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韓国:GM大宇、非正規交渉が始動!
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GM大宇、非正規交渉が始動!

交渉の席には正規職労組だけが参加、 交渉内容は非正規職支会と協議

オドヨプ記者 odol@jinbo.net

GM大宇昌原工場で高空籠城をしながら解雇者復職を要求しているGM大宇非正規 職支会(クォンスンマン支会長)が、金属労組昌原支部の勧告を受け入れ、非正 規職支会の交渉直接参加の要求の代わりに正規職労組(GM大宇労組昌原支部)が 使用側と交渉することを認め、交渉内容は非正規職支会と事前事後共に協議す ると決定した。これに伴い、これまで開かれなかった会社側との交渉が進めら れる予定だ。

また、金属労組昌原支部はGM大宇非正規職問題解決のための「連帯スト実施」 を4月12日の臨時代議員大会で決定した。だが当初20日に予定されていた連帯 ストは支部運営委員会にストライキ時期を委任したため、実際に連帯ストが 行われるかどうかは未知数だ。

連帯スト決意、日は未定

金属労組慶南支部のある幹部は、「交渉の席には正規職労組が参加するが、交 渉の要求案は非正規職支会が要求する案で進めることになるだろう。問題解決 の鍵は、GM大宇側が積極的に非正規職問題を解決するという姿勢の変化にある。 交渉は、非正規職支会・金属労組慶南本部と、GM大宇労組昌原支部が事前事後 の議論を進め、意見を調整する予定だ」と明らかにした。

非正規職支会が交渉の席に直接参加するという立場から一歩退き、会社側との 交渉が開かれる可能性は高まった。だが、非正規職支会の要求案をGM大宇側が 受け入れるかどうかは不透明で、困難が予想される。

また交渉の過程で正規職労組の裁量権についての問題が提起されるものと見ら れ、当事者である非正規職支会が直接参加しない交渉で合意できるかどうかは 疑問に残る。

交渉展望はまだ霧

非正規職支会は去年、会社側が非正規職支会との交渉を拒否し、円滑な妥結の ためにGM大宇労働組合に非正規問題解決の交渉を委任した。2月27日には正規 職労組と会社側が交渉し、口頭合意案を作った。

だが非正規職支会は正規職労組が合意した内容を受け入れず、3月22日に昌原 工場で「解雇者全員復職、非正規労組認定」を要求して高空籠城に入った。

また非正規職支会は「非正規職支会を交渉相手として認めることを要求してお り、正規職労組には交渉を委任できない」という立場を堅持してきた。

金属産業連盟の循環ストが予定される14日には、釜山と慶南地域は昌原の公園 に集まり集会を開いた後、GM大宇昌原工場まで街頭デモをして正門前で集会を 開く予定だ。

2006年04月13日14時55分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-04-17 02:59:43 / Last modified on 2006-04-17 02:59:45 Copyright: Default

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