| 韓国:公共部門非正規職、3年間で5万人増加 | |
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公共部門非正規職、3年間で5万人増加非正規職労働者の増加傾向が続く 既婚女性ほど比率高く イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年10月31日12時40分 「政府、非正規職問題を解決する意志があるのか」 全非正規職労働者の数字が増加し続けており、政府が公共部門非正規職を減ら そうと、対策も出している。だが公共部門非正規職もまた増加し続けているこ とが明らかになった。 韓国労働社会研究所(韓労社研)が8月に統計庁が出した経済活動人口調査付加 調査を分析した結果、公共部門非正規職は2006年に20万人(25%)となり、2003 年の15万人(20.4%)より5万人増えたことが明らかになった。これに対して韓労 社研は「政府が二度公共部門非正規職対策を発表した。だが政府部門の公共行 政で、非正規職の割合が増加し続けているのは、これまで政府の対策がリップ サービスにすぎないという事実とともに、政府が非正規職問題を解決する最小 限の意志も持っていないことを示す」と指摘した。 全非正規職労働者の数も2004年に816万人、2005年に840万人、2006年に845万 人と、着実に増加しており、賃金格差不平等も減っていない。正規職は非正規 職と比べ、2001年には4.8倍の賃金を受け、2005年には5.4倍に増加した。これ は、OECD国家で賃金の不平等が最も大きいと言われる米国の2005年の4.5倍よ り高い。韓国の賃金不平等は最悪の状況であり、2006年にも同様の割合を維持 しており、賃金の格差は狭まっていないことが明らかになった。 これは、2005年8月より非正規職労働者が2万6千人減少したという23日に統計 庁の発表に反する。このように差が生じるのは、長期臨時職労働者が非正規職 に含まれているが、統計庁はこれを含めていないなど、どこまでを非正規職労 働者とするかという点だ。
既婚女性ほど、低学歴ほど非正規職の割合が高い 非正規職の比率は女性ほど、特に既婚女性ほど高いことが明らかになった。 男性は、正規職が483万人(54.2%)、非正規職が408万人(45.8%)で正規職が多い。 だが女性は正規職が208万人(32.3%)、非正規職が436万人(67.7%)で、正規職と 比べ非正規職が2倍以上多い。特に長期臨時勤労の場合、男性が24.3%を占めて いるのに比べ、女性は40%に達している。 また、男性の非正規職労働者は主に低年齢層(20代始め以下)と高年齢層(50代 後半以上)で比率が高かったが、女性の非正規職労働者は20代後半を除くすべ ての年齢層で正規職に対する割合が高いことが明らかになった。特に既婚男性 5人のうち2人が非正規職であるのと比べ、既婚女性は4人のうち3人が非正規職 だ。これについて韓国労働社会研究所は「育児期を経た女性が労働市場に再度 進入したくても、提供される雇用がほとんど非正規職であることに始まってい る」と解釈した。 学歴については、非正規職845万人のうち中卒以下は221万人(26.1%)、高卒は 410万人(49.1%)で、高卒以下が全体の75.2%を占めている。全労働者の学歴別 非正規職割合を見ると、中卒以下は82.4%、高卒62.3%、短大卒44.9%、大卒以 上が30.4%であり、学歴が低いほど非正規職比率が高く、学歴間非正規職の格 差も2倍以上になっている。またこうした割合は、この5年間同じ割合で維持さ れており、このような状況が固定化している。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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