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[特集企画][非正規職](7)ILOとヨーロッパ連合の動向労働と世界 第218号 [企画連載/非正規職、組織で会おう][『雇用柔軟化』で非正規職規制に戻り]激化する「経済戦争」と新自由主義の趨勢は、全世界の労働者の雇用を不安 定にし、多くの労働者を貧困に陥れている。良質の労働が急激に少なくなり、 非正規職は増加している。それだけでなく、非正規労働、移住労働、自営業、 失業を行き来する労働者が大挙出現している。 国際労働機構(ILO)では非公式経済(informal economy)という概念を使用して いる。これは、「公式な制度や法、慣行で管掌できないか、十分に管掌できな い労働者と経済単位の経済活動」を指す。法に含まれないことで法の公式的適 用範囲外にあったり、公式的には法適用の中にあっても実際には法適用を受け られないことを意味する。非公式経済は、賃金労働者はもちろん、自営労働者 も含む。非公式経済に属する労働者に労働基本権が保障されず、雇用と所得の 機会が保障されず、社会的保護から抜け落ちているだけでなく、組織もされず に社会的発言権がない。ネパール、マリ、タンザニアでは全労働者の70%程度 が非公式経済に属すると報告されており、サハラ砂漠の南アフリカ労働者の多 数が非公式経済に属するものと表れている。アジア、アフリカ、南米の多くの 国家では、失業と非正規職、そして零細自営業を行き来する労働者の多数を占 めていると言える。ILOは非公式経済部門を公式部門に移動させ、これらの労 働者の労働条件を改善して良質の労働を確保するための努力を傾注することを 決議している。 非正規職急増は全世界的現状 では、非正規職労働者が相対的によく保護されているヨーロッパ連合(EU)の場 合はどうだろうか。 ヨーロッパの諸国家では、1980年代以来、失業を解決するために柔軟化政策を 推進し、非正規職労働に対する規制を緩和する趨勢だった。しかし1990年代の 中盤以後は、そのために雇用の質が大きくや低下したことで、また規制を強化 する傾向が表れている。あらゆる国が同じ傾向を見せているわけではないが、 いくつかの範疇に分けて見ることができる。 イタリアのように規制が緩和される国、部分的な柔軟化が推進されるものの、 規制の基本枠組が維持されているドイツとフランスの類型、そして柔軟化とと もに非正規労働者の保護が同時に推進されるオランダのような類型もある。オ ランダは、正規雇用を一層柔軟にしながら同時に非正規労働保護を強化してい る国で、「柔軟性と安定に対する法(Flexibility and Security Act)」を選ぶ ことができる。スペインとポルトガルのように期間制労働に対する規制を強化 する国もある。英国は、非正規職雇用に対する規制をなくす代表的な国だった が、ヨーロッパ連合の訓令を適用する過程で規制制度が導入されている。 英国も規制制度導入推進 ヨーロッパ連合は、期間制とパートタイムなど非正規労働規制に関する訓令を 作っている。しかしこの訓令は、非正規職雇用そのものに対する規制というよ りも、均等待遇を中心的な目標としている。ヨーロッパ連合の国家では、概し て労動市場柔軟性を拡大しているが、柔軟性だけを一方的に推進しているので はなく、同時に保護も強化している。一部のヨーロッパの国家は仕事を分かち 合うという意味でパートタイムを推奨することもある。しかし、相変らず勤労 条件が悪い臨時職と派遣労働導入には慎重な態度を見せている。 世界的に雇用が不安な労働者層は続けて量産される趨勢だ。ヨーロッパの諸国 家は非正規職雇用に対する脱規制を緩和したり、再度規制する方向に進んでい るが、非正規職または非公式経済に属する労働者が大きく増加している第三世 界では、規制や保護が後続されていないのが実情だ。 イサンハク(民主労総政策局長) 2002-11-07 16:15:28 http://news.nodong.org/readview.php?table=newspaper&item=4&no=1806 Created byStaff. Created on 2002-11-17 07:13:19 / Last modified on 2005-09-05 05:19:11 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | |