民主労総「非正規労組弾圧中断」を要求

記者会見、 「政府は生存権要求の極限闘争を拘束するだけ」

イコンマム記者 iliberty＠jinbo.net

非正規労組、43人拘束に損賠仮差押さえ700余億ウォン

非正規職労働者への弾圧が加速しているなか、民主労総と全国非正規労組連帯 会議は16日に記者会見を行い、「法もきちんと守られていないのに一方的に企 業の肩を持つばかりの政府と、それにより形成されている社会的雰囲気」を批 判した。

現在拘束されている非正規職労働者は43人で、確認された逮捕令状発給者だけ でも22人に達する。拘束者のうち現代起亜車グループに所属する非正規職労働 者は39人に達する。彼らの拘束理由はほとんどが業務妨害で、特殊雇用と間接 雇用非正規職労働者に集中している。

また現代ハイスコ社内下請労組のタワークレーン高空籠城、貨物連帯バスキン ラビンス分会の高空籠城、全国タワークレーン技師労働組合のロッテ建設高空 クレーン座り込みなど、闘争を行っている労働者がさらに増えている現実で、 拘束・手配犯人はさらに増えるものと見られる。

これに対して民主労総は「労働基本権が完全に剥奪されている特殊雇用と間接 雇用非正規職労働者の現実を反映している」とし、「盧武鉉政府は特殊雇用・ 間接雇用部門の非正規労働基本権剥奪という問題が、最も深刻な非正規職問題 だという点を完全に無視している」と明らかにした。

非正規職労組への損賠仮差押さえは700億を越えている。レークサイドCC労組 は305億ウォン、現代自動車非正規職労組には198億ウォン、キリュン電子労組 には56億など、天文学的な金額が非正規職労組の損賠仮差押さえに下されてい る。民主労総のチョジュノ委員長は「何も持たない非正規職労働者に数十億の 損賠仮差押さえをするのは、労働者を見て死ねと言っていることと違わない」 と説明した。

民主労総、「政府は非正規職労働者を監獄に、路上に追いやっている」

民主労総は「検察は1千億ウォン以上の不法秘密資金を造成した鄭夢九会長へ の拘束令状請求には苦心に苦心を重ね、非正規職労働者への拘束令状の請求は 全く悩まずにいる」とし「非正規職労組は最小限の生存権をかけて極限闘争を 展開しているが、政府と公安機関はこうした闘争に対してすべて拘束令状、逮 捕令状を発行し、非正規職労働者を監獄へ路上へと追いやっている」と批判した。

また民主労総は「6月の国会で必ず特殊雇用問題を含む非正規関連法案が通過 するよう、関連対策を樹立せよ」と政府に強力に要求した。

2006年05月16日15時06分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created byStaff. Created on 2006-05-16 19:07:22 / Last modified on 2006-05-16 19:07:23 Copyright: Default