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韓国:コオロン解雇者はテロ犯か!
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恐怖の記録、コオロン解雇者はテロ犯か!

コオロン送電塔座り込み... 業者を動員して暴力鎮圧

オドヨプ記者 odol@jinbo.net

亀尾コオロン送電塔で座り込みをしていたキムジンニョン化繊連盟テギョン本 部長とコオロン解雇労働者に対し、14日に使用側の警備業者が強制的な鎮圧を 行い問題になっている。また、鎮圧の過程が安全よりテロ犯鎮圧をするような 無理な暴力を動員したといわれる。キムジンニョン本部長の言葉を通して、当 時の状況を再現してみる。

明け方五時頃。何も知らずに寝ていた。突然テントがばりばりナイフで破られ、 がっしりした20台後半の警備員たちが走り込む。そして10分、すべてが終わり ました。

普通の警備業者ではない。テロ鎮圧訓練を専門で受けた人たちだ。どこで動員 されたのか、疑問を感じる。いくら寝ていたとしても、25メートルもの鉄塔を 上がってきて、何も感じないほど敏捷だった。

テロ鎮圧開始?

大きなカッターナイフで送電塔の上に張ったテントをメッタ切りにして走り込 んできた。防御姿勢を取る暇もない。一坪に満たない25メートル上空に4人が 走り込み、逃げることもできなかった。一歩間違えれば断崖だ。

走り込んでくるやいなや、がんじょうな手で首と腕を押さえ付ける。膝で腹を 攻撃して身動きできないようにする。抵抗しようという気にもならない。一般 人ならとうていまねできないほどの専門的な行動だ。座り込みをしている労働 者に対する行動ではない。これはテロ犯を鎮圧する時に使うような凄じい行動だ。

暴力で身体を制圧し、透明テープで手を縛り、足をぐるぐる巻にする。すぐに 引越荷物を移動させる時に使うはしご車が鉄塔に上がってきた。豚の丸焼きの ように縛られた体を引越荷物を投げるようにはしごに捨てる。

豚の丸焼き

高圧送電塔籠城三日で、会社の無慈悲な暴力に引きずり降ろされた。まだナイ フでテントを破った凄じい恐怖の音が耳に残り、そのたびに全身に鳥肌が立つ。 忘れることができない。

コオロン労組の上級団体である化繊連盟幹部である私を、外部勢力だという。 化繊連盟と交渉をしようとした会社が、外部勢力扱いするのは理解できない。 無断住居侵入というが、とんでもない。法的な手続きを守り、警察に要請せず、 正体不明の民間警備を動員して鎮圧するなど、有り得ないことだ。

普段、一挙手一投足を非常に早く知っている警察は、なぜこの日は1人も見え なかったのか分からない。13日に会社とともに送電塔に安全網を張った警察は、 鎮圧の事実を知らなかったのだろうか? さもなくば、社会の視線が恐くて会社 に鎮圧行動を押しつけたのか?

警察背後か?職務怠慢か?

不法な鎮圧を見逃した管轄警察署に責任を問いたい。また、施設保護が目的の 警備業者が暴力で座り込み労働者を鎮圧したことについても、法的な措置と捜 査を依頼したい。

労働者の生命を軽んじる会社の暴力的な鎮圧に引きずり降ろされたが、闘争は 終わっていないことを知るだろう。さらに強固で強い闘争を展開する。

コオロン労組解雇者が10日からソウルで野宿座り込みを行っている。命がけの 全員ハンストなど、退くことのない姿を見せるだろう。1ヶ月以上、時間稼ぎ で交渉を停滞させている会社は、すぐ考え直して誠実に交渉に出るべきだ。

2006年05月15日16時48分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-05-16 17:54:24 / Last modified on 2006-05-16 17:54:25 Copyright: Default

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