ た」と主張した。 ソウル大病院労使は2007年、2008年の労使合意で2年以上の非正規職労働者約 400人を正規職に転換した。
15日の契約満了で解雇されたキム・ソンミ組合員は、「2007年5月14日初出勤、 2年間計6回の勤労契約書を書いた。6か月単位で契約して外注業者が入ってくる 時に合わせて、3か月、2か月、1か月単位で契約」したと説明した。 キム・ソンミ組合員は「1か月に一日の休暇という約束も守られず、何か月かに 一日の休暇を出すときは、顔色をうかがい、土曜日に出勤しても時間外手当は 夢にも思えず、工場の機械のようにトイレもがまんして働いた」と話し、 「私のような境遇の人のために戦う」と述べた。 ソウル大病院分会は、正規職転換を避けるために2年勤務者解約後、新規で再契 約したり、ポラメ病院医務記録室管理者が母校の学科長に電話して学校から非 正規職労働者を圧迫するなど、非正規職労働者にさまざまな横暴を働いている と糾弾した。 ソウル大病院分会は、医務記録室のチャートスキャン業務を外注化すれば、1件 当たりの金額を支払うので件数を高めるためだけに患者記録をいいかげんに電 算化し、診療記録が流失したり露出する被害などの外注化の危険も指摘した。 ソウル大病院分会は、一方的な外注化や短期間勤務者の雇用を威嚇する病院の 態度は労組を否定するものと指摘し、非正規職労働者の解約と医務記録室チャー トスキャン業務外注化を撤回するよう要求した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-05-25 08:44:49 / Last modified on 2009-05-25 08:44:52 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |