| 韓国:ニューコア、非正規職全員解雇して外注に転換 | |
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ニューコア、非正規職全員解雇して外注に転換ニューコア労組、労働争議調整申請して闘争本格化 イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年05月07日14時41分 非正規職大量虐殺開始 イーランド系列のニューコアが先週、非正規職(キムスクラブ、レジ係)を全員 解雇して、9日付で外注に転換することを明らかにした。全国非正規労組連帯 会議(全非連)によれば、ニューコア江南店では店長が直接、非正規職労働者に 辞表提出を勧め、「9月以後は責任を負えない」と脅しという。全非連はこの 状況を「大量虐殺」と表現した。 ニューコアは7月の非正規職法の施行を前に畜産、水産と一部営業担当非正規 職約90人とレジ約380人に契約解除と再契約意志がないことを通知している。 そのために昨年末から非正規職労働者との契約期間を強制的に短縮し、現在は 契約期間を「1ケ月」に短縮している。さらに深刻な場合は、いつでも契約解 除できるように契約期間を「0ケ月」にすることもある。 雇用柔軟化に人件費削減、差別是正からも逃げる このようにすでに非正規職労働者全員解雇と外注化計画を持っているニューコ アは、予想より2ケ月早くこれを施行に移した。 これに対して全非連は「経済人総連、大韓商工会議所、韓国労働研究院などが 使用者に対して実施した各種アンケート調査で、使用者が最も好む非正規職の 雇用形態は外注・下請け・請負など間接雇用で、その主な理由は「雇用調整が 容易で人件費を減らせるため」とし「ニューコア側は人件費も削り雇用も柔軟 化し、差別是正をしなくても済む一石三鳥の効果を享受している」と批判した。 ニューコアの今回の措置は、職群自体をすべて外注化して、非正規職法で「差 別是正」の根拠になる同一労働の概念を不可能にさせることだ。これは経済人 総連が出版した「非正規職法律および人材管理チェックポイント」でも言及さ れている。この本では「正規職と非正規職が混在して運営される企業の作業 環境を職務と仕事の役割などによって区分し、勤労者を各々分離して配置、 運営する」とし「差別は比較対象を前提とするため、比較対象が存在しなけれ ば差別の問題は発生しない」と言及している。 全非連はニューコアの今回の措置に対して「単に非正規職を追い出すだけでは なく、正規職労働者も追い出すということを意味する」と指摘している。ニュー コアは、レジ係業務に従事する正規職労働者を全くなじみがうすい業務に配置 しようとしているという。これに対して全非連は「非正規職法が終局的に攻撃 する目標は非正規職ではなく正規職だという事実を立証する事例」と指摘した。 全非連は「これを克服するには、非正規職自らの団結と、正規職と非正規職の 団結」だと明らかにした。ニューコア労組は4日付で労働委員会に労働争議調 整申請をするなど、闘争の準備をしている。ニューコア労組は「正規職の雇用 そのものがなくなり、非正規職は外注会社に行くか契約解除される危機に直面 している」とし「会社は何の負担もなくすべての構造調整の手順を計画のとお り進めている」と明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:45:21 / Last modified on 2007-05-29 05:45:21 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |