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韓国:4年間釜山木工労働者の賃上げ率0%
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「この4年間、釜山木工労働者の賃上げ率0%」

釜山地域木工労働者、 賃上げと雇用創出に集まる

チョンヨヌ記者 adsjyw@jinbo.net

26日決意大会参加した木工労働者がシュプレヒコールをあげている

全国建設産業連盟釜山地域インテリア木工労組(委員長イドンヒ)が26日午後2時、 釜山市庁広場で「賃上げと雇用創出のためのインテリア木工労働者決意大会」を 開催した。

この日の決意大会には、蔚山地域建設プラント労組、ダンプ連帯釜山支部、 釜山地域一般労組、釜山民主労働党が参加し、また約100人の木工労働者が 一日の日当を放棄して闘争に参加する熱意を見せた。

彼らは決意大会で、釜山地域インテリア木工労働者の雇用が減り続ける状況と 共に、他の地域と比べて低賃金、4年間賃上げ率0%という劣悪な労働条件に 対する釜山市次元の対策を要求した。

釜山地域インテリア木工労組のイドンヒ委員長はこの日、大会発言で「今日、 木工労働者が誇らしい進軍を始めた」とし、「雇用創出と賃上げのために一つ の心で根気強く闘わなければならない」と語った。

建設労組地域業種協議会のペクソックン議長は「大邱で2千人の建設労働者が ストライキ闘争をしている」と消息を伝え、「堂々とした建設労働者の名前を 取り戻すためだ」と強調した。

26日釜山市庁前決意大会に集まった木工労働者たちがシュプレヒコールをあげる

イドンヒ釜山地域インテリア木工労組委員長の大会発言

特に釜山民主労総のチェヨングク本部長は「この前、新聞に世界で最も多くの 百万長者が韓国で誕生していると報道した。普通百万長者といえば金融資産10億 以上を持つ人だが、銀行に10億を持っていれば不動産は100億ウォンを越える ということ」とし「これが大韓民国の現実」と指摘した。

この日、参加者は闘争決議文で「数十年、静かに全身をすり減らして労働した 私たち木工労働者は今、自分の人生を自分で切り開くための生存権を勝ち取る 闘争に立ち上がった」とし「私たちの意志が貫徹されるまで根気強く闘争する」 と約束した。

また参加者は釜山地域木工労働者の生存権問題を解決するために、△地方自治 体の発注工事および釜山地域内の工事に対して地域労働者優先雇用、△公共就 業斡旋機構構築と支援、△建設現場不法多段階下請け根絶のための対策用意、 △釜山地域公共工事物量拡大による建設景気活性化推進、△公共工事および地 域内工事現場法廷労働時間遵守などの諸般の法遵守と不良施工監視監督体系構 築などを釜山市に要求した。

一方、決意大会が進められる中、釜山地域木工インテリア労組委員長、地域業 種協議会議長などで構成された交渉代表が釜山市労働政策課の関係者と交渉に 入った。現在、インテリア木工労組はこの日、交渉に市長の出席を要求した。 労組はこの日、市との交渉で成果がなければ、釜山市庁前でテント座り込みを する計画だ。

なお、釜山地域インテリア木工労組の関係者は「この4年間、釜山木工労働者 の賃上げ率は0%だった」とし、「ソウル地域で15万ウォン、大邱地域15万ウォ ン、浦項地域14万ウォンなど、全国木工労働者の一日の労働単価と比べ、釜山 地域では12万ウォンだ。生存のための対策が切実な実情」と伝えた。

チョンヨヌ氏はチャムセサン釜山慶南地域記者

2006年06月26日16時54分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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