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韓国:李錫行、非正規法対応「闘争よりは対話を」
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李錫行、非正規法対応「闘争よりは対話を」

ラジオ対談で「韓国労総・民主労総が一緒にやれば」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年05月02日15時30分

李錫行(イ・ソクヘン)民主労総委員長があるラジオ番組対談で韓国労総との 関係、非正規関連法案闘争に対する立場を明らかにした。

李錫行委員長は韓国労総との関係復元を肯定し、非正規関連法案に対しては、 闘争より法案の問題を国民に知らせ、対話の余地を開いてそれに合わせた闘争 をするという立場を明らかにした。これは民主労総の内部で論争が進められて いる事案で、問題になるものと見られる。

李錫行、統一労働者大会「韓国労総と民主労総が一緒にする契機」

韓国労総との関係問題にあって対談者が今回韓国労総と共に進行した南北労働 者大会について「韓国労総との関係回復に高い関心がある」と話し、李錫行委 員長は「まだ上層では韓国労総と民主労総関係が改善されていないが慶南に来 てみると地域本部では現場の労働者たちがとても密接に共に運動をしていた」 とし、「こうした気勢が上に上がり、韓国労総と民主労総が一緒にやる契機に なれば良い」と語った。

今回の南北労働者大会は場所の問題と韓国労総との共同主催の問題で、内部で 多くの反発があった。場所が昌原に決定する前の大会場所として蔚山が言及さ れ、民主労総蔚山本部は「手続き上の問題があり組織内部に混乱を起こしかね ない。韓国労総とは絶対一緒にやれない」という立場を出した。蔚山解雇者協 議会は「民主労組精神に背く韓国労総と一緒にやる南北労働者大会に猛烈に反 対する」と明らかにすることもした。

非正規法対応「以前のようにストライキをかまえない」

非正規関連法案の対応に李錫行委員長は「闘争よりも、非正規保護法案になっ たのにどのように大量に解雇されるのかという部分を国民に知らせる」とし、 「民主労総が粘り強く要求してきたように理由制限の制度や、そうした部分が 定立されないことが証明される過程なので、それらを具体的に集めて、これま での闘争方法と別に彼らと共に闘争を準備する」と述べた。

これに関して、6月の闘争に対し「過去と違ってストライキをかまえない」と し、「その前に充分に対話の余地を開いておいて対話をして、それにふさわし い闘争をするつもり」と伝えた。

交渉は続く

こうした李錫行委員長の立場は現在長官との相次いだ会合で形成されつつある 交渉中心の戦術を、非正規関連法案施行を前にしても続けていくという意志だ と見られる。

李錫行委員長は「各部署の長官や地方自治体代表と会い、ひとまず労政が対話 する枠組みを作り出した」とし「互いに信頼を回復して、また相互で何か必要 を感じれば、労使政問題も自然に解決されないだろうか」と話した。

非正規関連法案対応においては民主労総現執行部と非正規職労組単位が闘争の 方向性をめぐり「廃棄」か「改正」かで論争を進めている。ひとまず民主労総 の現執行部は、施行令から介入していくと立場をまとめた。明日(3日)の労働 部の施行令公聴会にもキムテヒョン民主労総政策室長が参加する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:40:17 / Last modified on 2007-05-29 05:40:18 Copyright: Default

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