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非正規職闘争の方向と展望
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非正規職闘争の方向と展望

金赫 / 労働者の力 連帯事業委員長

契約解除の撤回を要求して昨年末から闘争を展開している韓国通信契約職労 働者等の3次上京闘争が、身を切るような厳しい寒さの中でも続いている。賃 金引上げと非正規職の正規職化から出発したイーランド労働者等の闘争は、 20余名の拘束者を出しながら、すでに7か月めに達している。それにもかかわ らず、彼ら労働者等の要求が容易に受入れられるだろうと展望する人はあま りいない。

2001年にも金大中政権の新自由主義的労働柔軟化政策と構造調整が続くかぎ り、非正規職は一層増えることが明らかで、彼らの生存権的要求を勝ち取る ための闘争も一層活発に展開するしかないだろうということは、あまりにも 自明だ。新年劈頭からSKテレコムの非正規職労働者が労働組合の旗を持ち上 げたことをはじめ、数多くの非正規職労働者が最小限の人間的生のための熾 烈な闘争を準備している。

では、2001年には非正規職闘争はどんな方向と展望を持ち展開すべきか?

一つ、今は現実の生存権闘争に対する支援を越えて、さらに目的意識的に闘 争を配置して結合しなければならない。非正規職労働者は、その規模と事業 場での配置などを見た時、自分たちだけの独自の闘争を通じては要求の貫徹 は難しいのが現実だ。これを越えるためにはさらに目的意識的に正規職と共 同闘争を模索したり、さもなくば非正規職間での共同闘争、または一層の学 生及び諸般の民衆運動との積極的連帯を通じて現実の困難を突破して行かな ければならない。もちろん、これまでの非正規職闘争でもこうした連帯闘争 の伝統がなかったわけではない。しかし、その連帯さえ闘争過程で自然発生 的に形成されたものがほとんどだった。今年はこういう自然発生性を越えて 闘争できる事業場を中心に、目的意識的連帯を通じて全国的な戦線を形成し て行かなければならない。昨年の闘争を経て非正規職労働者闘争の重要性が 立証された。したがって、全国的な線の問題は、当為の次元を越えている。

二つ、そのためにはこのような闘争を総括的に担保できる組織が建設されな ければならない。現在、非正規職事業を積極的にしている全国組織には、民 主労総をはじめ非正規職共同対策委員会、派遣撤廃共同対策委員会などが存 在する。しかしこれらの組織は相変らず闘争事業場と結合する水準の事業に とどまっており、非正規職に対する全国的組織化及び長期的水準での闘争を 企画するまでに進んでいない。このような点で、今年の非正規職闘争をさら に発展させようとすれば、民主労総が全国的水準で実質的な組織化計画を持 つべきだ。さらに、現実の闘争と関連しては、民主労総を含む諸般の団体が 共同闘争本部などの位相を持ち、全国的な闘争を企画、掌握していくべきだ。

三つ、非正規職運動を社会的争点化するための多様な活動が展開されなけれ ばならない。このための最も有力な手段は、現場闘争の活性化と全国的闘争 力の確保が関門であることはいうまでもない。しかし、これを補助支援し、 社会的な関心を呼び起こすためには非正規職問題をめぐる公聴会や政策討論 会などの多様な世論前を積極的に展開していく必要があるだろう。


Created byStaff. Created on 2001-02-03 20:41:01 / Last modified on 2005-09-07 03:38:01 Copyright: Default

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