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韓国:ニューコア、アウトソーシング電撃実施予定
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ニューコア、今日アウトソーシング電撃実施予定

ニューコア労組、「身をもって防ぐ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年06月04日16時22分

ニューコア保安職員、6時までに江南店に集結指示

6月4日、ニューコアがレジ係業務のアウトソーシングを強行すると発表した。 ニューコア側が5日付でキムスクラブ江南店と野塔店にアウトソーシング業者 の職員を物理的にでも投入することを明らかにしたとニューコア労組が伝えた。 ニューコア側は、アウトソーシング業者の職員を投入するために、全国の保安 職員に対して午後6時までに江南店と野塔店に集結するよう指示したという。 今日の夜間業務からアウトソーシング業者職員を投入する態勢だ。

ニューコア労組は今日中にアウトソーシングするという会社側の行動を身をもっ て防ぐ姿勢で、緊張感が高まっている。ニューコア労組のチェ・ホソプ事務局 長は、「民主労総、サービス連盟、民主労働党地区党委員会などに連絡を取った。 労組の全幹部が集結する予定」と話した。

ニューコア使用側、地労委の調整を無視

ニューコアの一方的な構造調整は、5月15日の京畿地方労働委員会の調整で3週 間延期されていた。ニューコア労組が5月4日に京畿地方労働委員会に争議調整 申請を提出し、京畿地方労働委員会は労使間懸案問題に対する誠実協議を勧告 しながら「協議期間中は労使の懸案問題、つまりアウトレットのPDA導入により レジで働くレジ係とディスカウント・ストア店のレジ係に対し、使用者は配置 転換と非正規職の外注転換を暫定保留する」ことを使用側に指示した。調停期 間は今日(4日)までである。

しかしニューコア使用側は調停期間中に誠実に交渉に臨まなかったという。 ニューコア労組によれば、5月31日の7次団体交渉で使用側は「原則的な立場は 賃金凍結だが、円満な妥結のために賃金案を提示したい」と言っていた。しか し1日に開かれた8次交渉では「労組も修正案を提示しなければ会社案も出さな い」と言葉を変えた。これまでニューコア使用側は一度も賃金案を提示してい ないという。

『0』ケ月契約書で知られるニューコア使用側の非正規職集団解雇に対しては、 労働部が勤労監督を実施したものの軽い処罰が終わった。むしろ安養支庁勤労 監督官は「白紙契約書作成は白紙委任ではないのか、なぜ白紙にサインしたのか、 サインした人が悪い」と話したという。

「絶対に容認できない」

ニューコア労組は使用側の一方的なアウトソーシングの方針に対して「正規職 の雇用をなくし、非正規職を外注化する構造調整に血眼になっている」とし、 「絶対に容認できない」と述べた。

一方、ニューコア労組は5月に争議行為賛否投票を実施し、投票率75%、 賛成77%で争議行為を宣言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-07 05:11:21 / Last modified on 2007-06-07 05:11:23 Copyright: Default

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