| 韓国:人権委「鉄道公社改善」を勧告 | |
| [MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
人権委「鉄道公社改善」を勧告、KTX乗務員は「歓迎」「鉄道公社がKTX乗務員に 支配的な影響力を行使している」 チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年09月12日18時06分 国家人権委、鉄道公社不法派遣を事実上確認 11日、国家人権委員会がKTX乗務員に関する鉄道公社勧告案を確定発表したこ とについて、KTX列車乗務支部が12日の午前10時に政府総合庁舎前で記者会見 を開き、これに対する立場を明らかにした。 国家人権委員会は11日に開催された全員委員会会議で「KTX女性乗務員を性別 分離採用し、不利な雇用条件を形成したのは性差別」と確認し「性差別的雇用 構造を改善せよ」という要旨で李哲韓国鉄道公社社長に勧告した。 同時に「鉄道公社が請負事業主だが、形式的な使用者である韓国鉄道流通(全 女性乗務員が所属する外注業者)に支配的影響力を行使する形で女性乗務員の 採用と雇用条件を決めたことが確認された」と明らかにし、事実上、鉄道公社 が不法派遣をしてきたものという判断を下した。また「鉄道公社が女性乗務員 外注化の決定、採用人員および賃金水準、面接、教育と乗務業務指導、監督と 評価など、その内容を直接決めており、公社が国家人権委員会法上の被陳情人 の地位にある」と確認した。 KTX支部、「国家人権委員会の決定を歓迎します」 KTX支部は、こうした国家人権委員会の決定に歓迎の意を示し、「政府と鉄道 公社は手遅れになる前に国家人権委員会の勧告を受け入れろ」と要求した。 KTX支部は「国家人権委員会は鉄道公社が使用者であることを明確にしており、 事実上KTX女性乗務員が不法派遣の状態にあったと判断している」とし、「性 差別的な雇用慣行に関し、鉄道公社が国家人権委員会の勧告事項を一部分改善 していたとしても、KTX乗務員はすでに性差別で被害にあっており、不法派遣 の苦痛を受け、300余人の乗務員が整理解雇された。鉄道公社はこの責任を取 るべきで、一日も早く解決策を提示しろ」と主張した。 また政府に対しては「自ら設置した国家機関である国家人権委員会の勧告案を 一日も早く受け入れることを願いながら、鉄道公社が一日も早くKTX乗務員の ストライキと整理解雇事態を解決し、差別のない労働ができるように積極的に 努力しろ」と注文した。 鉄道公社、その時はそうだったが、今はそうではない? 一方、鉄道公社は12日、広報室の名義で説明資料を出し、国家人権委員会の決 定に異議をさしはさんだ。「性差別などの雇用構造はすでに完全に改善した」 という主張がその要旨だ。 鉄道公社は「高速鉄道開通当時に採用したKTX乗務員がすべて女性だったのは 事実だが、女性だから差別したわけではない」とし「KTX乗務員とKTX内の列車 チーム長は担当業務の差や、その役割と任用資格などで差があるために待遇が 異なっていたにすぎない」と主張した。また「乗務業務を委託されたKTX観光 レジャーでは、性差別的な要素をすべてとり除き、現在302人中46人が男子乗 務員」という説明も付け加えた。 鉄道公社は、国家人権委員会が鉄道公社を被陳情人の地位にあると確認し、事 実上の不法派遣を示唆した点にも、「請負事業主としての権限と責任を幅広く 解釈したものと思うが『不法派遣』については人権委が判断する事項ではなく、 労働部で再調査している事項」と一蹴した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-09-15 06:18:39 / Last modified on 2006-09-15 06:18:40 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |