「これ以上殺すな」
6〜11日、非正規労働烈士追慕期間開かれて
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2006年11月06日14時52分

民主労総ソウル本部は、6日から11日までを「これ以上殺すな-非正規労働烈士
追慕週間」として、非正規労働烈士を追慕するさまざまな行事を開く。
民主労総ソウル本部は、今回の行事について「非正規職労働者の闘争が本格化
し始めた99年から今まで、凄絶に戦い、公権力の弾圧に、あるいは病で散華し
ていった非正規労働烈士の意を再照明し、非正規労働悪法粉砕闘争を力強く展
開することを決意する場」と説明した。
民主労総ソウル本部は6日宣言式を持った。民主労総ソウル本部
全泰壹烈士の銅像がある清渓川で烈士の写真展が開かれた。民主労総ソウル本部
追慕週間は、6日、清渓川全泰壹烈士の銅像の前での宣言式から始まり、追悼
発言と宣伝戦を行い、11日には全国労働者大会前夜祭の会場で非正規労働烈士
合同追慕祭を開いて終わる。
また、追慕ホームページで、インターネット映画祭も行う。インターネット映
画祭は‘民衆言論チャムセサン’と‘烈士追悼事業会’が後援し、さまざまな
烈士の追慕映像を上映する。
[非正規労働烈士現況]
1) 才能教育教師労働組合ユ・フェス、チョン・ジョンテ烈士
- ユ・フェス烈士:才能教育教師労組建設初期から組合活動に積極的に参加
し、労組を設立した以後、3支部の事務局長で活動していた。2000年8月
12日、支部幹部修練会での溺死事故で死亡。
- チョン・ジョンテ烈士:1999年12月、特殊雇用職非正規労働者の中で初め
て労働組合を結成し闘ってきた。才能教育教師労組建設の初期から力強
く闘い、3期委員長、特殊雇用対策会議初代議長などを歴任、特殊雇用労
働者と全非正規労働者の権利争奪のために力強く闘争していたが、2004
年下半期に末期癌と判定され闘病生活を続け、2005年2月に死亡。
2) 韓国通信契約職労働組合ハン・スンフン、キム・ヨンミン烈士
- ハン・スンフン烈士:2000年から2002年までの517日間の韓国通信契約職
労組の闘争過程で、長期座り込みを終えて家に帰った一日後、朝髭を剃っ
ていて倒れた。病院に運ばれたが2001年5月16日、41才で死亡。死因は内
臓破裂。韓国通信に13年間勤務。
- キム・ヨンミン烈士:韓通契約職労組慶南本部本部長で非正規職撤廃のた
めに力強く闘争してきた。韓通契約職労組闘争が終わった後も蔚山地域
の非正規職の集いなどの活動を続け、肝臓ガンで2004年10月末に死亡。
3) 全国建設運送労働組合アン・ドングン烈士
- 特殊雇用職非正規労働者の生コン運転手たちの労働基本権争奪のために
10数年間闘ってきた生コン労働者闘争の生きた歴史! 相助会および協会
時期から始め、労組結成初期事務局長および仁川支部事務局長などを歴
任。活動中の2001年9月5日、持病で死亡。
4) 貨物連帯朴サンジュン、崔ポンナム、金ドンユン烈士
- 朴サンジュン烈士:2003年4月27日、貨物連帯浦項支部組合員で、6才の息
子と4才の娘を残して34才の若い労働者朴サンジュン烈士が服毒、死亡。
烈士は同僚の組合員に「もう我慢できない。ぜひ貨物連帯闘争に勝利し
てくれ」という最後の電話からわかるようにすでに貨物労働者たちは
絶対絶命の生存権の危機を迎えていることを死で訴える。
- 崔ポンナム烈士:貨物連帯釜山支部金海支会長で貨物連帯闘争で全貨物
労働者の生存権争奪のために闘争していた。不意の事故で2003年5月7日
に死亡。全国貨物労働者葬で葬儀を挙行。
- 金ドンユン烈士:2002年10月27日貨物連帯発足時から加入、2005年9月に
亡くなるまで釜山支部海雲台支会ウドン分会の組織担当として貨物労働
者の生存権と特殊雇用労働者の労働三権争奪のために積極的に闘ってき
た。2005年9月10日釜山のシンソンデ埠頭の前で焚身、3日後に死亡。
5) 勤労福祉公団非正規職労働組合イヨンソク烈士
- 2003年3月に結成された勤労福祉公団非正規職労組光州全南本部長のイヨ
ンソク烈士は、公団側の不当労働行為と交渉懈怠に対して先頭に立って
闘争してきた。2003年10月26日、宗廟公園で開かれた民主労総全国非正
規労働者大会の会場で「非正規職差別を撤廃しろ」と叫んで焚身、10月
31日に死亡。
6) 現代重工業非正規労組朴イルス烈士
- 朴イルス烈士は現代重工業資本の不法下請けに対し、現代重工業非正規
労組を結成した。非正規職差別撤廃を叫びながら力強く闘い、不法解雇
された。解雇された後も現場復帰のために頑張って戦っていたが、2004
年の2月13日「下請け労働者も人間だ。人間らしく生きたい」「私の身を
燃やし、下請け非正規職労働者の劣悪な環境が搾取される構造が改善さ
れることを願う」という内容の遺書を残して焚身自殺
7) 現代自動車非正規労組リュ・ギヒョク烈士
- 2003年から現代自動車非正規労働組合で活動、不法派遣撤廃のために熱
心に闘争し、2005年解雇された。解雇された後も労働組合活動を続け、
2005年9月3日労働組合事務室屋上で首吊り自殺。
8) 韓進重工業金チュンボン烈士
- 92年コリアタコマ(現韓進重工業)組で労働組合の副委員長を歴任した金
チュンボン烈士は、2003年4月に会社の構造調整により希望退職。2003年
5月に嘱託契約(2003. 12. 31日まで)を締結、再度入社。2004年1月嘱託
契約再契約(2004. 12. 31日まで)を締結したが、2004年12月27日朝7時頃
最初の目撃者により韓進重工業馬山工場内塗装工場階段の手すりに首を
吊って死亡していたのが発見される。
9) 韓国労総忠北地域本部忠州支部長金テファン烈士
- 2005年6月1日、金テファン烈士は忠州地域の生コン労働者「運送単価引
き上げと臨時団体協議勝利のための決意大会」を開催している途中、代
替労働車両を全身で防いだが、突進する生コン車両に敷かれて死亡。
10) 浦項建設労組ハ・ジュングン烈士
- 97年浦項建設労働組合に加入、10余年間浦項製鉄現場で活動してきた烈
士は、2006年7月16日不法多段階下請け撤回、不法代替人材使用撤回、
不法労務管理中断を叫ぶ兄山江ロータリーの平和的集会で警察の無慈悲
な暴力に倒れ、8月1日に死亡。まだ誰も責任を負っていない。
11) 蔚山建設プラント労働組合チュ・ミンチョル烈士
- 2004年1月、蔚山建設プラント労働組合に加入、分会総務と組織部長の
役割を歴任し、2005年5月に分会長職務代行としてストライキに関して
拘束されるなど、現場活動と旺盛な闘争を展開してきた。2006年7月19
日、ピギェ分会組織部長として活動しているときに大和江に身を投げた
女性を救うため急流にまきこまれて死亡。
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容(仮訳)に従います。
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Created on 2006-11-15 00:14:31 / Last modified on 2006-11-15 00:14:35 Copyright:
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