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韓国:非正規法案ハンナラ党主導で7日国会法司委奇襲上程
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非正規法案ハンナラ党主導で7日国会法司委奇襲上程

法司委処理時定期国会会期内の通過に連結するか

チョンヨンジン記者 jeremi20@jinbo.net / 2006年11月07日12時22分

ハンナラ党主導で与野合意、奇襲上程へ

2月27日の国会環境労働委員会でかっぱらい通過した後、国会法制司法委員会 (法司委)に長期間係留されていた非正規職法案が、ヨルリンウリ党とハンナラ党の 電撃合意で7日午後2時、法司委全体会議に上程された。

今回の法司委全体会議内容は、突然前日に決定された。20件余りの案件のうち、 非正規関連法案2本と労働委員会法改正案など3本の法案だけで会議を進めると 伝えられた。

そのため非正規職法案は7日と8日の二日間に開かれる法司委全体会議を通過す ると、すぐ本会議に連結、事実上12月9日に閉会する今回の定期国会会期内に 処理される可能性が高まった。

今回の法司委強行処理はハンナラ党の主導で形成されたもの。ハンナラ党は当 初から固守してきた私学法連係方針を捨て、今回の定期国会で非正規職法案を 処理する意向を公然と示唆してきた。ハンナラ党の金ヒョンオ院内代表は非正 規職法案に対して「早急な処理」を強調してきた。代表的に去る31日ハンナラ 党のチョン・ジェヒ政策委議長は「民主労働党や民主労総が反対しているが、 とにかく与野合意で通過した法なので、今回の定期国会で本会議が開かれれば 早く処理されるように努力する」と国会対策会議で話した。

民労「攻撃行為」甘受、非正規法案通過時は「いかなる法案も協力しない」

ハンナラ党のこうした態度の変化に対しては、さまざまな解釈が入り乱れてい る。民主労働党はこれを「民主労働党に対する攻撃」と受け止めている。特に、 7日の突然の法司委上程と強行処理の方針に対しては、北朝鮮訪問以後、卑劣 な非難に続く「政治的攻撃」と理解している。

これに伴い、前日の非正規法案法司委上程のニュースに接して非常体勢に突入 した民主労働党は、7日午前に48次議員団総会を開き、関連対応策を用意した。 この席でクォン・ヨンギル院内代表は「確認されたことによれば、法司委の数 人の議員を除き、案件上程をよく知らない」とし「これはハンナラ党が法案上 程を主導したと見られる。今日の法案処理はハンナラ党の民主労働党に対する 攻撃だと見るほかはない」と話した。

議員団の総会で民主労働党は「ヨルリンウリ党とハンナラ党が非正規職改悪案 を法司委で強行処理しようとすれば、定期国会ではいかなる法案も協力しない」 という強硬策を樹立した。

パク・ヨンジン民主労働党スポークスマンもブリーフィングで「非正規職法案 3法通過に対しては、誤った法案だけに強行処理は座視しない」と民主労働党 の立場を確認した。

パク・ヨンジン ハンナラ党「一打三被戦術」「悪い政党の悪い政治の典型」

スポークスマンのパク・ヨンジンはまた非正規法案を強行処理をしようとして いるハンナラ党の態度について「ハンナラ党としては『一打三被』の戦術だろ う」と分析した。パク・ヨンジン スポークスマンによれば、ハンナラ党は今 回の非正規法案処理強行で最初にチョン・ヒョスク任命者関連与党と民主労働 党間の隙間を広げ、相当な利益を受ける。つぎに非正規法案で資本家から激励 と支援を受けることができ、三つ目に北朝鮮訪問以後の民主労働党の虚を突く ことができる。

パク・ヨンジン スポークスマンはこれを示して「悪い政党の悪い政治の典型 を見せた」と強く非難した。また「ヨルリンウリ党はハンナラ党のこのような 戦術にもてあそばれようとしている」とし「与党が今日の法司委で非正規職法 案を通過させようとすれば、定期国会ではいかなる協力もしない。9議席の力 を最大限に見せる」と警告した。

国会内で確実なキャスティングボート役割をしてきた民主労働党だけに巨大両 党のこうした非正規法案強行処理に対して「座視しない」という言葉は実際の 威力を持つ言葉として理解できる。パク・ヨンジン スポークスマンは「9議席 の力」についても具体的に明らかにした。「場合によってはチョン・ヒョスク 氏は、憲法裁判所長ではなく弁護士開業を準備しなければならないかもしれな い。オープンプライマリはオープンする前にフライ アウトになるかもしれな い」と明確に明らかにした。

民主労働党は午後2時に予定されている法司委全体会議の前に、1時に国会近く の国民銀行本店前で緊急記者会見を開くなど強力に対応する方針を立てている。

民主労総、「政府与党とハンナラ党の陰謀」、法司委時間合わせて「総力闘争決意大会」を開催

一方、民主労総もこれに関する声明で、チョン・ジェヒ ハンナラ党政策委議 長の非正規法案早期処理発言と6日午前の国会本会議で行った大統領の施政演 説を聞きながら「政府与党は、非正規法案の強行処理がすでに調整されたかの ような発言をした」とし「ヨルリンウリ党とハンナラ党が共にたくらみ、この 法案をまたかっぱらいで押し切ろうと計画している」と批判した。

それと共に民主労総は「850万の非正規労働者の涙と悲しみを拭い、差別とそ の拡散を防ぐために権利保障立法争奪闘争を熱く展開してきた」として「拡散 と差別を防ぐためには、厳格に使用理由を制限し、雇用擬制条項で非正規職の 不法使用時には自動的に正規職化されるようにすべきというのは圧倒的多数の 国民の世論」と述べた。

民主労総は7日の午後2時、国会前で「ゼネストを目前して虚を突くようにかっ ぱらい強行処理しようとする政府与党とハンナラ党の陰謀を粉砕するために」、 「非正規拡散法国会かっぱらい阻止総力闘争決意大会」を法司委全体会議 の時間に合わせて開く。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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